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高校卒業後
崩れていく生活
しおりを挟むそして彼は就職で都内に。私は地元の専門学校に入学した。今までと違って新しい生活。新しい友達。そして新しく始めたバイト。私はその新しい全ての環境かとても新鮮で、高校まで真面目に厳しくやっていた部活からも解放され、ここから私の人生変えてくんだ!とまで思っていた。
そりゃたまに授業サボったりもしたし、夜遅くまでバイトして一限遅刻したりもした。本当にどこにでもいる大学生や専門学生のような生活をしていた。
その新しい生活も落ち着いた頃からだろう。徐々に彼からの連絡は減っていったと思う。
でもそれを気にせずにいられたのは社会人になって彼の方が大変な環境に居たのは分かってたから今度は私が大人しく待つ番だと思っていたのと、専門学校の友達たちのおかげでもあった。
でもきっとそれが逆効果だったのかもしれない。
そして専門一年の9月。私はあることに気づく。それは奨学金が一切振り込まれていなかったこと。毎月決まった額は必ず振り込まれていたはずなのに学費の口座には○○○円程度しか入っていなかった。
不思議に思い通帳を持って再度銀行に行き、印字をしたら毎月振り込まれたあとに引き落とされていた。
それを不思議に思い母親に尋ねると、母親は顔色を悪くして「ごめんね、お父さんに聞いてみるね。」と。
私は生活費が足りなくて一時的に奨学金を下ろしているのならそれは仕方ないと思った。でも母親の反応的にきっと、奨学金を使われていたことは知らなかったのだろう。その日父親と母親の部屋からは怒鳴り合いの喧嘩が聞こえた。
そして次の日母親から送られてきたメール。内容は[話があるからバイト終わったらすぐ帰ってきて。]と。
まぁ予想は当たっていた。父親がキャバクラや後輩達をご飯に連れ回すのに使っていた、との事だった。
そしてもう1つ。
私の学費を払ってしまうと1番上の兄弟の大学4年の後期の学費を払えず卒業ができなくなってしまうということ。そちらを優先すれば私は学費を払えなくなるのて事実上自主退学になるということ。元々遅れたいた学費をこれ以上伸ばせるはずもなく結局、国家試験を受けた兄弟の卒業と就職が優先され私は専門学校をやめることになった。
それが悔しくて、悲しくて、やっぱり私は兄弟の後回しなんだという実感がまた襲ってくる。それをどうしても聞いて欲しくて携帯を見ると気付けば3日も彼とは連絡を取っていなかった。
何回かけても折り返しない電話。そして返事のないメール。
その後1週間待っても連絡が帰ってくることがない携帯を見ながら別れたことを確信した。
学校もどうせやめるからと行かなくなりバイトを増やし少しでも学費のお金を貯めるためにパートタイムで入ったりして日々の時間を潰すことで彼の存在を消した。
そしてそんな希望も夢もない現実を突きつけられた直後出会ったのがあの人だ。
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