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第一章
第10話 これは夢、これは夢……じゃなかった。
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※智視点に戻ります※
さて、いつ目を開けようか。
キスをされてから、かれこれ随分経った気がする。しかし、僕は目を開ける勇気がない。
何故って、どんな顔をして三笠先輩と話せば良いのか分からない。それに、多分これは夢だ——。
ドライブ中は快適だった。
三笠先輩の運転は安全だし、会話も楽しかった。周りから非難の声を浴びることもないので、変に自分の価値を下げてしまうこともない。
ただ、僕は眠かった。
退屈とかでは決してない。起きて三笠先輩の話が聞きたかった。それなのに、睡眠不足がたたったのか、眠気が強く出た。
それでも、ドライブ中必死に睡魔と戦っていた。けれど、いつの間にやら眠っていたようだ。
そして、唇に何かが当たって目を覚ました。目を開ければ、三笠先輩の顔面が物凄い近くに。
『————ッ!?』
動揺して目を大きく見開いた。
(これは、まさか……キス?)
何故、三笠先輩が僕に。
これは夢? 夢かもしれない。うん、きっとそうだ。そうに違いない。
三笠先輩は目を瞑っているし、ここは僕も一旦目を瞑ることにした。すると、三笠先輩の唇がそっと離れ、そこで言われた言葉。
『好きだよ、智』
その声は少し震えていた。
そして、本気なのが伝わってきた。
しかし、これは夢。
つまりは、僕が勝手に創り出した都合の良い夢。僕は三笠先輩と、そういう関係になりたかったのだろうか?
いや、僕はバイト先の先輩の佐々木 律が好きなはず。恋愛対象が男なんてあり得ない。
それに、三笠先輩には、未来を共にしたい可愛らしい彼女がいる……多分。だから、万が一にも僕が三笠先輩が好きでこんな夢を見たのだとしても、三笠先輩が僕を好きなんてあり得ない。
良い感じにBGMが流れる車内で、頭だけがフル回転中だ。
ちなみに今現在、三笠先輩に手を繋がれているのだが、自分の手汗が気になってしょうがない。心臓も煩いくらいにドキドキしている。
早く夢から覚めてくれ……そう願うこと一時間。いや、二時間。もしかしたらもっと長いこと経ったかもしれない。それなのに、一向に夢から覚める気配がない。
諦めて目を開けようかとも思うが、目を開けてしまえば、これは現実なのだと実感せざるを得ない。キスや三笠先輩からの告白。全てが現実なのだと。
そんな時だった。僕の腹の虫がグゥと鳴った。
同時に、琥太郎も手をスッと離した。
「智?」
琥太郎が、優しく俺の名を呼んだ。
さすがにもう寝たふりは続けられそうにない。続けたところで……だ。
意を決して、僕はゆっくりと目を開けた。
ずっと目を瞑っていたせいで、一気に入ってきた光に目が眩む。徐々に視界が良好になっていき、青い空と、辺り一面コバルトブルー……とまではいかないが、綺麗な空よりも濃い青い海が見えた。
「智、お腹空いた?」
三笠先輩がいつものスマイルを見せるが、僕はその顔を直視出来ない。
「あ、せ、せ、先輩」
普段通りの三笠先輩に対し、僕は動揺しまくりだ。
「す、すみません。僕、寝ちゃってました」
「ううん。大丈夫。ランチ行く?」
「い、い、今何時ですか?」
聞きながらも自分で車内の時計を見た。デジタル時計は、十四時二十分と表示されていた。
「す、すみません! 僕、二時間も寝ちゃって……」
半分くらい寝たフリだったことは、心の中で謝罪しておく。
三笠先輩は、スマホの画面を見ながら言った。
「行こうとしてた所、ランチは十四時がラストオーダーだって。カフェならやってるけど、どうする?」
「本当、すみません」
何度も頭を下げれば、三笠先輩はフッと笑って言った。
「智、謝ってばっか」
「すみません。だって……」
謝っていないと、さっきの三笠先輩の告白や唇の感触、手の温もりを思い出すから。手の温もりなんて、まだ残ったままだ。
それにしても、やはりあれは夢だったのだろうか。三笠先輩が普通すぎる。
「三笠先輩」
「ん?」
名前を呼んだのは良いが、何も出てこない。何でも良いから、ご飯の話でもして……。
「あの、三笠先輩って、女の子が好きなんですよね?」
なんという質問をしているんだ僕! こんな当たり前のことを聞くなんてアホ過ぎる。
そう思っていたら、三笠先輩はスマホを操作し始めた。そして、すぐに画面をコチラに向けた。
「わ、三笠先輩の高校時代だ。やっぱ格好良いですね」
「そう? ありがとう」
否定しないところが、流石イケメンだ。
「でも、何で突然高校の時の写真?」
不思議そうに聞けば、三笠先輩は隣に写っている友人を指差した。
「こっちが俺の元カレ」
「……は?」
元カレ? 元カノではなく……元カレ?
「俺、ゲイなんだよね」
「え……」
まさかのカミングアウト。驚きを隠せない。
「引くよね」
「いや、その……今時、多様性ですし……」
「無理しなくて良いよ。結局コイツらも、ただヤりたかっただけみたいで、俺が本気で好きって言ったら引いちゃったし」
「そ、そうなんですか……」
三笠先輩に本気で愛されているのに、それを無碍にするなんて。許せない。そして、バカだ————そう思うのは、何故?
「あ、智も、そっちの道に目覚めたら僕が相手してあげるよ」
悪戯に笑う三笠先輩。多分揶揄っているつもりなのだろうが、さっきの告白にキス、そしてカミングアウトされたことから何となく分かる。
恐らく、きっと、多分、自惚れかもしれないが、三笠先輩は僕のことが好きだ。
そして、僕は、ふと思い出した。昨日も告白されていることに——。
『智、好きだよ』
あれは本気だったのか。今更ながら顔が真っ赤になる。
……って、そんな場合ではない。僕はあの後何をした? 三笠先輩から逃げて、拒絶しなかったか? こっちの布団に入ってくるなと、一線を引かなかったか?
だからか。朝から三笠先輩の態度が変だったのは。妙に納得だ。
だからと言って、ここで自分も三笠先輩のことが好きだとは言えない。自分が三笠先輩の事を恋愛対象として好きなのか分からないのはもちろん、相手は芸能人並みに格好良い三笠先輩だ。釣り合わない。
そこに写っている元カレだって、三笠先輩ほどではないが、普通に格好良い。僕とは正反対な、クラスの一軍にいるような明るさが写真からでも見てとれる。
三笠先輩の横にいるべきは、こういうタイプの人間だ。
幸い、僕が起きていたことも気付かれていないようだし、一旦持ち帰ることにしよう。頭がいっぱいいっぱいで、上手く返事が出来そうにない。
「三笠先輩。天気も良いので、コンビニで何か買ってココで食べましょ」
ひとまず、腹の虫を抑えなければ——。
さて、いつ目を開けようか。
キスをされてから、かれこれ随分経った気がする。しかし、僕は目を開ける勇気がない。
何故って、どんな顔をして三笠先輩と話せば良いのか分からない。それに、多分これは夢だ——。
ドライブ中は快適だった。
三笠先輩の運転は安全だし、会話も楽しかった。周りから非難の声を浴びることもないので、変に自分の価値を下げてしまうこともない。
ただ、僕は眠かった。
退屈とかでは決してない。起きて三笠先輩の話が聞きたかった。それなのに、睡眠不足がたたったのか、眠気が強く出た。
それでも、ドライブ中必死に睡魔と戦っていた。けれど、いつの間にやら眠っていたようだ。
そして、唇に何かが当たって目を覚ました。目を開ければ、三笠先輩の顔面が物凄い近くに。
『————ッ!?』
動揺して目を大きく見開いた。
(これは、まさか……キス?)
何故、三笠先輩が僕に。
これは夢? 夢かもしれない。うん、きっとそうだ。そうに違いない。
三笠先輩は目を瞑っているし、ここは僕も一旦目を瞑ることにした。すると、三笠先輩の唇がそっと離れ、そこで言われた言葉。
『好きだよ、智』
その声は少し震えていた。
そして、本気なのが伝わってきた。
しかし、これは夢。
つまりは、僕が勝手に創り出した都合の良い夢。僕は三笠先輩と、そういう関係になりたかったのだろうか?
いや、僕はバイト先の先輩の佐々木 律が好きなはず。恋愛対象が男なんてあり得ない。
それに、三笠先輩には、未来を共にしたい可愛らしい彼女がいる……多分。だから、万が一にも僕が三笠先輩が好きでこんな夢を見たのだとしても、三笠先輩が僕を好きなんてあり得ない。
良い感じにBGMが流れる車内で、頭だけがフル回転中だ。
ちなみに今現在、三笠先輩に手を繋がれているのだが、自分の手汗が気になってしょうがない。心臓も煩いくらいにドキドキしている。
早く夢から覚めてくれ……そう願うこと一時間。いや、二時間。もしかしたらもっと長いこと経ったかもしれない。それなのに、一向に夢から覚める気配がない。
諦めて目を開けようかとも思うが、目を開けてしまえば、これは現実なのだと実感せざるを得ない。キスや三笠先輩からの告白。全てが現実なのだと。
そんな時だった。僕の腹の虫がグゥと鳴った。
同時に、琥太郎も手をスッと離した。
「智?」
琥太郎が、優しく俺の名を呼んだ。
さすがにもう寝たふりは続けられそうにない。続けたところで……だ。
意を決して、僕はゆっくりと目を開けた。
ずっと目を瞑っていたせいで、一気に入ってきた光に目が眩む。徐々に視界が良好になっていき、青い空と、辺り一面コバルトブルー……とまではいかないが、綺麗な空よりも濃い青い海が見えた。
「智、お腹空いた?」
三笠先輩がいつものスマイルを見せるが、僕はその顔を直視出来ない。
「あ、せ、せ、先輩」
普段通りの三笠先輩に対し、僕は動揺しまくりだ。
「す、すみません。僕、寝ちゃってました」
「ううん。大丈夫。ランチ行く?」
「い、い、今何時ですか?」
聞きながらも自分で車内の時計を見た。デジタル時計は、十四時二十分と表示されていた。
「す、すみません! 僕、二時間も寝ちゃって……」
半分くらい寝たフリだったことは、心の中で謝罪しておく。
三笠先輩は、スマホの画面を見ながら言った。
「行こうとしてた所、ランチは十四時がラストオーダーだって。カフェならやってるけど、どうする?」
「本当、すみません」
何度も頭を下げれば、三笠先輩はフッと笑って言った。
「智、謝ってばっか」
「すみません。だって……」
謝っていないと、さっきの三笠先輩の告白や唇の感触、手の温もりを思い出すから。手の温もりなんて、まだ残ったままだ。
それにしても、やはりあれは夢だったのだろうか。三笠先輩が普通すぎる。
「三笠先輩」
「ん?」
名前を呼んだのは良いが、何も出てこない。何でも良いから、ご飯の話でもして……。
「あの、三笠先輩って、女の子が好きなんですよね?」
なんという質問をしているんだ僕! こんな当たり前のことを聞くなんてアホ過ぎる。
そう思っていたら、三笠先輩はスマホを操作し始めた。そして、すぐに画面をコチラに向けた。
「わ、三笠先輩の高校時代だ。やっぱ格好良いですね」
「そう? ありがとう」
否定しないところが、流石イケメンだ。
「でも、何で突然高校の時の写真?」
不思議そうに聞けば、三笠先輩は隣に写っている友人を指差した。
「こっちが俺の元カレ」
「……は?」
元カレ? 元カノではなく……元カレ?
「俺、ゲイなんだよね」
「え……」
まさかのカミングアウト。驚きを隠せない。
「引くよね」
「いや、その……今時、多様性ですし……」
「無理しなくて良いよ。結局コイツらも、ただヤりたかっただけみたいで、俺が本気で好きって言ったら引いちゃったし」
「そ、そうなんですか……」
三笠先輩に本気で愛されているのに、それを無碍にするなんて。許せない。そして、バカだ————そう思うのは、何故?
「あ、智も、そっちの道に目覚めたら僕が相手してあげるよ」
悪戯に笑う三笠先輩。多分揶揄っているつもりなのだろうが、さっきの告白にキス、そしてカミングアウトされたことから何となく分かる。
恐らく、きっと、多分、自惚れかもしれないが、三笠先輩は僕のことが好きだ。
そして、僕は、ふと思い出した。昨日も告白されていることに——。
『智、好きだよ』
あれは本気だったのか。今更ながら顔が真っ赤になる。
……って、そんな場合ではない。僕はあの後何をした? 三笠先輩から逃げて、拒絶しなかったか? こっちの布団に入ってくるなと、一線を引かなかったか?
だからか。朝から三笠先輩の態度が変だったのは。妙に納得だ。
だからと言って、ここで自分も三笠先輩のことが好きだとは言えない。自分が三笠先輩の事を恋愛対象として好きなのか分からないのはもちろん、相手は芸能人並みに格好良い三笠先輩だ。釣り合わない。
そこに写っている元カレだって、三笠先輩ほどではないが、普通に格好良い。僕とは正反対な、クラスの一軍にいるような明るさが写真からでも見てとれる。
三笠先輩の横にいるべきは、こういうタイプの人間だ。
幸い、僕が起きていたことも気付かれていないようだし、一旦持ち帰ることにしよう。頭がいっぱいいっぱいで、上手く返事が出来そうにない。
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