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ところで、弊社は怪我をしたときって・・・
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さて、戻ってきたのは良いけど、何をしよう。皆が働いているというのに一人だけ休んでいるのはちょっと気が引ける。
でも皆怪我人である私に気を遣って、休むように言ってくる。幼女(妖精)に治癒魔法掛けて貰ったから、治っていないとは家も浮いた実は無いのに・・・
仕方ない。牢屋の方に言って氷室と美奈子から何か目新しい情報が無いか聞いてみるか。これなら文句は言われないでしょ。話してくれるかは微妙だけど。
ちなみに、氷室と美奈子の二人は、それぞれ、砂原達と、佐々木達と同じ牢屋に入れた。流石に男女は分けるけど、個別にしてたんじゃ牢屋をいちいち作るのも大変だし、皆と一緒にいた方が安心できるだろうからね。
・・・・・
・・・
で、牢屋に来てみたのは良いんだけど。
「で、何お前?形振り構わず幼女を人質にしようとしたらタイマンで負けたって?あはははは!」
「う、五月蠅い!こっちだって必死だったんだ!」
「いや、普通幼女だろうが何だろうが、救援に来ると言うことは大層な実力者だろ。普通喧嘩なんか売らないで逃げるって。」
と、氷室が風間英二に思い切り笑われていた。対する氷室は赤面している。
「いやー俺達もその幼女にやられたしなー」
「そうそう、一撃だったよ。マジであの幼女強すぎる。」
「敵の強さは容姿では無く、纏う雰囲気によって判断するのです。」
砂原敏也や佐藤一樹、そして滝隆二にも言われ、氷室は沈黙した。
・・・なんか男子トークに花を咲かせているから、また後で来よう。
で、続いて女子牢の方に来てみたんだけど・・・
「で、美奈子は氷室君と進展はあったの?」
「ふぇ?!な、無いよ・・・それに今は戦いの最中だし・・・」
「捕まったんだから戦いも何も無いでしょ。それに、私たちをここに連れてきてくれた女の人は子の戦いが終わり次第解放してくれるって言うし。」
「そうそう、今後氷室君とどうするか考えていた方が良いって~」
こちらは佐々木薫と鈴木有紗と共に恋バナに花を咲かせていた。ちょっと混ざってみたい気もするが、流石に気が引ける。
私は仕方なく女子牢を後にした。
・・・・・
・・・
で、氷室と美奈子から話を聞くことを諦めた私は、怪我をしてしまったことを女神様達に一応報告しようと思って、スマホを取り出した。
「・・・・?!!」
スマホの画面を見て戦慄した。そこには鬼のように着信履歴が入っていた。その上メールもかなりの量が入っている。
「ま、まじ・・・?!」
あまりにも大量の着歴の数に固まっていると、電話がかかってきた。
「も、もしもし・・・?」
「望結様、ご無事ですか?!」
電話に出たかと思うや否や、アトロポスさんのかなり慌てた声が聞こえてきた。
「意識が途絶えていたので心配しました!大丈夫なのですね?!」
「は、はい。なんとか・・・」
電話の向こうからもの凄く大きなため息が聞こえてくる。
「いいですか、なるべく気をつけてください。あなたがこの任務に失敗したらこの世界滅びる可能性があるので。」
「わ、わかりました。」
電話を切ろうとしたところで、私はふとあることを思いだした。
「あの、一つ聞きたいのですが」
「なんでしょうか?」
「労災って降りますか?」
「・・・望結さん案外図太いですね。わかりました、こちらの世界での治療費に合わせて用意しておきます。」
おっしゃあ!
でも皆怪我人である私に気を遣って、休むように言ってくる。幼女(妖精)に治癒魔法掛けて貰ったから、治っていないとは家も浮いた実は無いのに・・・
仕方ない。牢屋の方に言って氷室と美奈子から何か目新しい情報が無いか聞いてみるか。これなら文句は言われないでしょ。話してくれるかは微妙だけど。
ちなみに、氷室と美奈子の二人は、それぞれ、砂原達と、佐々木達と同じ牢屋に入れた。流石に男女は分けるけど、個別にしてたんじゃ牢屋をいちいち作るのも大変だし、皆と一緒にいた方が安心できるだろうからね。
・・・・・
・・・
で、牢屋に来てみたのは良いんだけど。
「で、何お前?形振り構わず幼女を人質にしようとしたらタイマンで負けたって?あはははは!」
「う、五月蠅い!こっちだって必死だったんだ!」
「いや、普通幼女だろうが何だろうが、救援に来ると言うことは大層な実力者だろ。普通喧嘩なんか売らないで逃げるって。」
と、氷室が風間英二に思い切り笑われていた。対する氷室は赤面している。
「いやー俺達もその幼女にやられたしなー」
「そうそう、一撃だったよ。マジであの幼女強すぎる。」
「敵の強さは容姿では無く、纏う雰囲気によって判断するのです。」
砂原敏也や佐藤一樹、そして滝隆二にも言われ、氷室は沈黙した。
・・・なんか男子トークに花を咲かせているから、また後で来よう。
で、続いて女子牢の方に来てみたんだけど・・・
「で、美奈子は氷室君と進展はあったの?」
「ふぇ?!な、無いよ・・・それに今は戦いの最中だし・・・」
「捕まったんだから戦いも何も無いでしょ。それに、私たちをここに連れてきてくれた女の人は子の戦いが終わり次第解放してくれるって言うし。」
「そうそう、今後氷室君とどうするか考えていた方が良いって~」
こちらは佐々木薫と鈴木有紗と共に恋バナに花を咲かせていた。ちょっと混ざってみたい気もするが、流石に気が引ける。
私は仕方なく女子牢を後にした。
・・・・・
・・・
で、氷室と美奈子から話を聞くことを諦めた私は、怪我をしてしまったことを女神様達に一応報告しようと思って、スマホを取り出した。
「・・・・?!!」
スマホの画面を見て戦慄した。そこには鬼のように着信履歴が入っていた。その上メールもかなりの量が入っている。
「ま、まじ・・・?!」
あまりにも大量の着歴の数に固まっていると、電話がかかってきた。
「も、もしもし・・・?」
「望結様、ご無事ですか?!」
電話に出たかと思うや否や、アトロポスさんのかなり慌てた声が聞こえてきた。
「意識が途絶えていたので心配しました!大丈夫なのですね?!」
「は、はい。なんとか・・・」
電話の向こうからもの凄く大きなため息が聞こえてくる。
「いいですか、なるべく気をつけてください。あなたがこの任務に失敗したらこの世界滅びる可能性があるので。」
「わ、わかりました。」
電話を切ろうとしたところで、私はふとあることを思いだした。
「あの、一つ聞きたいのですが」
「なんでしょうか?」
「労災って降りますか?」
「・・・望結さん案外図太いですね。わかりました、こちらの世界での治療費に合わせて用意しておきます。」
おっしゃあ!
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