だいめも! -JOKE DYING MEMORY-

DYING MEMORY

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1話:だいめも!開幕

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DYING MEMORY――。
それは【電網浮遊都市アルファポリス】の片隅で生まれ落ちた、一編のホラー小説である。

群像劇、ホラー、サスペンス。
三つの命題を旗印に掲げ、
六人の主人公が駆け抜ける物語。

IT企業の倒産。
市街地を揺るがす爆発。
そして、忽然と消えた人々の行方。

数多の謎が絡み合い、幾重もの思惑が交錯する。
それこそが――



DYING MEMORY死に行く記憶



……と、言いたいところだが。
現実には、人気は別に大して出ず、話題も別に大して広がらず、
結局は作者が趣味で書き散らしただけ、という実に微妙な着地点に落ち着いたのであった。


だが、それでも気にしないのが常である。
なぜなら本当に趣味で書いているからだ。

読まれようが読まれまいが知ったことではない。
「目に留まれば、それでいいや」――そんなユルい精神で今日も文字が積み上げられていく。


しかし、ホラーばかり書いていては――飽きる。
恐怖も絶望も悲鳴も、あまりに積み重ねれば胃もたれを起こす。
「どうしたものか」と作者が頭を抱えたその時。

稲妻のごとき発想が脳裏を駆け抜けた。







かくして爆誕したのが、
謎と混沌の果てに漂う、ゴミみたいな派生作品。

それこそが「だいめも!」である!!!!

――――――――――――――――――

舞台の中央へ、黒髪の少女が勢いよく飛び出してきた。

「ぐっもーにん!!!!」

読者に向かって両手を広げ、ルーシェが怒涛の声量で叫ぶ。



「この作品を読んでいる貧しき人民読者の皆さんごめんなさいの皆様!!!!
私がDYING MEMORYの主人公を務めたルーシェです!!!」

その瞬間、隣から金髪の少女――ミーナが飛び蹴り寸前の勢いで突っ込んでくる。

「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇ!!!!!
なんだその挨拶は!!!!! “貧しき人民ビンボー野郎ども”ってなんだよ!!!」

ルーシェは首を傾げて、至極真面目な顔で答える。

「え? だってこんな作品、金持ちが読むわけないでしょ?( 'ω')」

「分かんねえだろ!? 世の中には変態的な暇を持て余した富豪だっているかもしれねえんだぞ!!!」

ミーナの声が舞台に反響する。
ルーシェは突っ込み終えたミーナに、涼しい顔で向き直った。

「……それよりミーナ。皆さんにご挨拶しないと」

「え? ああ……」

ミーナは頭をかきながら、観客席に向かって気だるそうに口を開く。



「えーと、うっす。ミーナっす。……作者の住所は千葉県○○○○×××△▽※っす」

「ガチ住所やめなさい!!!!」

ルーシェの絶叫がホールに響き渡り、背景のパネルがガタガタと揺れる。

ミーナは口の端をニヤリと上げた。

「……あ、ダメだった?」

「ダメに決まってんだろ!!!!!(💢'ω')」

「……なんだ、騒がしいなさっきから」

舞台袖から、真っ赤な髪をした男が姿を現した。
場内のライトが彼を照らす。

「へ、ヘルベルトさん!?」

「なんでここに!?」

ざわつく少女たちの声をよそに、男は胸元から一枚の紙を取り出す。

「……俺の事務所に、こんな招待状が届いてな」



ヘルベルトが掲げたのは、やけに金色に光る縁取りの封筒。
中から引き抜かれた招待状には、殴り書きのような文字が躍っていた。

『だいめも!祝賀会
こないところすよ♡
出演料は10円でいいよね???』

舞台の空気が凍り付く。

「……ヘルベルトさん、これ誰からの招待状なんですか?」

ルーシェが恐る恐る尋ねる。

「分からん。宛名が書いてなかった」

「じゃあなんでここ来たんだよ(´・д・`)」

ミーナが即座にツッコむ。

ヘルベルトは腕を組み、深々とため息を吐いた。

「……俺の元警官としての勘が囁いたんだ。ここに来れば、奴が来るとな」

「奴……?」

ルーシェとミーナが同時に首を傾げる。

すると、舞台袖からまたもや人影が現れた。

「……えーと、会場はここでいいのかな?」



ルーシェとミーナがどよめく。

「あ、あれは……!!」

「本編で突然私たちを襲い始めた自称OGの可哀想な女子大生!!!」

「……言い方ひどくない???('ω')」

ヘルベルトが腕を組んで首を捻る。

「……誰だ?」

ルーシェも小声で囁いた。

「なんだっけ。カリフォルニアロール??」

「カルロッタよ!!!!!!(💢'ω')」

舞台全体に響き渡る絶叫。背景の幕がガタガタと揺れる。
カルロッタは咳払いをひとつ。胸を張って言い直した。

「……こほん。改めまして、カルロッタです」

ヘルベルトが目を細める。

「君も招待状に招かれてきたのか?」

「あ、はい。この前マックでポテト頼んだら……店員さんが『お客様宛に手紙が届いてます』って言って渡されまして……それで来ました」

「……まずなんでマックにそんなもん届いてるの??」

「つーかどういう管理システムだよそれ!? ファストフード業界の闇か!?( ´A` )」

カルロッタは手にした紙をひらひらさせながら答える。

「でもクーポンも一緒についてきたから……まあいいかなって」

「買収されてんじゃねえか!!!!」

「マックに買収される大学生ってどういう人生だよ!!!!」

その時――舞台の暗がりから落ち着いた声が響いた。

「……ウチら大学生にとってマックは命綱。 クーポンほど、ありがたいものはない」

「その声……もしかして、ベネ!?」

4人の視線が一斉に舞台袖へと注がれる。
スポットライトが走り、緑がかった髪の少女がゆっくりと現れた。

「……久しぶりね、カルロッタ」

カルロッタの目が見開かれる。



「ベネ……!」

ヘルベルトが訝しげに眉をひそめる。

「なんだ? 知り合いか?」

カルロッタとベネディッタは、互いに視線を絡ませたまま答える。

「腐れ縁よ」

その目がギラリと光る。

「……どうしてあなたまでここに? また私を……壊そうっていうの!?」

3人が一瞬、息をのむ。
空気が張り詰め、それを見る3人は緊張の糸が走っていた。

「違う」

ベネディッタは腕を組み、冷たく言い放った。

「私もあんたと同じ。……こんなクソみたいな招待状が来たから、わざわざ来てやったのよ」

カルロッタの眉が震える。

「……あなたまで」

「それに……」

ベネディッタは言葉を切り、4人へ向かってチラリと視線を走らせた。

「……あの拷問はやりすぎだと思った」

舞台が一瞬だけ重苦しい沈黙に包まれる。
観客の喉がごくりと鳴った、その時――

ベネディッタは腰のポーチから取り出した。
ピンク色にふわふわ輝く――猫じゃらし。

「だから次から、この猫じゃらしでくすぐってあげる。それでいいでしょ?(*´ω`*)」

「よくねーよ!!!!!」

ルーシェが両手を広げ、ベネディッタに向かって絶叫した。

「なんで拷問器具から急にペットショップのノリになってんの!?!?」

ベネディッタは頬をほんのり赤らめ、猫じゃらしをぎゅっと抱きしめる。

「だって……猫ちゃんかわいいんだもん……///」

舞台が一瞬シーンと静まり返る。

「そういう事聞いてるんじゃねーよ!!!!!」

「拷問の代替案に“萌えポイント”持ち出すな!!!」

「つーかなんで全員意味不明な動機でここ集まってんだ!!!!」

「俺は全うな理由だと思うんだが(  ˙-˙  )」

「宛名書いてない手紙でここ来てる時点で全うじゃないです!!!!!」

その瞬間――舞台の幕がガタッと揺れた。

「おいコラァ!! 俺を差し置いて勝手に盛り上がってんじゃねえぞ!!!(💢'ω')」

低く怒鳴り声が響き渡る。
舞台袖から、銃を持ったごつい影がずかずかと登場する――。



「っ!!! やはり来たか……リベラート・R・バウゼン!!」

スポットライトがリベラートを照らす。

「……ほお、誰かと思えばダイレンなんたらの団長様じゃあねえか」

リベラートは煙草をふかし、ヘルベルトを挑発するように睨む。

ミーナが戸惑いながら声を上げた。

「……ヘルベルトさん。あん時、車の中で言ってた10年前の惨劇って……」

ヘルベルトはゆっくりと頷いた。

「ああ……こいつだ」

「けっ!! 思い出話をそこのガキンチョに吹き込んでたのか??」

「黙れ。貴様には関係のないことだ」

「つれないねぇ……俺も聞きたいもんだぜ。テメエのしょうもねえ思い出話ってのをよぉ……」

舞台に一瞬、シリアスな空気が走った――
ルーシェとカルロッタは互いに顔を見合わせ、空気の重さに思わず一歩引いた。

「……待って、まさかここで殺し合いを始めるんじゃ……!」

ルーシェの声が震える。

カルロッタは慌てて両手を広げた。

「だ、ダメ! せっかく皆集まったんだから、ここは穏便に……!」

その言葉を遮るように、舞台の床板が軋む。
リベラートは銃を片手に下げ、ヘルベルトは過去の無念を背負って睨み合う。
互いの視線が火花を散らし、会場全体が凍り付く――

「……安心しろ」

リベラートが低く言い放つ。

「俺も招待状を貰ってここに来た身だ。殺し合いはしねえ」

ルーシェがホッと息を吐く。

「じゃあ……!」



「まぁ代わりに……こいつで勝負でもするか?」

「……なにをする気だ」

ヘルベルトの目が細められる。

リベラートは口角を吊り上げ、ゆっくりと告げた。



「スマブラ(  ˙꒳​˙  )」



「スマブラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?」

ルーシェとカルロッタとミーナが同時に絶叫した。
重厚な照明が一瞬で消え去り、舞台裏からスタッフが慌ただしくテレビとSwitchを転がし出す。
コードが床を這い、HDMIがカチリと接続され、画面には「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」のロゴが輝いた。

リベラートは銃を肩にかけたまま、にやりと笑う。

「俺を入れて6人もいるんだ。ここは大乱闘でもして、これを読んでる読者を賑わせるっつーのはどうだ?」

ヘルベルトが真剣な顔で頷く。

「……いいだろう。受けて立つ」

「いや私は受けて立つ気ないんですけど(ヾノ・∀・`)」

カルロッタが慌てて手を振る。

「ヘルベルトさんとリベラートさんだけでやってください(^ω^)」

ルーシェも苦い顔で便乗する。

ミーナは舞台袖を睨みつけた。

「つーかさっきから照明とかSwitchとか準備してるあいつら誰だよ」

「タ、タイミーっす!!」

「タイミーでどうにか成り立つこの企画どうなってんの???」

カルロッタは半笑いで頭を抱える。

「アルバイトアプリ頼りの演劇って聞いたことないんだけど……」

「……おいベネディッタ。お前も参加するか?」

リベラートが片手の銃をぐっと下ろし、不敵な笑みを浮かべる。

ベネディッタはふと間を取って、ゆっくり答えた。

「……いいわよ。付き合ってあげる」

「ベネ!!」

ベネディッタはカルロッタに向き直り、狭い笑みを浮かべる。

「カルロッタ。あんたも参加しなさい。……本当は私が憎いんでしょ?」

カルロッタは目を瞬かせ、ぶんぶんと首を振った。

「……いいわよ」

「あーもう!!! 分かったよ!!! 私もやるって!!!
ほらルーシェ、あんたも!!!」

「ええ……??」

舞台袖からタイミー黒子たちがコントローラを6つ運んできた。ケーブルがぐちゃぐちゃになり、誰かがプロコンの右スティックを踏みつける。
だがそんな混沌をものともせず、モニターにはタイトル画面が映し出された。



各々が真剣な顔でスティックを倒し、選ばれたキャラは――



ルーシェ:ピーチ
「やっぱりお姫様でしょ! 主人公だし!!!」

ミーナ:ゼロスーツサムス
「速さと火力、最高じゃん。パイプより強いわ」

ヘルベルト:リンク
「俺には聖なる勇者の剣が似合う……そうだろう?」

カルロッタ:カービィ
「か、かわいいから……これで」

ベネディッタ:セフィロス
「……私には、この長剣しか似合わない」

リベラート:ガノンドロフ
「フッ……悪の化身こそ俺にふさわしいだろ」


大乱闘が始まる雰囲気に包まれ、画面に「READY TO FIGHT!」の文字が踊る。
スポットライトが点滅し、舞台全体が格闘リングのように染まった。

「よし……行くよ!!!」

「潰すぞテメェらァァ!!!」

「絶望に堕ちなさい!!!」

そして――大乱闘が幕を開けた。

――――――――――――――――――

……光が差し込む。
柔らかな朝日がカーテンの隙間を抜け、薄い布団の上に落ちていた。

ルーシェはまぶたを震わせ、ゆっくりと目を開く。

「……ん」

隣で寝返りを打ったミーナも、くぐもった声を上げて伸びをした。

「……ふにゃ。おはよー、ルーシェ」

「うん……おはよ」

ルーシェの声は、いつもより少し掠れていた。



ミーナは目をこすりながら、ふとルーシェの顔を覗き込む。

「……あれ? なんか顔色悪くね?」

「ミーナこそ……」

ルーシェも同じようにミーナの頬をじっと見つめ返す。

二人の瞳が重なった瞬間、どこか違和感が胸を刺した。
空気が重い。体が妙にだるい。

「……ミーナ。あなた……どんな夢見てた?」

ルーシェの声はかすれていた。

「え?」

「……私は妙だったよ。なんか舞台があって、そこに私とミーナ入れて6人いて……
流されるまま、スマブラやってて……」

ミーナは目を丸くして、ぐっと息を呑んだ。

「……あんたもか、ルーシェ。 実は私もなんだ」

二人の間に、薄暗い沈黙が落ちる。
朝日のはずなのに、部屋の光が急に冷たく見えた。

「夢……だよな?」

ルーシェの声が震える。

「……だといいけどな」

二人が視線を落とした、その足元。




        -御請求書-
ルーシェ様・ミーナ様

舞台利用料 500,000円

○○月××日までに指定口座へお振込ください。










「ゆ…………夢じゃねえのかよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!」
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