6 / 17
6 怒涛のプレゼント攻撃
しおりを挟む
あのオレンジ頭がしつこい。
僕の部屋には現在、箱に入り切らない紙束がある。引き出しに入れた箱の横にできた隙間に詰め込んだが、もうそろそろスペースがない。
手紙は要らないと何度も何度も婉曲に伝えている。しかしまた今日も寮母さんから手渡された。『大変ねえ…』と全然そう思っていないであろう表情で。屈辱的だ。
あれから魔獣騎乗の授業では常にペアを組んでいるので折に触れて伝えているが、正直まだ余裕がなく、サラッと話を逸らされるので、意思が全く伝わらない。
──手紙は本当に要りません。もう送らないでください。大変困っています。
婉曲なのがいけないのだ。ハッキリ書いた。お気持ちは有り難いのですが、と書いては棄て、結構です、と書いては棄て。
社交辞令や曖昧な表現を勝手に書こうとする手を叱咤しながら、何度もペンを走らせた。
結局は面倒になって、カードで良かったくらいの短文になったが。
──────
手紙は無事来なくなった。ホッとしていた矢先、笑いをかみ殺したような表情をした寮母さんから声をかけられた。まさか。
……繊細なピンク色の薔薇である。さらにカードが添えてある。手紙がダメなら花か。考えたな。感心してない。呆れている。
手紙と同じく毎日届くようになったそのお花。返事もなにもしていないのを肯定と取ったのか、少しずつ本数を増やして贈られてくるようになった。
最初は一本。そのあとは五本。十本。二十本。三十本。五の倍数から十の倍数に変わったと気づいたときは嫌な予感が膨らんだ。
添付のカードも箱に入らなくなってきた頃である。馬鹿じゃないのかという本数の花束を、ついに笑いをかみ殺せなくなって爆笑している寮母さんに渡された。生き恥だ。
僕はついに直談判に踏み切った。カードに使う紙も、花代も、もったいないと心から思う。まさかと思うが買い占めてるんじゃないのか。
いきなり寮の部屋に訪ねるという危険は冒さず、手紙で場所を指定した。一応公の場で、なおかつ人目にはつかないところだ。
……イレネオだったらこういうとき、直接部屋に突撃しちゃうんだろうな。自分の部屋の鍵なんか、いとも簡単に開けてしまったり。夜とかに。何も考えず。だから君は捕まったんだぞ。
──────
「ユハニくん! お誘いありがとう!!」
空は曇ってちょっと薄暗いのに、そこだけ日が射しているかのような明るい笑顔と、鮮やかな髪を輝かせて、彼は言った。
僕は手紙で、人気のない四阿を話し合いの場として指定した。
人目を避けられるし、何かあれば手首につけた警報器に魔力を込めれば大音量が鳴り響き、警備兵が来てくれる。
場所が分かりにくいかも、まあ来なかったらそれはそれでと思っていたが、指定の時間前に行ったら彼はすでに来ていた。お茶の準備などをしている。持ち物は何も要らないと書いたのに。
お茶というより、花の香りが漂っていた。……少し気になる。
彼は敵ではないのだ。むしろ恩人。そんな彼をできるだけ傷つけないよう、己の不満を伝えるにはどう言ったらいいだろう。
相手と違う意見をハッキリと通したことで、たちまちぎこちない表情になった人達の顔がいくつも脳裏をよぎった。
「君に気がないのはわかってる。でも、ああせずには居られなかった。何度も言ったけどさ、手紙なら気持ちを伝えられるし、かさばらないし、花はいつか枯れるでしょ?」
──絶賛かさばり中なんだが。
「もう箱に入らない、と手紙に書きませんでした? 仕舞うスペースがもうないです」
「えっ? 捨ててないの?」
「はい、ですからもういいのです。引き出しの中はいっぱいです」
「そうか、捨ててないんだ、そっか」
──何を照れている。でかい図体でモジモジするな。
「じゃあ、指輪とか、贈っていいかな?」
──じゃあ、じゃないだろ。なぜそうなる。
「もう何も要りませんから。困ります」
「ユハニくんの好きなものってどんなもの? あー、これをきちんと聞けば良かった! だって君、なかなか遊びの誘いに乗ってくれないんだもん」
勝手に話題を変えてきて、無邪気に笑いながらサラッと人のせいにする彼に呆れながらも、あまり自由時間に見かけないが部屋ではいつも何をしているのか、好きな本は何だ、それはどんな内容なのだ、との質問に答えていたら、思ったよりも時が過ぎていた。最後に彼は言った。
「ねえ。俺さ、ユハニくんのことがもっと好きになったよ。無視されても仕方ないかなと思ってたけど、聞いたら必ず考えて答えてくれるところ、凄く好きだよ」
また手を取られた。キスされるかと身構えたが、彼は僕の手を両手で包み、彼の胸元へ持って行った。温かい、と思ってしまった。だから近づくことを許したし、手を引くことを忘れてしまった。
「君の気持ちは変わらなくても、僕は君がとっても好きだよ。それをよく覚えておいて」
──他人の心音を感じたことなんて、今までにあっただろうか。
驚くほど速い彼の音は、今までの言動からして、原因を推察することなど容易だった。だからこそ、何も返してやれないであろう罪悪感が心の隅で育ち始めた。
「…外出は、あまり好みません。物も、なにも要りません。僕は、何かを返して差し上げることが出来ません。…思いつかないんです」
「…思いつかない。じゃあこうやって、時々会って話をしない? 場所はここでいいよね。君が今興味を持っていることの話を聞かせてもらいたいな」
「……わかりました。そうしましょう」
『やったー』と子供のように小さく喜んだ彼を見ると、なんだかホッとした気持ちになった。テーブルを片しながら、場所はここで、日時は来週のこの時間、とテキパキ約束を詰めてゆく彼を見ながらそう思っていた。
人気のある場所に着くまで、彼の手は僕からずっと離れなかった。
僕の部屋には現在、箱に入り切らない紙束がある。引き出しに入れた箱の横にできた隙間に詰め込んだが、もうそろそろスペースがない。
手紙は要らないと何度も何度も婉曲に伝えている。しかしまた今日も寮母さんから手渡された。『大変ねえ…』と全然そう思っていないであろう表情で。屈辱的だ。
あれから魔獣騎乗の授業では常にペアを組んでいるので折に触れて伝えているが、正直まだ余裕がなく、サラッと話を逸らされるので、意思が全く伝わらない。
──手紙は本当に要りません。もう送らないでください。大変困っています。
婉曲なのがいけないのだ。ハッキリ書いた。お気持ちは有り難いのですが、と書いては棄て、結構です、と書いては棄て。
社交辞令や曖昧な表現を勝手に書こうとする手を叱咤しながら、何度もペンを走らせた。
結局は面倒になって、カードで良かったくらいの短文になったが。
──────
手紙は無事来なくなった。ホッとしていた矢先、笑いをかみ殺したような表情をした寮母さんから声をかけられた。まさか。
……繊細なピンク色の薔薇である。さらにカードが添えてある。手紙がダメなら花か。考えたな。感心してない。呆れている。
手紙と同じく毎日届くようになったそのお花。返事もなにもしていないのを肯定と取ったのか、少しずつ本数を増やして贈られてくるようになった。
最初は一本。そのあとは五本。十本。二十本。三十本。五の倍数から十の倍数に変わったと気づいたときは嫌な予感が膨らんだ。
添付のカードも箱に入らなくなってきた頃である。馬鹿じゃないのかという本数の花束を、ついに笑いをかみ殺せなくなって爆笑している寮母さんに渡された。生き恥だ。
僕はついに直談判に踏み切った。カードに使う紙も、花代も、もったいないと心から思う。まさかと思うが買い占めてるんじゃないのか。
いきなり寮の部屋に訪ねるという危険は冒さず、手紙で場所を指定した。一応公の場で、なおかつ人目にはつかないところだ。
……イレネオだったらこういうとき、直接部屋に突撃しちゃうんだろうな。自分の部屋の鍵なんか、いとも簡単に開けてしまったり。夜とかに。何も考えず。だから君は捕まったんだぞ。
──────
「ユハニくん! お誘いありがとう!!」
空は曇ってちょっと薄暗いのに、そこだけ日が射しているかのような明るい笑顔と、鮮やかな髪を輝かせて、彼は言った。
僕は手紙で、人気のない四阿を話し合いの場として指定した。
人目を避けられるし、何かあれば手首につけた警報器に魔力を込めれば大音量が鳴り響き、警備兵が来てくれる。
場所が分かりにくいかも、まあ来なかったらそれはそれでと思っていたが、指定の時間前に行ったら彼はすでに来ていた。お茶の準備などをしている。持ち物は何も要らないと書いたのに。
お茶というより、花の香りが漂っていた。……少し気になる。
彼は敵ではないのだ。むしろ恩人。そんな彼をできるだけ傷つけないよう、己の不満を伝えるにはどう言ったらいいだろう。
相手と違う意見をハッキリと通したことで、たちまちぎこちない表情になった人達の顔がいくつも脳裏をよぎった。
「君に気がないのはわかってる。でも、ああせずには居られなかった。何度も言ったけどさ、手紙なら気持ちを伝えられるし、かさばらないし、花はいつか枯れるでしょ?」
──絶賛かさばり中なんだが。
「もう箱に入らない、と手紙に書きませんでした? 仕舞うスペースがもうないです」
「えっ? 捨ててないの?」
「はい、ですからもういいのです。引き出しの中はいっぱいです」
「そうか、捨ててないんだ、そっか」
──何を照れている。でかい図体でモジモジするな。
「じゃあ、指輪とか、贈っていいかな?」
──じゃあ、じゃないだろ。なぜそうなる。
「もう何も要りませんから。困ります」
「ユハニくんの好きなものってどんなもの? あー、これをきちんと聞けば良かった! だって君、なかなか遊びの誘いに乗ってくれないんだもん」
勝手に話題を変えてきて、無邪気に笑いながらサラッと人のせいにする彼に呆れながらも、あまり自由時間に見かけないが部屋ではいつも何をしているのか、好きな本は何だ、それはどんな内容なのだ、との質問に答えていたら、思ったよりも時が過ぎていた。最後に彼は言った。
「ねえ。俺さ、ユハニくんのことがもっと好きになったよ。無視されても仕方ないかなと思ってたけど、聞いたら必ず考えて答えてくれるところ、凄く好きだよ」
また手を取られた。キスされるかと身構えたが、彼は僕の手を両手で包み、彼の胸元へ持って行った。温かい、と思ってしまった。だから近づくことを許したし、手を引くことを忘れてしまった。
「君の気持ちは変わらなくても、僕は君がとっても好きだよ。それをよく覚えておいて」
──他人の心音を感じたことなんて、今までにあっただろうか。
驚くほど速い彼の音は、今までの言動からして、原因を推察することなど容易だった。だからこそ、何も返してやれないであろう罪悪感が心の隅で育ち始めた。
「…外出は、あまり好みません。物も、なにも要りません。僕は、何かを返して差し上げることが出来ません。…思いつかないんです」
「…思いつかない。じゃあこうやって、時々会って話をしない? 場所はここでいいよね。君が今興味を持っていることの話を聞かせてもらいたいな」
「……わかりました。そうしましょう」
『やったー』と子供のように小さく喜んだ彼を見ると、なんだかホッとした気持ちになった。テーブルを片しながら、場所はここで、日時は来週のこの時間、とテキパキ約束を詰めてゆく彼を見ながらそう思っていた。
人気のある場所に着くまで、彼の手は僕からずっと離れなかった。
0
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結済】「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。
キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ!
あらすじ
「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」
貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。
冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。
彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。
「旦那様は俺に無関心」
そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。
バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!?
「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」
怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。
えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの?
実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった!
「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」
「過保護すぎて冒険になりません!!」
Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。
すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
騎士×妖精
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
できるかぎり毎日? お話の予告と皆の裏話? のあがるインスタとYouTube
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
藍沢真啓/庚あき
BL
11月にアンダルシュノベルズ様から出版されます!
婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。
目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……
巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。
【感想のお返事について】
感想をくださりありがとうございます。
執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。
大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。
他サイトでも公開中
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる