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偉い人にはそう簡単には会えない
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翌日、私はヘルゼさんとともに王都イザベルにいた。目的はあの王様に会うためだ。で、イザベルの門をくぐり、王城の入り口までは辿り着いたのは良いんだけど。
「王は忙しいのだ!何処の馬の骨かも知れぬ小娘に会わせるわけにはいかん!!」
と、門番の人に言われてしまったので、仕方なく退散することにした。
「ちょっとミユ、断られちゃったじゃ無い!どうするの?」
ヘルゼさんが慌てたように言う。かくいう私も完全に予想外。だって王様の実印入りの通行証を見せても断られてしまったんだもの。
どうしようかと考えた挙句、私はイザベルの南街にあるアウディベル子爵の家へと向かった。
・・・・・
・・・
南街へは一般人は入れないのだけど、私は通行証があるのですんなりと入れた。でも、ヘルゼさんは私が同伴でも入る事は出来なかったので、東街で待ってもらい、私はアウディベル子爵の家へと向かった。
子爵の家は相変わらず立派で、一見すると何も変わっていないように見えたが、よく見ると、3人の女神像が門の所に新しく設置されていた。でもあの像、かなり美化されすぎな気もするけど・・・
気を取り直して、門番の人に声を掛けてみると、門番の人は私を覚えていてくれたらしく、すぐに確認を取ってくれ、すんなりと中へ通してくれた。
屋敷の中の応接室で待っていると、すぐにアウディベル子爵が入ってきて私を見るなりこう言った。
「なんだ小娘。戻ってきたのか。」
相変わらず高圧的な態度だが、この人は割といい人だと言うことを知っているので、私は臆することは無かった。
「ええ。でもすぐにこの後また戻らなくてはいけないんですけど。」
「で、何故戻ってきたのだ。」
「実は・・・」
私は学術都市エルビスが北に住むファリン族と抗争をしていること。エルビス側はファリン族の住む森にある魔力石を求め、不当な条件でファリン族を従えようとしたが失敗し、一方的に宣戦布告をしたこと。情報操作をしていることを伝えた。
「ふむ、その件で王と謁見がしたいと。」
「はい、学術都市エルビスはあまりにもやり過ぎです。このままではファリン族は全滅してしまいます。なんとかなりませんか?」
アウディベル子爵は暫く考え込んだ後、頷いた。
「しかしエルビスか・・・分かった一筆書いてやるからそれを王城の門番へ渡せ。その間お前はスベルニールの話し相手にでもなっておれ」
そう言ってアウディベル子爵は部屋から出て行き、代わりにスベルニールさんが入ってきた。
「お久しぶりですね望結様。早速で申し訳ないのですけど、旅のお話をお聞かせ願えませんか?」
「良いですよ。」
私はしばらくの間スベルニールさんとのお話を楽しんだ。
「王は忙しいのだ!何処の馬の骨かも知れぬ小娘に会わせるわけにはいかん!!」
と、門番の人に言われてしまったので、仕方なく退散することにした。
「ちょっとミユ、断られちゃったじゃ無い!どうするの?」
ヘルゼさんが慌てたように言う。かくいう私も完全に予想外。だって王様の実印入りの通行証を見せても断られてしまったんだもの。
どうしようかと考えた挙句、私はイザベルの南街にあるアウディベル子爵の家へと向かった。
・・・・・
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南街へは一般人は入れないのだけど、私は通行証があるのですんなりと入れた。でも、ヘルゼさんは私が同伴でも入る事は出来なかったので、東街で待ってもらい、私はアウディベル子爵の家へと向かった。
子爵の家は相変わらず立派で、一見すると何も変わっていないように見えたが、よく見ると、3人の女神像が門の所に新しく設置されていた。でもあの像、かなり美化されすぎな気もするけど・・・
気を取り直して、門番の人に声を掛けてみると、門番の人は私を覚えていてくれたらしく、すぐに確認を取ってくれ、すんなりと中へ通してくれた。
屋敷の中の応接室で待っていると、すぐにアウディベル子爵が入ってきて私を見るなりこう言った。
「なんだ小娘。戻ってきたのか。」
相変わらず高圧的な態度だが、この人は割といい人だと言うことを知っているので、私は臆することは無かった。
「ええ。でもすぐにこの後また戻らなくてはいけないんですけど。」
「で、何故戻ってきたのだ。」
「実は・・・」
私は学術都市エルビスが北に住むファリン族と抗争をしていること。エルビス側はファリン族の住む森にある魔力石を求め、不当な条件でファリン族を従えようとしたが失敗し、一方的に宣戦布告をしたこと。情報操作をしていることを伝えた。
「ふむ、その件で王と謁見がしたいと。」
「はい、学術都市エルビスはあまりにもやり過ぎです。このままではファリン族は全滅してしまいます。なんとかなりませんか?」
アウディベル子爵は暫く考え込んだ後、頷いた。
「しかしエルビスか・・・分かった一筆書いてやるからそれを王城の門番へ渡せ。その間お前はスベルニールの話し相手にでもなっておれ」
そう言ってアウディベル子爵は部屋から出て行き、代わりにスベルニールさんが入ってきた。
「お久しぶりですね望結様。早速で申し訳ないのですけど、旅のお話をお聞かせ願えませんか?」
「良いですよ。」
私はしばらくの間スベルニールさんとのお話を楽しんだ。
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