俺と俺の天使と俺の上司

ビーバー父さん

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天界よいとこ一度はおいで

裏切り

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「え?
 ここ、ウリエル様の部屋だよね!?
 しかもベッド!!
 ダメだよ、それ!」

青筋を立てながら、繋がってるよく知らない天使と青ヒゲに向かって怒鳴った。

「やめ!
 静かにしろ!
 いや、してください!」

天使は、うーん、下級天使?なのか?

「ちょっと、お前さ奉仕の人間がなにやってんの?
 ここに入れる筈ないじゃん!」

「そんなことより、ウリエル様が好きだったんじゃないのか?
 お前こそ、何やってんだよ!!」

青ヒゲクソハルカは、アプローチをかけても手を出してこないから、こいつとやってウリエルに犯されたと言うつもりだとか。

もう、クズすぎる。

「出て行け、お前ら良い加減にしろ!
 処罰を受ける事を覚悟しておけ!」

「なに言っちゃってんの?
 お前が言わなきゃわかんない話じゃん」

青ヒゲはどこまでいってもクソだったわ

「俺が言わなくても、ウリエル様は審判の目を持っているんだ
 こんな偽装がわからない筈ないだろ!
 アホか!」

「アテにならない審判の目だよね。
 僕、ずっとこうやって来たけど、咎められた事ないし」

咎められないからOKじゃないんだよ。
咎められてからじゃ遅いだろってーの!

「とにかく、出て行け!
 ちゃんと片付けろよ!」

俺はもう、呆れて腹を立てるのも馬鹿らしくなった。

関わりたくない、関わらない事が一番の防衛策だ。

落としていたタオルや着替えをしっかり拾って、当然こいつに嵌められない為にって言う本能的なものもあったから、ちゃんと確かめて出ようとした所で、下級天使の奴につかまった。

「離せ!」

「お前が口を開いたら困るんだよね
 どうせ死んでここに来たんだろうから
 もう一回死ねば良いんじゃないかな?」

「お前、ただの下級天使じゃないのか?」
 
人を死なせる事が下級天使には出来ない。
せいぜい暴力や暴行程度だ。
それでも大問題だけど。

死、と言う判断は中位三隊以上つまり、悪魔と戦う、もしくは堕天使と判断した時に行使する権限になる。

「あぁ、俺、力天使ヴァーチュースだから
 お前が悪魔と通じてると言えば良いだけさ。
 だから始末したとね。
 それが嫌なら、俺に抱かれろ
 こんな髪をして、小汚い姿だけど
 お前、物凄く綺麗な奴だろ」

床に押さえつけられ、今日の作業のために着ていた服を引き裂かれた。

「やめろ!」

「余計にそそるだけなんだけど」

滅茶苦茶に暴れたけど、体格も力も何一つ敵わない。

「いい加減、コイツとは飽きてたし
 お前がこれから俺の相手をしろよ
 な?
 悪い取引じゃないぞ?」 

ニヤニヤ笑って俺の体を弄る。

「ふざけるな!!
 ウリエル様の寝室でお前らがして来た事をぶち撒けてやる!」

「あー、ハイハイ、可愛いねー
 ここじゃ、ウリエル様が戻って来そうだから、俺の部屋行こっか、ね」

口に引き裂いた服で猿轡をされ、体はタオルでぐるぐる巻きにされた。

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