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第一章
第9話 ドライブデートでキス
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※琥太郎視点です※
ひとまず家具の類いは郵送した。
男二人もいれば持って帰れないこともなかったが、大きな荷物を持っていたら身動きが取りにくい。
何が言いたいかと言うと、俺は智ともっとデートがしたい。それなのに——。
「智、足痛い?」
「いえ。全然」
「じゃあ、何でそんなにゆっくりなの?」
「それは……」
来る時もだが、智が全然横を歩いてくれない。俺のやや斜め後ろを常にキープしており、家にいる時より口数も少ない。
やはり、俺は嫌われてしまったのだろうか。
恋愛に臆病になってしまった俺。特に昨日の一件(俺が智に告白)から、智との距離も考えていたつもりだった。智に少しでも嫌われないように……と。
しかし、流石にこんなに距離を取られてしまったら、逆に開き直ってしまう。
俺は、とある店の前に立ち止まった。
「三笠先輩?」
キョトンとした智に向き直り、にこりと微笑んでみる。
「レンタカー借りに行こう」
そう、ここはレンタカーの店の前。街ブラデートから、ドライブデートに変更だ。
予定と違うので、智も動揺している。
「三笠先輩。今からランチ行くんですよね? 今流行りの……」
「ランチはするけどさ、俺と歩くの嫌なんでしょ?」
「え、そういう訳じゃ……」
「じゃあ、隣歩いてよ」
意地悪だとは思うが、隣を歩いてもらう為だ。嫌いな相手と車で二人きりになるよりは、隣を歩く方を選ぶだろう。
え? 帰ったら二人きりじゃないかって?
智がそこを許しているのは、単に住む場所がないから。智は、土下座をしてまで……嫌いな俺と添い寝をすることを選んでまで、住むところに困っているのだ。
だから、隣を歩くか車に二人きりかの二択なら、わざわざ智は二人きりの密室空間を選ぶはずがない。
後々虚しくなるだけかもしれないが、開き直った俺は、とにかく『智とラブラブカップルのように隣を歩きたい!』ただそれ一択だ。
「ねぇ、どうする? 隣歩いてくれるよね?」
「うーん……」
智は辺りをキョロキョロ気にしながら、暫し考えた後に、レンタカーの店の自動ドアの前に立った。
「え? 智?」
自動ドアがスーッと開き、智が振り向き様に言った。
「僕、免許ないので。三笠先輩、運転お願いしますね」
「う、うん。良いけど……」
想定外の選択肢すぎて、呆気に取られる。
何故、車を選んだ?
隣を歩くのは嫌なのに、車ならOKなのか?
「智」
先に店内に入った智を追いかけ、俺も店の内へ。智は早々にパンフレットに目を通していた。
「軽自動車で良いですよね? 安いので」
「良いけど、助手席乗ってくれるんだよね?」
俺が運転しながら、智だけ後部座席……なんてことはないよね? もしそうなら泣きたい。
そんな俺の考えを他所に、智は苦笑して応えた。
「僕、そんなに薄情な男に見えます? 三笠先輩一人に運転させて、僕だけ後ろでのんびりなんて出来ませんよ」
「はは……だよね」
床にへたり込みたくなる程に安堵した。
そして、つい男のプライドを見せたくなった。
「やっぱ普通車にしようよ。少し遠くまで行きたいし」
コンパクトな軽自動車より、大きめの普通車を運転できる男の方が何だか格好良く見えそうだ。
「でも、僕、今月そんなにお金使えなくて……バイト代まだ入ってませんし」
「そんなの俺が払うに決まってるでしょ。俺が誘ったんだから」
「いや、それは悪いですって」
渋る智を他所に、俺は店員さんと交渉を始めた。
「——では、こちら本日の十九時までに返却お願い致しますね」
「はぁい」
「当店は、前払い制となっておりますので、宜しくお願い致します」
現金を支払い、鍵を受け取った。そのまま店員に連れられ、車体のチェックに向かう。
「先輩、僕も払いますから」
智がお金を出して来たので、もちろん受け取らずに白いセダンの車体をチェックして回る。
「三笠先輩」
「だから良いって。気になるなら、代わりに後でコーヒー奢って」
「分かりました」
智は、渋々財布をカバンにしまった。
◇◇◇◇
賑やかな街を出て、海沿いを車で走ること一時間弱。
美しい景色と心地良い潮風を感じられる海沿いのドライブは、正にドライブデートにもってこいだ。
狭い空間に二人きり。初めこそ妙な緊張感に包まれたが、車を走らせている内に互いの緊張は解け、他愛無い会話で笑い合うこともしばしば。
もうこれは、付き合っていると言っても過言では無い。いや、過言か。
「じゃあさ、智は高校生の時…………智?」
チラリと横目で見れば、智がコクリコクリと船を漕いでいた。
「ハッ、すみません」
「智、眠たいの?」
「いえ、眠たくありません」
そう言いながらも、智の瞼は今にも閉じかかっている。
頑張って起きようとする智が愛おしい。
「寝て良いよ」
「先輩が運転してくれてるのに……寝る……なんて……できま……」
最後の方なんて何を言っているか分からない程にか細い声だ。そして、とうとう智は夢の中へ——。
「おやすみ。智」
「……」
完全に眠ったようだ。
さて、どうしたものか。
これから海を一望出来るオシャレなカフェでランチをしようと目論んでいたのだが、起こすのも気が引ける。
ドライブデートで眠るなんて良くあること。退屈だから、安心感があるから、理由は様々あるが、智は多分普通に疲れていたのだと思う。
智は新生活が始まったばかり。慣れない大学。初めてのバイト。そして、俺の相手。
新生活というのは、身体の疲れも勿論だが、気疲れもする。その上、俺があの汚い部屋を綺麗にしてなんて無茶な条件を出してしまったばっかりに、智は夜遅くまで掃除をしてくれていた。感謝しかない。
——それから車を走らせること十分。
夏は人で賑わうであろうビーチの駐車場に車を停めた。今はまだ春だから、車は数台程。
車窓から見るに、デートで立ち寄ったカップルと釣りに来た人らだ。ここなら静かで丁度良い。
智は気持ちよさそうに寝ているが、座ったままよりはリクライニングで頭を下げた方がゆっくり眠れるだろう。
(起きちゃうかな?)
心配しつつも、俺は自身のシートベルトを外した後、智のシートベルトも静かに外す。そして、リクライニングのレバーを引こうと、智の向こう側のシートの側面まで手を伸ばす。
(起こさないように、そーッと、そーッと……よし!)
智を起こさずにリクライニングを倒すことに成功した。妙な達成感が生まれる。そして、智を至近距離に感じてドキドキが止まらない。
(智の匂い)
クンクンと匂いを嗅いでから、理性が優っている内に智から離れて定位置に戻る。
それにしても、何故智はドライブデートなら許可してくれたのか。デートと言っているのは俺だけだが……それは良いとして、何故?
考えても分からないが、無防備すぎる智の顔を見ていると、触れたくなってきた。キスしたくなってきた。何ならそのまま最後まで。
しかし、そんなことをすれば智は野宿覚悟で家を出て行ってしまうかもしれない。でも触れたい。
(手だけ、手だけなら良いかな)
起きても誤魔化しがきく。そう思って、智の右手にちょんと触れてみた——刹那、智の体が少しビクッとなった。俺もビクッとなる。
ただ、智はまだ眠っているよう。寝息も聞こえる。
俺は、再びゆっくりと静かに智の手を触った。
(今度は大丈夫そう)
ホッとしながら、その手を撫でる。
撫でていると、俺の愛は本当に重いのだと実感させられる。
だって、今もこの手を離したくない。ずっと一緒にいたい。このまま二人で遠くまで逃げてしまいたい。智が俺を愛してくれなくとも、このまま二人で————。
この間知り合ったばかりなのに、互いに知らないことの方が多いのに、どうしてこうも愛おしいのか。
でも、この気持ちは理屈じゃない。好きなものは好き……それじゃダメかな。
眠っている智の唇に、俺のそれを重ねた。
「好きだよ、智」
ひとまず家具の類いは郵送した。
男二人もいれば持って帰れないこともなかったが、大きな荷物を持っていたら身動きが取りにくい。
何が言いたいかと言うと、俺は智ともっとデートがしたい。それなのに——。
「智、足痛い?」
「いえ。全然」
「じゃあ、何でそんなにゆっくりなの?」
「それは……」
来る時もだが、智が全然横を歩いてくれない。俺のやや斜め後ろを常にキープしており、家にいる時より口数も少ない。
やはり、俺は嫌われてしまったのだろうか。
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しかし、流石にこんなに距離を取られてしまったら、逆に開き直ってしまう。
俺は、とある店の前に立ち止まった。
「三笠先輩?」
キョトンとした智に向き直り、にこりと微笑んでみる。
「レンタカー借りに行こう」
そう、ここはレンタカーの店の前。街ブラデートから、ドライブデートに変更だ。
予定と違うので、智も動揺している。
「三笠先輩。今からランチ行くんですよね? 今流行りの……」
「ランチはするけどさ、俺と歩くの嫌なんでしょ?」
「え、そういう訳じゃ……」
「じゃあ、隣歩いてよ」
意地悪だとは思うが、隣を歩いてもらう為だ。嫌いな相手と車で二人きりになるよりは、隣を歩く方を選ぶだろう。
え? 帰ったら二人きりじゃないかって?
智がそこを許しているのは、単に住む場所がないから。智は、土下座をしてまで……嫌いな俺と添い寝をすることを選んでまで、住むところに困っているのだ。
だから、隣を歩くか車に二人きりかの二択なら、わざわざ智は二人きりの密室空間を選ぶはずがない。
後々虚しくなるだけかもしれないが、開き直った俺は、とにかく『智とラブラブカップルのように隣を歩きたい!』ただそれ一択だ。
「ねぇ、どうする? 隣歩いてくれるよね?」
「うーん……」
智は辺りをキョロキョロ気にしながら、暫し考えた後に、レンタカーの店の自動ドアの前に立った。
「え? 智?」
自動ドアがスーッと開き、智が振り向き様に言った。
「僕、免許ないので。三笠先輩、運転お願いしますね」
「う、うん。良いけど……」
想定外の選択肢すぎて、呆気に取られる。
何故、車を選んだ?
隣を歩くのは嫌なのに、車ならOKなのか?
「智」
先に店内に入った智を追いかけ、俺も店の内へ。智は早々にパンフレットに目を通していた。
「軽自動車で良いですよね? 安いので」
「良いけど、助手席乗ってくれるんだよね?」
俺が運転しながら、智だけ後部座席……なんてことはないよね? もしそうなら泣きたい。
そんな俺の考えを他所に、智は苦笑して応えた。
「僕、そんなに薄情な男に見えます? 三笠先輩一人に運転させて、僕だけ後ろでのんびりなんて出来ませんよ」
「はは……だよね」
床にへたり込みたくなる程に安堵した。
そして、つい男のプライドを見せたくなった。
「やっぱ普通車にしようよ。少し遠くまで行きたいし」
コンパクトな軽自動車より、大きめの普通車を運転できる男の方が何だか格好良く見えそうだ。
「でも、僕、今月そんなにお金使えなくて……バイト代まだ入ってませんし」
「そんなの俺が払うに決まってるでしょ。俺が誘ったんだから」
「いや、それは悪いですって」
渋る智を他所に、俺は店員さんと交渉を始めた。
「——では、こちら本日の十九時までに返却お願い致しますね」
「はぁい」
「当店は、前払い制となっておりますので、宜しくお願い致します」
現金を支払い、鍵を受け取った。そのまま店員に連れられ、車体のチェックに向かう。
「先輩、僕も払いますから」
智がお金を出して来たので、もちろん受け取らずに白いセダンの車体をチェックして回る。
「三笠先輩」
「だから良いって。気になるなら、代わりに後でコーヒー奢って」
「分かりました」
智は、渋々財布をカバンにしまった。
◇◇◇◇
賑やかな街を出て、海沿いを車で走ること一時間弱。
美しい景色と心地良い潮風を感じられる海沿いのドライブは、正にドライブデートにもってこいだ。
狭い空間に二人きり。初めこそ妙な緊張感に包まれたが、車を走らせている内に互いの緊張は解け、他愛無い会話で笑い合うこともしばしば。
もうこれは、付き合っていると言っても過言では無い。いや、過言か。
「じゃあさ、智は高校生の時…………智?」
チラリと横目で見れば、智がコクリコクリと船を漕いでいた。
「ハッ、すみません」
「智、眠たいの?」
「いえ、眠たくありません」
そう言いながらも、智の瞼は今にも閉じかかっている。
頑張って起きようとする智が愛おしい。
「寝て良いよ」
「先輩が運転してくれてるのに……寝る……なんて……できま……」
最後の方なんて何を言っているか分からない程にか細い声だ。そして、とうとう智は夢の中へ——。
「おやすみ。智」
「……」
完全に眠ったようだ。
さて、どうしたものか。
これから海を一望出来るオシャレなカフェでランチをしようと目論んでいたのだが、起こすのも気が引ける。
ドライブデートで眠るなんて良くあること。退屈だから、安心感があるから、理由は様々あるが、智は多分普通に疲れていたのだと思う。
智は新生活が始まったばかり。慣れない大学。初めてのバイト。そして、俺の相手。
新生活というのは、身体の疲れも勿論だが、気疲れもする。その上、俺があの汚い部屋を綺麗にしてなんて無茶な条件を出してしまったばっかりに、智は夜遅くまで掃除をしてくれていた。感謝しかない。
——それから車を走らせること十分。
夏は人で賑わうであろうビーチの駐車場に車を停めた。今はまだ春だから、車は数台程。
車窓から見るに、デートで立ち寄ったカップルと釣りに来た人らだ。ここなら静かで丁度良い。
智は気持ちよさそうに寝ているが、座ったままよりはリクライニングで頭を下げた方がゆっくり眠れるだろう。
(起きちゃうかな?)
心配しつつも、俺は自身のシートベルトを外した後、智のシートベルトも静かに外す。そして、リクライニングのレバーを引こうと、智の向こう側のシートの側面まで手を伸ばす。
(起こさないように、そーッと、そーッと……よし!)
智を起こさずにリクライニングを倒すことに成功した。妙な達成感が生まれる。そして、智を至近距離に感じてドキドキが止まらない。
(智の匂い)
クンクンと匂いを嗅いでから、理性が優っている内に智から離れて定位置に戻る。
それにしても、何故智はドライブデートなら許可してくれたのか。デートと言っているのは俺だけだが……それは良いとして、何故?
考えても分からないが、無防備すぎる智の顔を見ていると、触れたくなってきた。キスしたくなってきた。何ならそのまま最後まで。
しかし、そんなことをすれば智は野宿覚悟で家を出て行ってしまうかもしれない。でも触れたい。
(手だけ、手だけなら良いかな)
起きても誤魔化しがきく。そう思って、智の右手にちょんと触れてみた——刹那、智の体が少しビクッとなった。俺もビクッとなる。
ただ、智はまだ眠っているよう。寝息も聞こえる。
俺は、再びゆっくりと静かに智の手を触った。
(今度は大丈夫そう)
ホッとしながら、その手を撫でる。
撫でていると、俺の愛は本当に重いのだと実感させられる。
だって、今もこの手を離したくない。ずっと一緒にいたい。このまま二人で遠くまで逃げてしまいたい。智が俺を愛してくれなくとも、このまま二人で————。
この間知り合ったばかりなのに、互いに知らないことの方が多いのに、どうしてこうも愛おしいのか。
でも、この気持ちは理屈じゃない。好きなものは好き……それじゃダメかな。
眠っている智の唇に、俺のそれを重ねた。
「好きだよ、智」
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