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二学期 三章 青春大運動会
011 第一回 チキチキ青春大運動会
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秋の近づきを感じさせる高い青空。澄み割った空が美しい、素晴しき体育祭日和。
見慣れた校門前には、『第1回 チキチキ青春大運動会』という見慣れない看板が掛けられている。我が校の体育祭は、誰の提案か知らんが今年からネーミングが変更されたようだ。
「只今より、第1回 チキチキ青春大運動会を開始します。校長先生の話は、今年度から生徒からの要望により省略します。プログラム一番は、肉のお兄さん主導による筋肉体操です。」
「いや、さすがに校長可哀そうだろ。校長、話す気満々で朝礼台上がろうとしてたぞ。」
俺の言葉に、帰宅部の田中が「まぁ話が長いって不満出てたからね。」と宥めるように言った。田中とは前の球技大会以来、よく話すようになった。
ボディビルダーみたいな半裸の生徒が壇上にあがり、謎の筋肉体操を全校生徒で行った。準備体操を終え、みな観覧席へと座る。
「プログラム二番は、例年のパン食い競争改め、神戸北野坂の某ホテル提供による、『世界一の朝食早食い競争』です。」
「何それ……、誰だよそんな馬鹿な提案した奴は……。」
俺の疑問に、我がクラスのクラス委員長がその犯人を教えてくれた。
「一年生の桜木ちろるって子による提案らしいよ。『どうせなら美味しい物を吊った方が、みんなやる気でるでしょ』って、女子全員賛成により可決に至ったらしいわ。」
「いや、多分だが……某ホテルの世界一の朝食が食べたかっただけだろ。」
クラス委員長は颯爽と立ち上がり、入場門へと歩き始めた。
「そして私も出場するから、応援お願いね!」
「お、おう……。」
この競技への参加者は全員女子だった。そしてその中には、提案者である桜木ちろるはもちろん、我がクラスの委員長、そして三年の言葉先輩も出場していた。
号砲の合図により、紐に吊るされた最高級クロワッサン、イタリア産プロシュートなどを咥えては、また次のメニューに向かって走っていく。
「ただの優雅な朝食じゃないか。」
まぁちろるの言う通り、どうせ食べるなら、ただのパンよりも美味しい物を吊った方がやる気はでるのかもしれないけれど。
「いっちばーん!」
最初にゴールテープを切ったのは、提案者のちろるであった。クラス委員長は二位で、最下位の言葉先輩はリスのように頬にいっぱい詰め込んだままゴールしていた。
見慣れた校門前には、『第1回 チキチキ青春大運動会』という見慣れない看板が掛けられている。我が校の体育祭は、誰の提案か知らんが今年からネーミングが変更されたようだ。
「只今より、第1回 チキチキ青春大運動会を開始します。校長先生の話は、今年度から生徒からの要望により省略します。プログラム一番は、肉のお兄さん主導による筋肉体操です。」
「いや、さすがに校長可哀そうだろ。校長、話す気満々で朝礼台上がろうとしてたぞ。」
俺の言葉に、帰宅部の田中が「まぁ話が長いって不満出てたからね。」と宥めるように言った。田中とは前の球技大会以来、よく話すようになった。
ボディビルダーみたいな半裸の生徒が壇上にあがり、謎の筋肉体操を全校生徒で行った。準備体操を終え、みな観覧席へと座る。
「プログラム二番は、例年のパン食い競争改め、神戸北野坂の某ホテル提供による、『世界一の朝食早食い競争』です。」
「何それ……、誰だよそんな馬鹿な提案した奴は……。」
俺の疑問に、我がクラスのクラス委員長がその犯人を教えてくれた。
「一年生の桜木ちろるって子による提案らしいよ。『どうせなら美味しい物を吊った方が、みんなやる気でるでしょ』って、女子全員賛成により可決に至ったらしいわ。」
「いや、多分だが……某ホテルの世界一の朝食が食べたかっただけだろ。」
クラス委員長は颯爽と立ち上がり、入場門へと歩き始めた。
「そして私も出場するから、応援お願いね!」
「お、おう……。」
この競技への参加者は全員女子だった。そしてその中には、提案者である桜木ちろるはもちろん、我がクラスの委員長、そして三年の言葉先輩も出場していた。
号砲の合図により、紐に吊るされた最高級クロワッサン、イタリア産プロシュートなどを咥えては、また次のメニューに向かって走っていく。
「ただの優雅な朝食じゃないか。」
まぁちろるの言う通り、どうせ食べるなら、ただのパンよりも美味しい物を吊った方がやる気はでるのかもしれないけれど。
「いっちばーん!」
最初にゴールテープを切ったのは、提案者のちろるであった。クラス委員長は二位で、最下位の言葉先輩はリスのように頬にいっぱい詰め込んだままゴールしていた。
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