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タケルの過去
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エルビス地下研究所
「ぐぁ・・・」
黒いローブを着た研究員が一人、また一人と倒れていく。彼らを倒したのはこの研究所に潜入していたタケルであった。
「よし、これで26人目。そろそろ騒ぎになってもおかしくは無いな」
そう言いながら、研究員に刺さった短剣を抜くタケル。
「エリスガル・・・待っていろ。」
・・・・・
・・・
タケル・・・本名は異なるがここではタケルと呼称する。
彼は130年ほど前にこの世界に転生した転生者である。その時神から貰ったチートスキルは無限の魔力。魔法に関する知識は一切無く、適当な呪文を唱えても魔法が発現することは無かった。だが、自分は魔力はあるけど使い方を知らない。学べば魔法が確実に使えると言う考えに至ったタケルは、学校に通い、魔法に関する勉強を始めた。
すると数年でタケルは東大陸一の魔法使いとまで言われるようになった。
中でもエリスガルとは共に魔法の研鑽を高め合っていた友人であった。タケルは強大な力を持ち、一部からは忌避され、そうでは無くともタケルに近づく者は余りいなかった。
だが、エリスガルは違った。
エリスガルはタケルに対して幾度も魔法による勝負を挑み、負けていた。だが一度負けたからと言って諦めるようなことはせず、タケルに勝つために鍛錬を繰り返し、また作戦を練り上げ・・・
そんなことを繰り返している内に2人の仲はいつの間にか親友と呼ばれるほどにまでなっていた。
そして学校を卒業した2人はそれぞれの道を行くことになる。
実家が貴族で、長男であったエリスガルは、そのまま家督を継ぐことになる。当時の爵位は男爵であった。
一方、庶民の家の出であったタケルは冒険者となり、東大陸のあちらこちらを旅した。卓越した魔法の腕を評価され、時には南の大陸や北の大陸など、東大陸から飛び出したりもした。
そうしている内に彼は結婚。何人もの子に恵まれ、その子達が大きくなり成長すると、今度は孫にも恵まれた。その孫の一人は王都イザベルで魚屋をやっているとか何とか・・・
そんなこんなで平和に暮らしていたが、ある日、タケルの妻は亡くなった。原因はどうにもならない死の病であった。
妻を失ったタケルは茫然自失となり、ある日ふらりと住んでいた村からいなくなってしまった。
そして今から50年前に現在エルビスがある場所にあった森へと辿り着いた。
・・・・・
・・・
(そして今から3年前にエリスガルと再会して酒を飲み合っていたら急に意識が遠くなって・・・罠だと気がついてあわてて転生の術を使って転生したけど、まさか無限の魔力が無いなんてな・・・それに、俺の体が魔力器官として使われているなんて全くお笑いだ。)
タケルは自虐的に笑う。
(さて、そろそろあの馬鹿ぶちのめしに行きますかね)
目の前にある重厚な扉を見てタケルはニヤリと笑った。
「ぐぁ・・・」
黒いローブを着た研究員が一人、また一人と倒れていく。彼らを倒したのはこの研究所に潜入していたタケルであった。
「よし、これで26人目。そろそろ騒ぎになってもおかしくは無いな」
そう言いながら、研究員に刺さった短剣を抜くタケル。
「エリスガル・・・待っていろ。」
・・・・・
・・・
タケル・・・本名は異なるがここではタケルと呼称する。
彼は130年ほど前にこの世界に転生した転生者である。その時神から貰ったチートスキルは無限の魔力。魔法に関する知識は一切無く、適当な呪文を唱えても魔法が発現することは無かった。だが、自分は魔力はあるけど使い方を知らない。学べば魔法が確実に使えると言う考えに至ったタケルは、学校に通い、魔法に関する勉強を始めた。
すると数年でタケルは東大陸一の魔法使いとまで言われるようになった。
中でもエリスガルとは共に魔法の研鑽を高め合っていた友人であった。タケルは強大な力を持ち、一部からは忌避され、そうでは無くともタケルに近づく者は余りいなかった。
だが、エリスガルは違った。
エリスガルはタケルに対して幾度も魔法による勝負を挑み、負けていた。だが一度負けたからと言って諦めるようなことはせず、タケルに勝つために鍛錬を繰り返し、また作戦を練り上げ・・・
そんなことを繰り返している内に2人の仲はいつの間にか親友と呼ばれるほどにまでなっていた。
そして学校を卒業した2人はそれぞれの道を行くことになる。
実家が貴族で、長男であったエリスガルは、そのまま家督を継ぐことになる。当時の爵位は男爵であった。
一方、庶民の家の出であったタケルは冒険者となり、東大陸のあちらこちらを旅した。卓越した魔法の腕を評価され、時には南の大陸や北の大陸など、東大陸から飛び出したりもした。
そうしている内に彼は結婚。何人もの子に恵まれ、その子達が大きくなり成長すると、今度は孫にも恵まれた。その孫の一人は王都イザベルで魚屋をやっているとか何とか・・・
そんなこんなで平和に暮らしていたが、ある日、タケルの妻は亡くなった。原因はどうにもならない死の病であった。
妻を失ったタケルは茫然自失となり、ある日ふらりと住んでいた村からいなくなってしまった。
そして今から50年前に現在エルビスがある場所にあった森へと辿り着いた。
・・・・・
・・・
(そして今から3年前にエリスガルと再会して酒を飲み合っていたら急に意識が遠くなって・・・罠だと気がついてあわてて転生の術を使って転生したけど、まさか無限の魔力が無いなんてな・・・それに、俺の体が魔力器官として使われているなんて全くお笑いだ。)
タケルは自虐的に笑う。
(さて、そろそろあの馬鹿ぶちのめしに行きますかね)
目の前にある重厚な扉を見てタケルはニヤリと笑った。
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