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流石に同じ手は何度も食いません
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いきなり女神様を殴り飛ばした私を見て、スベルニールさんと王様は呆然としている。殴られたラケシスさんは立ち上がろうとするが、いち早く我に返ってくれた王様が取り押さえてくれた。しかし、ラケシスさんはそれでも抵抗を諦めず、何とか脱出しようとするが王様の手から何か光が漏れたかと思うとラケシスさんはピクリとも動かなくなった。王様に聞くと、眠らせただけのようだ。
「ちょ、ちょっと望結さん?!ラケシス様に何を!」
それを見たスベルニールさんがはっと我に返り私に詰め寄ってくる。
「スベルニールさん、『真理の魔道具』は持っていますか?」
私はそれを制しながらスベルニールさんに『真理の魔道具』もといスマホを持っているか尋ねる。
「え?ええ・・・」
「貸して下さい!」
私はひったくるようにスベルニールさんの持っていたスマホを取ると、ラケシスさんへとビデオ通話で連絡を取る。すると画面には私がさっき殴り飛ばしたはずのラケシスさんが映る。
『お見事です望結さん。へっぴり腰ながらも素晴らしい左ストレートでした。』
へっぴり腰なのは放っておいてくれませんか?!
「え、ええ?!どうして?ラケシス様は・・・」
「あれは偽物。さっきまで王様に成り済ましていたのはこの人です。」
唖然とするスベルニールさんの疑問に答えながら私は事情を説明する。
「なんと!おぬし、どのようにして此奴が偽物だと分かった?」
「理由として、ラケシスさんは事情があってしばらくこの世界に来ることが出来ませんのでここにいるのは不自然です。それに私はラケシスさんと合い言葉を決めてませんし。」
「なるほど、鎌を掛けてあぶり出したという訳か。」
「そういうことです。」
王様が納得したように頷く。そしてふと思ったように私に問いかけてきた。
「結局の所、此奴は何者なのだ?」
そんな王様のごもっともな質問にはラケシスさんが答えてくれた。
『この人は亡くなった貴方の叔父、ファンデルワース・ド・エルビオン。かつて暴君としてこの国を治めていた者です。』
「馬鹿な!叔父上はこの私が・・・!」
『ええ、貴方がその暴政に反旗を翻し、12年前に討ち果たしました。しかし彼はある神の力により復活を果たしました。』
「なんと・・・」
王様が驚きのあまり目を見開いている。っていうかこの王様、昔王様だった叔父さんを倒して自分が王様になっているのか。なんか複雑だなぁとか思っていたら、ガチャガチャと金属がぶつかり合う音が聞こえ、音のする方を見ると
「王よ!援軍を連れて参りました!」
アウディベル子爵が数10人もの兵士を連れて戻ってきた。それを見て王様は子爵に
「子爵よ。此度の首謀者は捕らえた。この女を連れて行け。」
と、命令する。子爵は王様の指し示すラケシスさんの姿を見て動揺している。
「へ、陛下。この方は女神ラケシス様なのでは・・・?」
恐る恐る王様に問いかける子爵。
「違う。女神様の話では此奴はかつての忌まわしき暴君エルビオン。その生まれ変わりらしい。」
しかし自分の問いかけに対する答えが予想以上のものだったためか、子爵はさらに驚愕していた。
「ちょ、ちょっと望結さん?!ラケシス様に何を!」
それを見たスベルニールさんがはっと我に返り私に詰め寄ってくる。
「スベルニールさん、『真理の魔道具』は持っていますか?」
私はそれを制しながらスベルニールさんに『真理の魔道具』もといスマホを持っているか尋ねる。
「え?ええ・・・」
「貸して下さい!」
私はひったくるようにスベルニールさんの持っていたスマホを取ると、ラケシスさんへとビデオ通話で連絡を取る。すると画面には私がさっき殴り飛ばしたはずのラケシスさんが映る。
『お見事です望結さん。へっぴり腰ながらも素晴らしい左ストレートでした。』
へっぴり腰なのは放っておいてくれませんか?!
「え、ええ?!どうして?ラケシス様は・・・」
「あれは偽物。さっきまで王様に成り済ましていたのはこの人です。」
唖然とするスベルニールさんの疑問に答えながら私は事情を説明する。
「なんと!おぬし、どのようにして此奴が偽物だと分かった?」
「理由として、ラケシスさんは事情があってしばらくこの世界に来ることが出来ませんのでここにいるのは不自然です。それに私はラケシスさんと合い言葉を決めてませんし。」
「なるほど、鎌を掛けてあぶり出したという訳か。」
「そういうことです。」
王様が納得したように頷く。そしてふと思ったように私に問いかけてきた。
「結局の所、此奴は何者なのだ?」
そんな王様のごもっともな質問にはラケシスさんが答えてくれた。
『この人は亡くなった貴方の叔父、ファンデルワース・ド・エルビオン。かつて暴君としてこの国を治めていた者です。』
「馬鹿な!叔父上はこの私が・・・!」
『ええ、貴方がその暴政に反旗を翻し、12年前に討ち果たしました。しかし彼はある神の力により復活を果たしました。』
「なんと・・・」
王様が驚きのあまり目を見開いている。っていうかこの王様、昔王様だった叔父さんを倒して自分が王様になっているのか。なんか複雑だなぁとか思っていたら、ガチャガチャと金属がぶつかり合う音が聞こえ、音のする方を見ると
「王よ!援軍を連れて参りました!」
アウディベル子爵が数10人もの兵士を連れて戻ってきた。それを見て王様は子爵に
「子爵よ。此度の首謀者は捕らえた。この女を連れて行け。」
と、命令する。子爵は王様の指し示すラケシスさんの姿を見て動揺している。
「へ、陛下。この方は女神ラケシス様なのでは・・・?」
恐る恐る王様に問いかける子爵。
「違う。女神様の話では此奴はかつての忌まわしき暴君エルビオン。その生まれ変わりらしい。」
しかし自分の問いかけに対する答えが予想以上のものだったためか、子爵はさらに驚愕していた。
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