ヘビ女王の異世界建国記 ~子育てしながら魔王を目指すぞう! アレ!?~

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第一章・生きるため

第18話 神無の月二十一日・リスティアちゃんの涙 ①

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 人間との戦闘が終わっていた。子供たちが生まれるから、ずっと住んでいた家のような場所が既に崩されてしまった。

 これからはどうすればいいの? やはり、外の世界にいかなければならないよね。うん、彼らはもう十分強くなっていたよ。もう安心できるよ! 

 今一番弱いのは、我かもしれないよ…… ね。 いけない!! 我はお母さんだよ! 子供たちを守るのはお母さんの責任よ! 早く進化して、強くなったら、彼らを守れるよ!!

「あなたたち、外の世界…… 見に行きたいの?」

 質問を聞いて、三人が互いに目を合わせっていて、明るい笑顔に表していた。

「この言葉、ずっと待ってるぜ!」

「母上と一緒なら、拙者はどこでも行ってござるよ!」

「お姉様! あれはあたしのセリフですよ! もう!!」

 リスティアちゃんが頬を膨らんで、定番の可愛いリスのような顔に表していた。

「サッ、サッ」

 色とりどりの小鳥が森の奥から飛び出していた。

「ウフフ~ あなたたち!」

 リスティアちゃんが小鳥たちを呼び掛けながら、空に飛んでいた。

 小鳥たちが彼女に囲まれて、冴えた鳴き声がしていた。

 彼女が小鳥たちと一緒に笑って、まるで天使のように空で自由に舞えている。雲に覆われている空も晴れになった。まるで、彼女たちのこと喜んでいるのようだ。

「アハハ~ お母様! この子たちを一緒に連れでいいですか!」

 どうやら、彼女と小鳥たちが既にとても仲良い友達になったらしいね。でも、未知の世界には危険に満ちている。残念ですが、それは無理だった。

「それはダメよ! あの子たちにとって、外の世界は危険すぎよ! でも、今日だけはあの子たちと思う存分遊んでくれよ!」

「お母様のケチ…… でも…… この子たちのためなら…… わかりました~」

 元々、出発の一日ぐらい遅くなんて、大事ではなかった。みんなが出発を準備するなら、およそ一日かかるようだ。

 正直言い、家族の中に一番心配したのは、彼女であった。末っ子の彼女がいつも皆に甘やかされていたため。わがままな子になるのではないかとずっと心配していた。

 しかし、今の様子を見ると。お母さんは安心したよ! 思う存分遊んでくれ、リスティアちゃん!!

【魔物接近中!ゴブリンロード70体です!】

 ゴブリンロード!! あれはリグナクス地下大迷宮の魔物であったよ! そして、あのダンジョンの入口は既に崩れたはず…… 何故!?

「母さん! リスティア! 気を付けて! 敵がもう来るぜ!」

 クリオ君とセルシアちゃんも敵のことを気付いていた。戦いの構えを取っていた。

「お兄様、お姉様! 敵は全部あたしに任せてくださいよ! あなたたち、ここは危険よ、早く逃げてください!」

 小鳥たちが彼女の言葉を理解したように、川の下流へ飛んでいた。

「友達と遊ぶことを邪魔する奴よ!! あたしのイライラを受け止めましょう!! メテオインパクト!!」

 空に大きい魔法陣が現れていた。その中から巨大に燃えている隕石が魔物たちに緩めて落ちている。まるで世界終末の前兆みたいな光景だった。

「ドッガン!」と地面に当たって、広い炎の爆風が起こっていた。魔物たちが全部灰燼に返していた。

【…… 7000EXPを獲得しました。種族レベルが30に上がりました。進化可能になります】

 進化!! 今すぐやるの? 前に結構時間をかかっていたね。まぁ…… 後にしよう。

 しかし、なぜダンジョンの魔物が外へ、出口が壊れたはず……

「お母さん!! 皆!! 早く逃げろう!!!」

 森からエクロス君の声が聞こえてきていた。彼が物凄いスピードでこっちに飛んで来ている。

 逃げてっで! 何のこと? そして、彼は眉毛を顰めて、不安だらけな顔をしている!! これは、一体……!

「ホウイ――――!」という鳥の鳴き声が響いていた。

 ……! これは! どしても忘れられなかった声だった!!!

 地下八階に棲でいるはず蒼い鳥の姿が、上空に現れてしまった!!!

 その強さ、我がはっきり分かったよ! 氷属性を無効化できない子供たちにとって、絶対に敵わない相手であった! 早く逃げないと…… 皆が死んでしまう!

 何故蒼い鳥がここに現れたのか? フェニックスと一緒じゃないの! どうして!

 蒼い鳥が空に飛んで、全身が凄まじい凍気に覆われていて、頭部の上に白い冷気を凝っていた。

 下から眺めると、あれが…… オーロラだ!!!

 突然、冷気の間中に光が閃いていた。真っ白な光線が目に見えないスピードで我らにいる場所へ射して来る!!

 三人の子供が既にその光景に震撼されてしまい、動かなってしまった。 

 まずい!! 早く体でそれの止まらないと! 皆が死んでしまう!!

 我が渾身の力で前に飛び出している。いくら氷属性が無効化できても、その冷気に含まれている身を切りように寒さという死の恐怖を感じられてしまった。

「シャドウホール!」

 光線に命中される寸前に、前に暗いホールが現れていた。光線を呑み込んでいた。

 これが! エクロス君のシャドウホールだ! 

「お母さん! あのフロストアウェスが私たちに敵わない相手だ!! 早く川の下流に逃げてくれ!!」

 フロストアウェス? 蒼い鳥のこと? いや、今は考える時間じゃない!!

「クリオ君! セルシアちゃん! リスティアちゃん! もう時間がない!! エクロス君の言う通り、早く逃げてくれ!!!」

 三人が我の呼び声を聞き、やっと危険を気が付いていた。

「わ、わかった! 獣化シアリオー・モフォーシズ!」

 クリオ君が銀色の犬に変身していた。

「母さん! 早くオレを乗れ!! セルシアとリスティアも早く飛んで逃げろう!!」

 二人も危険を意識していたそうだ。こっちに飛んで来る。

 しかし、もう遅くなってしまった。フロストアウェスが再び、白い冷気を凝っていて、もっと凄まじい冷気がこっちに狙い撃ってしまった。

「シャドウホール!」

 エクロス君がもう一度シャドウホールを放っていた。しかし、今回の攻撃がホールに貫通してしまった。一番近いセルシアちゃんとリスティアちゃんに襲い掛かってしまう。

 この状況に直面して、我が考えせずに彼女たちを抱き締めて、攻撃に背中を向けている。

「お母様! 放して! このままじゃ、お母様が死んでしまうよ!!! お母様!!!」

「母上! 拙者を放して! 母上!!!」

 彼女たちが叫びながら、渾身の力で振り切っているが。我が必死に彼女をしがみついている。

「大丈夫! お母さんは死なない! 安心して!」

 …………
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