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冴えないオッサン、宇宙人に押しかけられる
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ある晩、それは落ちてきた。
突然のことだった。
寝耳に水とはこのこと‥いや、寝耳に隕石、である。
ドーーーーーーーーーン!!
という今まで聞いたことのない爆音と振動で俺は飛び起きた。
すわ地震かっ!?
暗闇の中、枕の下のスマホを取り出し確認する。
しかし、ニュース速報もSNSも静まりかえっている。
少し検索してみるが地震などはかすりもせず、2、3日前の遠い地方の震度3程度の情報が出てくるだけだった。
なぁんだ。寝ぼけていたのか。
変な夢を見たものだ。
時間を見ると2時半過ぎ。
疲れていたんだろう、眠いし。寝よう。
俺は布団を頭までかぶると、もう変な夢を見ないように楽しい妄想を頭に浮かべながら睡魔に身を委ねた。
(石油王とオトモダチになれますよーに‥ウヒヒ‥)
俺は佐倉井樹生(さくらいいつき)という32歳の冴えないオッサンだ。
彼氏いない歴32年。
そこそこ中堅の会社でデスクワークをしている。
最近の世情を考慮して週の半分は出社し半分はリモートワークである。
彼氏がいないというのはあれだ。
まあそういうことだ。
誰にも話したことはないが、恋愛対象が男なのだ。
友達も少ない隠キャの上に好きなのが男でしかもマンガやアニメや小説の中のキャラだからもう諦めている。
人生を。うん。
平和に一人で暮らすさ。
そして通勤にギリギリ1時間半の、ちょっと古い駅近のボロボロの戸建てを買ったところだったのだ。
次の日の朝、眠い目を擦りこすりカーテンを開けて枕も元のスマホに手を伸ばした俺はギョッとした。
布団に‥
いや、ベッドごと?
バスケットボール大の黒い穴が空いているのだ。
な、なんなんだこれ!?
昨日寝る時はなかったぞ?
そういえばすごい音がした夢を見た気がするが‥
布団の穴の周りが微かに焦げている。
ハッと天井を見上げた俺は絶句した。
天井に穴が!!!
ちょ、これは、い、隕石とやらではないか!?
俺の家は築60年超えの一戸建てボロ平屋である。
しかし、購入したのはわずか1年前である。
内装を多少整えて住みやすくはしている。
新居といえば新居なのだが‥???
こわごわ覗いてみると上は青空らしき青い光が見えた。
首がギギギと鳴る。
今度は下を見る。
黒い布団の穴の中には隕石が‥?
と思ったらズボッ!と穴の中から球体が飛び出してきた。
「うぉぉぉぉっ!?」
驚いて尻餅をついた。な、何が起こってるんだ!?
その球体はビー玉くらいの大きさで、キラキラと銀色に輝いていた。
そして、日本語で喋った。
「おはよういい朝だな、地球人のオス!オレ様は宇宙人のたまごである!」
「うわぁーーーーーッ!?」
俺は恐怖のあまり叫んでしまった。
「いい朝じゃねーよ!!!
自宅の天井に穴開けられてんだぞ!?
器物破損及び家宅侵入罪じゃねーかァァ!!」
「む‥?そうか、地球は雨というものが降るのだったな。巣に穴を開けてしまうと不都合ということか。すまない、ここはオレ様も住むつもりなので補修しよう。」
「は?」
いま、住むと言ったかな?
怖すぎる!
「しかし、この姿のままでは補修もままならん。ちょっとオマエ、オレ様を孵化させてくれ。」
「え?オマエって、俺のことですか?」
まったく話が突然で見えてこない。
孵化ってなんだ?鳥の卵の孵化で解釈合ってんのか?
「そうだ、オレ様の前にオマエしかおらんだろう?
さあ、オレ様をあたためろ!」
「あたためろって?どういうこと?懐にいれとけばいい?」
「まぁそのようなものだ。失礼するぞ。」
ヒュッ!
と、銀色の球は俺の胸元から服の中に滑り込んだ。
「ひゃっ!?冷たっ!」
金属らしい冷たさで俺の肌を伝い、臍のあたりにスポンと収まった。
冷たさでゾクッとする。
「ここであたためればいいのか?」
と問うととんでもない答えがかえってきた。
「いいや?もっとこの中だ。」
臍のあたりでモゾモゾしながら卵が応える。
ゾッとした。臍から体内に入るつもりだろうか?
外国の映画で見たように?
腹の肉を食い破られて?
スプラッターな感じで?
嫌だ嫌だ嫌だ!
と思ったらボクサーパンツのゴムの中に入っていった。
「あ?」
球体に歯はついているようにみえなかったから、食い破れなかったのか?間違えてはいっちまったのか?
冷たい球がするすると毛をかき分け、球が玉に接触した。
「ひっ?」
ちょっと冷たくて玉が縮こまる。
得体の知れない冷たいものがそのあたりを弄っている感覚がゾワゾワする。
「ここはずいぶんあたたかいな」
呑気に球体が喋る。
あ、ダメだ‥そんな‥根本を動き回らないでくれ‥ぇ
「はぁっ‥」
いやだ、俺は‥そりゃ二次元がいいとは言ったけど銀色の球体相手に欲情する趣味は無い!
ないのに‥!!
「どうだ?何か体に変化はあるか?」
呑気そうに球体が喋る。
「な‥んで‥何して‥んだよ‥ッ」
球体は俺の根元をクルクルと周り、玉を柔らかく押し、玉と後の穴の間の敏感な場所をするすると何度も滑るように往復している。
俺はなぜか身体があつくなってきて、なにかを堪えるように正座の状態の脚のまま、手を前に付いた。
「アッ‥あ」
無機質なモノなのに竿をスルスルと上り降りされると反応してしまう。もうパンツの前はテントを張っていた。なんなんだこの反応は!?
「お前の中であたためてもらうために、少し用意させてもらうぞ。なぁに、痛いことはしないから大丈夫だ!安心しろ。」
「ひっ‥!」
今まで触られていなかった先っぽまで球体が来ると、鈴口でクルルン、クルルン、と回った。
「ここで少し濡らしておく必要がある。いい感じにべちゃべちゃしているな。オマエの体は孵化に丁度よさそうでオレ様も嬉しいぞ。」
「どっ‥どゆ意‥味ッ‥っあ?」
俺の体温で程よくあたたまり、俺の先走りでヌルヌルとぬめった球体はこんどは尻の間にギュウギュウと入り込み、あっという間に後の穴に到達してしまった。
「あっ‥あぁぁ!?」
催淫術みたいなものでもかけられているのだろうか?
前も痛いほど勃っているし、後の穴はもうヒクヒクしているのが自分でもわかる。
頭がぼうっとして、これを入れたら‥この球体を入れたらものすごい快感がくる、って解っているのだ。
期待に胸が膨らむ。
バカな?
俺は恋人いない歴=年齢で、
好きになった人とは手も繋いだことない、それどころか会話も交わしたことがないのに‥!
そりゃ2次元イケメンしか好きになったことないからな!?触れも話せもしねーけどな!?
でも、そんな俺が初めて大事なトコロを触られたのが銀色の球体で?
欲情していいものか??
ダメだろ!?
いや、でも、後の穴がひくつくのはすっげー期待してるってことで‥やばい、やばい、俺の立ち位置何なんだ‥
こんなことなら昨日寝る前に一人でローターとか使わなきゃよかった‥!
も、全然あの銀色の球体なら入るって自分でわかってる。
なんなら昨日使ったローションが中に残ってるかもだから滑りもよさそうだし‥ってバカかーーー!!
何考えてんだ俺ヴォエァァァェ!!!
とかなんとか俺が心の中で騒いでいるうちに、銀色の球体はきゅむ、きゅむ、と俺の菊門にねじり入ろうとしてきた。
「‥っいやぁ‥っ!」
なんか変な声出た!
「なんだ?柔らかそうなのに入ろうとしてもぎゅうぎゅう締めて放り出されるのだが?」
実況すんな!!!
「仕方がない、少し強引に入らせてもらうぞ」
ぎゅにゅっ‥!
「あっ‥ひ?‥んあァァ?」
にゅぽん!
は、はいったーーーーーーーー!!
耳の中が一瞬ピリピリッとし、あまりにも恥ずかしくなって俺は身体をふるふると震わせる。
「ああ‥気持ちぃ‥はぁ‥」
「あ‥なんでぇ‥きもちィ‥ッ!!」
は、ハモった‥銀色球体宇宙人とかぶってしまった‥!
突然のことだった。
寝耳に水とはこのこと‥いや、寝耳に隕石、である。
ドーーーーーーーーーン!!
という今まで聞いたことのない爆音と振動で俺は飛び起きた。
すわ地震かっ!?
暗闇の中、枕の下のスマホを取り出し確認する。
しかし、ニュース速報もSNSも静まりかえっている。
少し検索してみるが地震などはかすりもせず、2、3日前の遠い地方の震度3程度の情報が出てくるだけだった。
なぁんだ。寝ぼけていたのか。
変な夢を見たものだ。
時間を見ると2時半過ぎ。
疲れていたんだろう、眠いし。寝よう。
俺は布団を頭までかぶると、もう変な夢を見ないように楽しい妄想を頭に浮かべながら睡魔に身を委ねた。
(石油王とオトモダチになれますよーに‥ウヒヒ‥)
俺は佐倉井樹生(さくらいいつき)という32歳の冴えないオッサンだ。
彼氏いない歴32年。
そこそこ中堅の会社でデスクワークをしている。
最近の世情を考慮して週の半分は出社し半分はリモートワークである。
彼氏がいないというのはあれだ。
まあそういうことだ。
誰にも話したことはないが、恋愛対象が男なのだ。
友達も少ない隠キャの上に好きなのが男でしかもマンガやアニメや小説の中のキャラだからもう諦めている。
人生を。うん。
平和に一人で暮らすさ。
そして通勤にギリギリ1時間半の、ちょっと古い駅近のボロボロの戸建てを買ったところだったのだ。
次の日の朝、眠い目を擦りこすりカーテンを開けて枕も元のスマホに手を伸ばした俺はギョッとした。
布団に‥
いや、ベッドごと?
バスケットボール大の黒い穴が空いているのだ。
な、なんなんだこれ!?
昨日寝る時はなかったぞ?
そういえばすごい音がした夢を見た気がするが‥
布団の穴の周りが微かに焦げている。
ハッと天井を見上げた俺は絶句した。
天井に穴が!!!
ちょ、これは、い、隕石とやらではないか!?
俺の家は築60年超えの一戸建てボロ平屋である。
しかし、購入したのはわずか1年前である。
内装を多少整えて住みやすくはしている。
新居といえば新居なのだが‥???
こわごわ覗いてみると上は青空らしき青い光が見えた。
首がギギギと鳴る。
今度は下を見る。
黒い布団の穴の中には隕石が‥?
と思ったらズボッ!と穴の中から球体が飛び出してきた。
「うぉぉぉぉっ!?」
驚いて尻餅をついた。な、何が起こってるんだ!?
その球体はビー玉くらいの大きさで、キラキラと銀色に輝いていた。
そして、日本語で喋った。
「おはよういい朝だな、地球人のオス!オレ様は宇宙人のたまごである!」
「うわぁーーーーーッ!?」
俺は恐怖のあまり叫んでしまった。
「いい朝じゃねーよ!!!
自宅の天井に穴開けられてんだぞ!?
器物破損及び家宅侵入罪じゃねーかァァ!!」
「む‥?そうか、地球は雨というものが降るのだったな。巣に穴を開けてしまうと不都合ということか。すまない、ここはオレ様も住むつもりなので補修しよう。」
「は?」
いま、住むと言ったかな?
怖すぎる!
「しかし、この姿のままでは補修もままならん。ちょっとオマエ、オレ様を孵化させてくれ。」
「え?オマエって、俺のことですか?」
まったく話が突然で見えてこない。
孵化ってなんだ?鳥の卵の孵化で解釈合ってんのか?
「そうだ、オレ様の前にオマエしかおらんだろう?
さあ、オレ様をあたためろ!」
「あたためろって?どういうこと?懐にいれとけばいい?」
「まぁそのようなものだ。失礼するぞ。」
ヒュッ!
と、銀色の球は俺の胸元から服の中に滑り込んだ。
「ひゃっ!?冷たっ!」
金属らしい冷たさで俺の肌を伝い、臍のあたりにスポンと収まった。
冷たさでゾクッとする。
「ここであたためればいいのか?」
と問うととんでもない答えがかえってきた。
「いいや?もっとこの中だ。」
臍のあたりでモゾモゾしながら卵が応える。
ゾッとした。臍から体内に入るつもりだろうか?
外国の映画で見たように?
腹の肉を食い破られて?
スプラッターな感じで?
嫌だ嫌だ嫌だ!
と思ったらボクサーパンツのゴムの中に入っていった。
「あ?」
球体に歯はついているようにみえなかったから、食い破れなかったのか?間違えてはいっちまったのか?
冷たい球がするすると毛をかき分け、球が玉に接触した。
「ひっ?」
ちょっと冷たくて玉が縮こまる。
得体の知れない冷たいものがそのあたりを弄っている感覚がゾワゾワする。
「ここはずいぶんあたたかいな」
呑気に球体が喋る。
あ、ダメだ‥そんな‥根本を動き回らないでくれ‥ぇ
「はぁっ‥」
いやだ、俺は‥そりゃ二次元がいいとは言ったけど銀色の球体相手に欲情する趣味は無い!
ないのに‥!!
「どうだ?何か体に変化はあるか?」
呑気そうに球体が喋る。
「な‥んで‥何して‥んだよ‥ッ」
球体は俺の根元をクルクルと周り、玉を柔らかく押し、玉と後の穴の間の敏感な場所をするすると何度も滑るように往復している。
俺はなぜか身体があつくなってきて、なにかを堪えるように正座の状態の脚のまま、手を前に付いた。
「アッ‥あ」
無機質なモノなのに竿をスルスルと上り降りされると反応してしまう。もうパンツの前はテントを張っていた。なんなんだこの反応は!?
「お前の中であたためてもらうために、少し用意させてもらうぞ。なぁに、痛いことはしないから大丈夫だ!安心しろ。」
「ひっ‥!」
今まで触られていなかった先っぽまで球体が来ると、鈴口でクルルン、クルルン、と回った。
「ここで少し濡らしておく必要がある。いい感じにべちゃべちゃしているな。オマエの体は孵化に丁度よさそうでオレ様も嬉しいぞ。」
「どっ‥どゆ意‥味ッ‥っあ?」
俺の体温で程よくあたたまり、俺の先走りでヌルヌルとぬめった球体はこんどは尻の間にギュウギュウと入り込み、あっという間に後の穴に到達してしまった。
「あっ‥あぁぁ!?」
催淫術みたいなものでもかけられているのだろうか?
前も痛いほど勃っているし、後の穴はもうヒクヒクしているのが自分でもわかる。
頭がぼうっとして、これを入れたら‥この球体を入れたらものすごい快感がくる、って解っているのだ。
期待に胸が膨らむ。
バカな?
俺は恋人いない歴=年齢で、
好きになった人とは手も繋いだことない、それどころか会話も交わしたことがないのに‥!
そりゃ2次元イケメンしか好きになったことないからな!?触れも話せもしねーけどな!?
でも、そんな俺が初めて大事なトコロを触られたのが銀色の球体で?
欲情していいものか??
ダメだろ!?
いや、でも、後の穴がひくつくのはすっげー期待してるってことで‥やばい、やばい、俺の立ち位置何なんだ‥
こんなことなら昨日寝る前に一人でローターとか使わなきゃよかった‥!
も、全然あの銀色の球体なら入るって自分でわかってる。
なんなら昨日使ったローションが中に残ってるかもだから滑りもよさそうだし‥ってバカかーーー!!
何考えてんだ俺ヴォエァァァェ!!!
とかなんとか俺が心の中で騒いでいるうちに、銀色の球体はきゅむ、きゅむ、と俺の菊門にねじり入ろうとしてきた。
「‥っいやぁ‥っ!」
なんか変な声出た!
「なんだ?柔らかそうなのに入ろうとしてもぎゅうぎゅう締めて放り出されるのだが?」
実況すんな!!!
「仕方がない、少し強引に入らせてもらうぞ」
ぎゅにゅっ‥!
「あっ‥ひ?‥んあァァ?」
にゅぽん!
は、はいったーーーーーーーー!!
耳の中が一瞬ピリピリッとし、あまりにも恥ずかしくなって俺は身体をふるふると震わせる。
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