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22話 疑問
しおりを挟むレインはそこにいた。
そして何故かヨガに励んでいた。
「おい、体調は悪くないのかよ」
「………すこぶる悪いね。正直何かをして忘れてたいのさ」
「なるほどな……それ、かえって悪化しねぇ?!」
「休めと言ってるのに聞かぬから困ってる。お前、どうにかできないか?」
「休め」
「嫌だね」
「……わたくしめがお世話いたしましょうか?」
「「お願いしゃす!」」
「え?俺売られた気分なんだけど??……分かった、休めばいいんだね、そうするよ」
「わたくしの扱いが罰ゲームみたいですね……あぁ、それもまた良き!」
一人で興奮している悪魔を無視してフェルトラ達はレインの部屋に移った。
先程いた部屋は室内で運動するための部屋らしい。
とはいえ、部屋が小さいので室内でバスケやバレーボールがしたい場合は別の部屋に行くらしい。
「ほぉ、レインの部屋でけぇーな」
「ん?君の部屋も王族だしでかいんじゃないのかい?」
「あぁ。でもここの部屋……まるで王族みたいだな…しかも誰も知らないと。認知されてないのがおかしいくらいの大きな邸宅だ………」
「まぁ、そこはお得意の隠蔽だね…………聞かないんだね」
「誰にでも言いたくない事ぐらいあるだろ?……言いたくなったら言えよ。いつでも聞いてやるから」
レインは微笑んだ。
ナーガは暇そうに欠伸をし、やっと追いついたサーガは首を傾げた。
「わたくしには分かりませんね。人間が何故待とうとするのか、何故……守ろうとするのか」
サーガの言い方はまるで何かを見ていたような言い方だ。
はじめの出会いは最悪だが、純粋な疑問に感じられる。
「ん~、人間だからじゃないかい?」
「はて?」
「今を精一杯生きようとする俺達は時には公ではなく私を優先するだろう。限りある寿命なのだから悔いのないように生きたいと」
「そうでしたね。人間の寿命は短いんでしたね。だからこそ欲深い生き物何でしょう。なるほど、理解まで一歩前進しました」
「おい、お前。本当変わってるな。悪魔が人間を理解しようとはな。主も思うだろ?」
「まぁね。でもそういう悪魔もいていいんじゃないかい?」
レインの言葉にフェルトラは頷いた。
レインはゆっくりとベッドに腰掛け、さらに続けた。
「人間のことを知る事、それすなわち共存の道を見つける事、でもあるからね」
「なるほどな。人間のことを知って共存しようって事か。なんか、レインの言い方が名言っぽくね?」
「そう?いや~照れちゃうね」
ちゃっかりテーブルにお茶菓子を用意してくつろいでいるサーガは言う。
「共存、ですか。無理じゃないですかね?」
何やら上質な紙を見比べ、整頓し、また新しい紙を見ている。
いつの間にかメガネをかけている。
「そのメガネ……確か書類仕事とかにつけてなかったか?」
「ええ。わたくしのマスターはよく見てくれてますね。そうですよ。別に目が悪いわけじゃないので度がはいってはいないのですが落ち着きます」
自分で入れたお茶を飲みまた、紙を見つめて何かを書いている。
「なんだろ……ってコレ持ち出しいいのかよ?!」
「いいんじゃないんですか?特にルールにはされてませんでしたし」
確かにそうだがと難色を示すナーガの手元をレインは覗きわぁ!と驚いたような顔をして言った。
「凄いびっしり書かれてるね…図も表も。けど…これ、計画書かなんかだよね?」
「ええ。年の計画書ですね。そこの飼い犬殿が脱落したため、改める必要ができてしまってわたくしにしわ寄せが来てしまったんですよ。アレでも上位の悪魔ですからね。えぇ、アレでもです」
「何故2度言った!?」
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