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次から次へと面倒事が

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さて、風間英二からも聞きたいことは聞いたし、私はそろそろ森に戻って怪我人捜しに行こう。森の中では、まだ灰色の兵士達とファリン族の戦士達や兵士の人たちが戦っている。怪我人がいるなら一刻も早く治療をしてあげたい。

そう思い、急いで準備をしていたその時、グリフォンに乗った兵士が一人戻ってきた。確かこの人は・・・そう、何故か知らないけどこの森に向ってきている軍の将軍に会いに行った人だ。兵士の姿を見るなり、隊長は急いで駆け寄る。

「良く無事で戻った。それで、将軍はなんと?」

「はい。実は、あの軍は王命によってこの森を守護するよう命じられて行軍してきたそうなのです。そして、この森を侵攻しようとする勢力の制圧をした後、エルビスの中枢を制圧しに行くそうです。」

兵士の報告を聞いて隊長は

「なるほど。では我らに対する援軍という訳か。よし、ならばこのことを全員に伝えよ。余計な争いを起こしたくない。」

「了解!」

隊長の指示を聞き、兵士の人は駆けていった。

そして、その入れ替わりとなるようにもう一人。グリフォンに乗って王様のいる王都へ向った兵士の人が戻ってきた。

「ただいま帰還いたしました。大至急お伝えしたいことがあります。」

「うむ、話せ。」

隊長は兵士の人を座らせた。

「まず始めに、こちらに向かっているイザベルの軍隊は王がこちらの援軍として送り込んだものらしいので安心するようにとのことです。」

「それは先程聞いた。将軍に送った奴がお前より先に戻ってきたんでな。」

「そうでしたか。では、ここからが本題です。」

兵士の人が、懐から何枚かの羊皮紙を取り出した。そこにはなにやらびっしりと文字が書かれている。

「王は、エルビスに間者を潜り込ませておりました。その間者からの報告をまとめた者です。」

羊皮紙に目を通す隊長。そしてみるみるその目が驚愕に彩られていく。

「ば、馬鹿な!エリスガル伯爵は正気なのか?!」

「正気かと思われます。なにせ、間者の情報によると残る課題は魔力のみと言うことらしく・・・」

「そうか!それで魔力石を求めてこの森を・・・」

・・・なんか二人で難しい話をしているけど、一体どういうことなのかさっぱり分からない。二人で盛り上がっちゃっているから割って入るのも気が引けるし・・・

「何しとるんじゃ?お主ら。」

と、そこへ幼女(妖精)がやってきた。隊長は幼女(妖精)の顔を見るなり、こう言った。

「エリスガル伯爵が魔神の復活を企てております。この森への侵攻も、全て魔神復活の為だったようです」

嘘でしょ?
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