称号『嫌われし者』を持っていた筈なのに、知らぬ間に称号『愛されし者』に変わっていました

ディディー

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町を出て…

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「さーて…勢いで出たけど…どこにいこうかな…」

適当にブラブラ歩きながら、呟く。

「取り敢えず見晴らしの良いところにいって辺りをみてみるかな…」

山の頂点に向かって登り始める。

「ふぅ、私、意外と体力あったのね…あんな遠くから、登ってきたなんて…」

そう呟きながら、登り始めたところを目を細めながら見る。
そして、全く忙しくない呼吸を更にゆっくりにし、辺りを見回す。

「高っ!これなら大分遠くまで見えそう!・・・あの大きな町、何だろ…大きく何か彫ってるみたいだけど流石に見えないな…」

気になった私は、そこに向かって歩くことにした。

道中、魔物に出会った。

だが、殆ど雑魚で簡単に倒せた。
たま~に強そうな魔物も出たが、それも簡単に倒せた。
主にメジャーな『ファイヤーボール』を使ったり、たまに、闇魔法の『グラトニー』や、『アビス』なども使い、倒したりもした。
ちょっと強すぎたりもしたが、試したかったので仕方がない。

さて、そうこうしている内に、着いたようだ。

「王都?通りで大きいわけだ…!」

上の文字を見上げながら、納得する。
 
「じゃあ…あそこの門から…あ、門番さんがいる。」

門に向かって歩いていると、門番を見つけた。

 
「門番さん、こんにちは!」

「おぉ、こんにちは、王都に入りたいのか?」

「はい!」

「えーと、身分証は持っているか?」

身分証?ハレストでもらったギルドカードじゃダメかな?

「あの、これじゃダメですか?」

「うん?これ、どこのギルドカードだ?」

「え?ハレストっていう町ですけど…」

何か問題でもあったの?と、途端に不安になる。

「どっ、どうしたんですか?」

「いや、聞いたことのない町でな…ちょっと確認してくるから、待ってろ」

「はっ、はい」
 
私が返事したのを確認すると、門番さんは足早に門の向こう側へと行ってしまった。

 
少しして、門番さんが帰ってきた。

「遅くなってしまってすまない!探すのに苦労してしまって…」

門番さんは余程急いでくれたのか、息を切らしている。

「大丈夫ですか?あの、これお水…」

アイテムボックスから、水を取り出す。

「あっ、ありがたく頂戴するよ…」

門番さんは、水をグビッと一気に飲む。

「あぁ、生き返ったようだよ…それにしてもアイテムボックスか、便利な魔法を習得したな」

「そうですね、便利です!」

「あっ、そうだ、そのギルドカードなんだがな?王都と連携できてなくてな…すまんが、ここの冒険者ギルドで新しく、ギルドカードを作ってきてくれるか?」

「分かりました!」

問題はなかったみたいでホッとする。

「あぁ、一応犯罪歴がないか、調べさせてくれるか?」

「はい、構いませんよ」

何だろ、水晶とかに手をかざすのかな?

予想通り、門番さんは水晶を出し、私に手をかざすように言った。

勿論、犯罪歴はなく、すぐに門を通された。

周りの人に道を聞きながら、冒険者ギルドに着くことができた。

「ここがギルド?大きすぎない?!」
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