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33 新たな武器と新たな狩場
しおりを挟む装備をいくつか見繕った。
武器は以前使っていたものとほとんど同じ形のものだ。
タケダ曰く、持った時の手触りが違う、らしい。
性能も少しだけ良い。
ついでに、昨日持ち込んだ素材で作られた小盾も購入した。
死んだら終わりのこの世界では、防御は大事だ。
これで少しは戦いやすくなるだろう。
≪ショートソード≫
武器/片手剣 レア度:E 品質:C
Atc:+10 Matc:0
金属で出来たやや短めの片手剣。
扱いやすく、広く普及している。
マッスル☆タケダの銘が入っている。
≪足軽クワガタの小盾≫
武器/盾 レア度:E 品質D+
Def:+8 Mdef:0
足軽クワガタの甲皮をそのまま利用した小盾。
左腕に固定して使用する。
薄い鉄板よりも丈夫で軽い。
「ありがとうございます」
「毎度あり。剣に関しては素材を持ってきてくれればオーダーメイドも受け付けるぞ。何分安い金属しか揃ってなくてな」
「使えそうな素材を見つけたらすぐに持ち込みますね」
「よろしくな。モグラの野郎、最近ウチに素材持ってこねぇんだ」
「そうなんですか?」
タマと遊んでるモグラの方へ視線を向ける。
「あー、他の友達に卸してるんだよ。タケダは一人でも逞しく生きていくだろうけどそっちは目が離せないやつでさ。正直商売向いてないと思うんだけど」
「なるほど。色々あるんですね」
「お金が増える仕組みを理解出来ないみたいなんだ。悪い奴じゃないからなんとかしてあげたくてね」
世の中色んな人がいるものだなぁ。
その分タケダには俺が頑張って素材を提供しよう。
そして色んな装備を作ってもらうんだ。
というわけで、そろそろ狩りにでも出掛けようかな。
当面は剣に使えそうな珍しい素材でも目標にしよう。
「それじゃあ俺は狩りにでも出掛けますね」
「もぐら、マッスル、ばいばい!」
「俺も狩りだー。またね、ナガマサさん。タケダもそれじゃ」
「おう、みんなまたな。俺はここで露店してるからいつでも来いよ」
さて、そして俺が来たのは久しぶりの冒険者ギルドだ。
何故ここに来たのか?
情報収集の為だ。
以前は思いつきのまま新しい場所に行って、死んでてもおかしくない状況になってたからな。
これから行く場所のことくらいは調べておきたい。
モグラに聞けばよかったのかもしれないけど、いつまでも頼ってばかりじゃいられない。
これは俺の第二の人生で、冒険者をやって生きていくんだ。
自立出来るようにしておかないとダメだと俺は思う。
冒険者ギルドの中にはいくつか受付がある。
その中でも総合サービスの窓口ならきっと色々教えてくれるだろう。
「冒険者ギルドストーレ支部へようこそ。本日はどのようなご用件でしょうか?」
「この街の周辺のモンスターについて聞きたいんですが」
「モンスターの分布ですね、かしこまりました」
大体ストーレの街の周囲8マスと、その一個向こうの4マスについての情報をもらえた。
南側は草原から森に続いている。出現するのは蟲や爬虫類。
西側は草原地帯が続く。ダンジョンが一つあるらしい。植物系や動物系のモンスターが良く出る。
東は草原から荒地に続く。その向こうは海らしい。
北は山へ続いている。狼や鳥なんかの猛獣が潜む。
ざっくりまとめるとこんな感じだ。
いくつかMAPを越えると他の街なんかもあるらしい。
悩む。
これだけだとどんな素材がとれるとか分からないからな。
聞いてみるか。
「防具や武器の素材になりそうなモンスターってこの辺りにいますか? 頑丈だったり鋭い角があったり」
「そうですね、鎧でしたらストーレの森のクワガタですとか、武器なら山脈を辿って行けば鉱山地帯に鉱石を体に含むゴーレムが出現するそうです」
「なるほど。ありがとうございました」
「お気をつけて」
参考になった。
さすが冒険者ギルドの受付のお姉さん。
知識もしっかりある。
候補としてはやっぱりクワガタかゴーレム。
でも山脈を辿って行くって、どのくらい遠いのか今一想像出来ない。
ここは近場とも言えるストーレの森から攻略してみよう。
最深部でもそんなに難易度高くないだろうし。
タマは最強だし、俺も普通じゃありえないステータスしてるからきっと大丈夫だろう。
そうだ、おろし金も暴れさせてやらないといけないしな。
そうと決まれば早速森へ出発だ!
「行くぞタマ!」
「おー!」
「ご利用ありがとうございました」
冒険者ギルドを飛び出して南の門へ。
道中、回復アイテムを売ってそうな露店に立ち寄りつつ森へと向かう。
さーて、いい素材が拾えるといいなー。
森に到着した。
武者クワガタはいない。よし。
むしろ出会っても倒せるんでは。
実際タマは倒してるんだし。
とりあえずはおろし金を召喚だ。
コインを放ると、地面に2m程の大きなトカゲみたいなモンスターが現れた。
アイコンは緑だ。
「おろし金ー! よーしよしよしよし」
「あんまり撫でると怪我……しないか」
タマのVitは800を越えている。
生半可な攻撃じゃダメージにならないだろう。
ミーガンの鎌も俺に対してほとんどダメージになってなかったし。
今の状態でもある程度先に進める気がするけど、油断はしないでいこう。
「それじゃあ出発だ。行けるところまで行くぞ」
「おー! ぜんそくぜんしんだー!」
「キュルル!」
全速前進するとおろし金がついてこれないから普通に歩いてな。
先に進みながら出会うモンスターを狩っていく。
御馴染のプルンや足軽クワガタ、そして前回姿だけ見てタマに葬られていたヘビ型モンスター。
名前は≪青准士官≫。
ここまではタマの一撃で倒せる。
新しい剣も相変わらず使いやすいから、俺も苦戦していない。
そしてレベルアップもした。
名前:ナガマサ
種族:人
Lv:11(1↑)
Str:20(+270)
Vit:4(+450)
Agi:30(+910)
Dex:20(+2)
Int:24(14↑)(+270)
Luc:2
職業:挑戦者(チャレンジャー)
職業Lv9(2↑)
スキル
サバイバルの心構え Lv4
武器修練 Lv6(1↑)
武器適正・片手剣 Lv5(1↑)
リラックス Lv6(1↑)
魔法適正 Lv1
属性適正・無 Lv1
フルスイング Lv1
目印 Lv1
応急手当 Lv7(6↑)
武器修練・片手剣 Lv5(1↑)
無属性魔法・下級 Lv1
スマッシュ Lv1
魔力の波動 Lv1
敏捷強化 Lv6(2↑)
生命力強化 Lv5(2↑)
筋力強化 Lv1(New)
知力強化 Lv1(New)
我が道を行く Lv10
解放の左腕 Lv9(2↑)
解放の右腕 Lv7(4↑)
解放の左脚 Lv10(9↑)(MAX)
解放の右脚 Lv1(New)
成長促進 Lv1(MAX)
取得経験値増加 Lv10(MAX)
無刀両断 Lv5
神脚疾駆 Lv1(New)
色々上がってる。
職業スキルは考えてた通りステータス強化をとっていく。
えぐい上がり方してるのが分かったし、実際強いからな。
とってなかったら、ミーガンをいじめることも出来なかったかもしれない。
ユニークスキルの方はまず≪封印の右脚≫が≪解放の右脚≫に。
格闘攻撃の威力をスキルレベル倍というシンプルな効果。
マックスだと相乗効果で100倍になる。
≪解放の左脚≫もだけど、ミーガンを蹴りまくったせいで一気に上がったな。
新しいユニークスキルも蹴りと速度に補正のかかるスキルをとった。
スピード型ってかっこいいよね。
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