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5 落馬寸前
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ヒュッ、と心臓が持ち上げられる感覚を覚え、落ちる、と自覚してすぐ手綱を握ろうとした手は宙を掻いただけだった。
声すら出なかったその瞬間、誰かに腕を掴まれた。そして何かにぶつかり息が詰まった。
温かい。痛くない。警報のようにバクバクと鳴り続ける己の心音を聴きながら、視線を巡らせなんとか状況を把握した。
カーティス先輩が、真剣な顔をして僕を覗き込んでいる。両腕でぎゅうぎゅうと包まれ、身動きが取り辛いが、痛くはない。でも手だけ痛いな、なんだろうと掌に意識を向けると、僕は彼の服を力いっぱい握り締めていた。なんだこれは。どうなっている。
魔獣騎乗の先生は既にこちらへ飛んできてリアム号の顔を手で挟み、何やら真面目な顔でずっと話しかけていた。リアム号は『ミュウ、ミュウ』と相槌を打つように鳴いている。巨大な魔獣が、母親に叱られた子供のようになっていた。
僕がカーティス先輩に謝ると『こっちこそごめんね』と、逆に謝られてしまった。
しかしさっきからずっと、離れようとは思うのだ。同性とはいえど、人前でベタベタするのは品がない。しかし、身体の震えがどうやっても引いてくれない。
先生は『手綱をこっちにかけておくから、怪我がないようなら落ち着き次第すぐ乗ってね』と言った。顔色が変わった僕に気づいたカーティス先輩は『でも先生』と意見した。
「落馬しても無事なら早めに乗らないと、恐怖心が膨らんで今後乗れなくなってしまう。初心者でも必ずそうするんだよ」
乗ったときから恐怖心のピークを味わっていた僕は、それに該当するんだろうか。もう完全に手遅れのような。
少し休もう、とカーティス先輩がろくに歩けない僕を支えて訓練場の隅の木陰に運んでくれた。
──────
僕はしばらくカーティス先輩の胸の中に抱き込まれていた。激しく鳴っていた心臓の音がようやく収まり、身体の震えも随分マシになってきた。
日差しは暖かいが、風は少し冷たい。全身から伝わり続ける彼の体温から、何だかどうにも離れがたい。もう大丈夫だと思うのに、このままずっとここにいたいなんて思ってしまう。
怖い思いをしたからって、態度が変わりすぎてやいまいか。自分自身にそう思った。
さっきまではあんなに煩わしかった彼の手が、ほかほかと心地の良いものに変わってしまった。同じ人の手のはずなのに。
イレネオはどこかで走っているようで、姿が見えない。アポロニアは見える範囲にいることはいるが、その姿は遠く小さい。
誰にも見られていない安心感で、遠くに見えるみんなのぎこちない訓練の様子をゆったりと眺めていた。訓練時間が半分過ぎたことを知らせる鐘が鳴ったあと、黙っていた彼が口を開いた。
「傷ひとつ付けないって言ったでしょ? 俺は約束を守る男だよ」
「はい、ありがとうございます。助かりました」
「惚れた?」
「なんでですか。惚れてないです」
『えー? ちょっとはイケたと思ったのになー』と明るい声で言いながら、彼は僕を支えて立ち上がらせてくれた。
少し離れたところで寝そべっていたリアム号の方へ手を引かれたため、なりを潜めた恐怖心が少しずつ頭を覗かせてしまう。足がすくむ。
「大丈夫。一緒に乗ろう。先生はああ言ったけど、少しは楽しい思いをしなきゃ!」
リアム号よろしくねー、と声をかけながらサッと乗り込んだ彼は、僕を強い力で引っ張り後ろに乗せた。
ぎゅっと彼にしがみつき、恐怖心を押しとどめていると、リアム号がゆっくりと立ち上がり、カポカポと蹄を鳴らして歩き始めた。
うわあ。やっぱり高い。あ、旋回した。腕の動きで指示している。迷いがない。どうしてすぐ止まらないんだろう。脚がじんわり温かい。飛馬って温かいんだ。
「ちょっと速度上げてみない? 怖かったら腹でも叩いて教えてよ」
「はい。大丈夫です」
さっきまで、リアム号が前に進むことすら怖かったあの感覚は、すっかり身を潜めていた。
リアム号はすぐに反応し、蹄のリズムが二拍子に変わる。『これが速歩ね!』と明るい調子で彼が言う。
さっきよりも早く、冷たい風が頬を撫でてゆく。結構揺れるが、もうちょっと速くてもいいかも。僕は何も考えず、思ったことを口に出してしまった。
「えー? 先生に叱られるかもよ。ま、いっか! しっかり掴まっといてね!」
チッ、と舌を打つ合図が聞こえ、リアム号が駆け出した。
何をどうやっているのか、堂々と背筋を伸ばして彼は飛馬を操っている。揺れが思った以上だが、少し面白い。いや、かなり面白い。
遠くで先生が『こらこら、そこー。ストーップ。そろそろ戻ってねー』と優しく声をかけてくれたところで、楽しい騎乗の時間はお開きとなった。
──────
「ユハニくん。また俺を補助に選んでね。楽しみに待ってるよ」
──勝手に選んだのはそっちだろ。
不意を突いて手の甲にキスされ、即座に手を引いた。僕はお姫様じゃない。人前でやめろ。そういうの。
「ほんとは惚れた?」
「惚れてません」
肩に手を回そうとする彼を、横に歩いて避けてやった。『えー?』と不満げな声を上げている。
僕は品のないことはしない。これは僕のポリシーでもある。絶対に譲れない。人前は嫌なんだっての。
声すら出なかったその瞬間、誰かに腕を掴まれた。そして何かにぶつかり息が詰まった。
温かい。痛くない。警報のようにバクバクと鳴り続ける己の心音を聴きながら、視線を巡らせなんとか状況を把握した。
カーティス先輩が、真剣な顔をして僕を覗き込んでいる。両腕でぎゅうぎゅうと包まれ、身動きが取り辛いが、痛くはない。でも手だけ痛いな、なんだろうと掌に意識を向けると、僕は彼の服を力いっぱい握り締めていた。なんだこれは。どうなっている。
魔獣騎乗の先生は既にこちらへ飛んできてリアム号の顔を手で挟み、何やら真面目な顔でずっと話しかけていた。リアム号は『ミュウ、ミュウ』と相槌を打つように鳴いている。巨大な魔獣が、母親に叱られた子供のようになっていた。
僕がカーティス先輩に謝ると『こっちこそごめんね』と、逆に謝られてしまった。
しかしさっきからずっと、離れようとは思うのだ。同性とはいえど、人前でベタベタするのは品がない。しかし、身体の震えがどうやっても引いてくれない。
先生は『手綱をこっちにかけておくから、怪我がないようなら落ち着き次第すぐ乗ってね』と言った。顔色が変わった僕に気づいたカーティス先輩は『でも先生』と意見した。
「落馬しても無事なら早めに乗らないと、恐怖心が膨らんで今後乗れなくなってしまう。初心者でも必ずそうするんだよ」
乗ったときから恐怖心のピークを味わっていた僕は、それに該当するんだろうか。もう完全に手遅れのような。
少し休もう、とカーティス先輩がろくに歩けない僕を支えて訓練場の隅の木陰に運んでくれた。
──────
僕はしばらくカーティス先輩の胸の中に抱き込まれていた。激しく鳴っていた心臓の音がようやく収まり、身体の震えも随分マシになってきた。
日差しは暖かいが、風は少し冷たい。全身から伝わり続ける彼の体温から、何だかどうにも離れがたい。もう大丈夫だと思うのに、このままずっとここにいたいなんて思ってしまう。
怖い思いをしたからって、態度が変わりすぎてやいまいか。自分自身にそう思った。
さっきまではあんなに煩わしかった彼の手が、ほかほかと心地の良いものに変わってしまった。同じ人の手のはずなのに。
イレネオはどこかで走っているようで、姿が見えない。アポロニアは見える範囲にいることはいるが、その姿は遠く小さい。
誰にも見られていない安心感で、遠くに見えるみんなのぎこちない訓練の様子をゆったりと眺めていた。訓練時間が半分過ぎたことを知らせる鐘が鳴ったあと、黙っていた彼が口を開いた。
「傷ひとつ付けないって言ったでしょ? 俺は約束を守る男だよ」
「はい、ありがとうございます。助かりました」
「惚れた?」
「なんでですか。惚れてないです」
『えー? ちょっとはイケたと思ったのになー』と明るい声で言いながら、彼は僕を支えて立ち上がらせてくれた。
少し離れたところで寝そべっていたリアム号の方へ手を引かれたため、なりを潜めた恐怖心が少しずつ頭を覗かせてしまう。足がすくむ。
「大丈夫。一緒に乗ろう。先生はああ言ったけど、少しは楽しい思いをしなきゃ!」
リアム号よろしくねー、と声をかけながらサッと乗り込んだ彼は、僕を強い力で引っ張り後ろに乗せた。
ぎゅっと彼にしがみつき、恐怖心を押しとどめていると、リアム号がゆっくりと立ち上がり、カポカポと蹄を鳴らして歩き始めた。
うわあ。やっぱり高い。あ、旋回した。腕の動きで指示している。迷いがない。どうしてすぐ止まらないんだろう。脚がじんわり温かい。飛馬って温かいんだ。
「ちょっと速度上げてみない? 怖かったら腹でも叩いて教えてよ」
「はい。大丈夫です」
さっきまで、リアム号が前に進むことすら怖かったあの感覚は、すっかり身を潜めていた。
リアム号はすぐに反応し、蹄のリズムが二拍子に変わる。『これが速歩ね!』と明るい調子で彼が言う。
さっきよりも早く、冷たい風が頬を撫でてゆく。結構揺れるが、もうちょっと速くてもいいかも。僕は何も考えず、思ったことを口に出してしまった。
「えー? 先生に叱られるかもよ。ま、いっか! しっかり掴まっといてね!」
チッ、と舌を打つ合図が聞こえ、リアム号が駆け出した。
何をどうやっているのか、堂々と背筋を伸ばして彼は飛馬を操っている。揺れが思った以上だが、少し面白い。いや、かなり面白い。
遠くで先生が『こらこら、そこー。ストーップ。そろそろ戻ってねー』と優しく声をかけてくれたところで、楽しい騎乗の時間はお開きとなった。
──────
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──勝手に選んだのはそっちだろ。
不意を突いて手の甲にキスされ、即座に手を引いた。僕はお姫様じゃない。人前でやめろ。そういうの。
「ほんとは惚れた?」
「惚れてません」
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