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8.手に、触れる(☆)
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リリアナの身体をさすりながら呼吸が落ち着くのを待っていたイノセンシオが、ぐずぐずに溶けたそこをくちくちと弄って指先をほんの少しだけ挿し入れてくる。
「少しずつ慣らしていこうな」
リリアナは頷いた。ここから先は痛いらしいというのは知っている。
けれど。
「……ぅ」
指一本でも、つらい。小さな痛みと大きな異物感。さっきまでたくさん気持ちいいことを教えてくれたはずのイノセンシオの指が今はリリアナに痛みをもたらしている。
「イノセンシオ様、手」
「ごめん。痛いよな」
「あの、手を、繋ぎたいです」
痛み以外の感覚が欲しかった。
埋め込まれた指はそのままで、イノセンシオの空いているほうの手がリリアナの手を握ってくれる。
「リリアナの手、小さいな」
「イノセンシオ様の手が、大きいんだと、思いますよ」
痛みに抗うために意識して呼吸をゆっくり大きくしているのでリリアナの言葉は途切れがちになる。繋いだ手をイノセンシオが持ち上げ、リリアナの手の甲に口づけをしてくれる。
慈しむようなその行動がたまらなく嬉しかった。
「手を繋ぐの、初めてですね」
「……実はずっと我慢してた」
「どうして?」
「手繋いだらそのままここに連れこんで押し倒しそうだったから」
……繋がなくてよかった。
「ずっとリリアナとこういうことしたくて、ちょっとでも触れたら歯止めが利かなくなりそうだったから最低限のエスコート以外は何もしないでおこうって決めてた」
イノセンシオがリリアナを見つめて笑う。
「リリアナのおかげでちょっと予定より早くなったし、思ってたのとはかなり違う状況になったけど、やっとこういうことできて嬉しい」
リリアナの中に入っていた指が動き始める。時間をかけて少しずつ中を探られるうちに小さな痛みと異物感が薄れていくのがわかる。
痛みが消えて安堵するリリアナにイノセンシオが告げる。
「もう一本増やす。力抜いて」
言葉と共に与えられたのは大きな痛みと異物感。反射的に繋いだ手に力が入るが、イノセンシオはその手をしっかりと握り返してくれた。
ずっと手を繋ぎたかった。
大きくて温かいこの手でわたしに触れてほしかった。
痛くて、ちょっと怖いけど、この手はきっとわたしが迷わないようにちゃんと導いてくれる。
リリアナの中に入った二本の指が狭いところをゆっくりと押し広げようとする。何かに縋りたくてリリアナはもう片方の手も繋いだままの手に添える。イノセンシオはその手にも口づけをしてくれた。
長い時間をかけて丁寧に慣らされていくうちに、リリアナのそこはどんどん潤んで指が動くたびに水音を立てるようになっていった。痛みも異物感も薄れていくのに、どうしてだか別の感覚だけが強くなっていく。
足りない。
埋められてるはずなのに埋まらない。
もっと、もっとちゃんと空っぽのわたしを埋めて、満たして。
身体の深い、深いところから湧き上がってくる衝動がリリアナの口からあふれだした。
「……ほしい、です」
指の動きが止まる。イノセンシオがリリアナを見つめる。
しっかり目線を合わせてリリアナはイノセンシオに告げた。
「あなたが、ほしいです」
恋愛小説で読んだその言葉の本当の意味を、リリアナは今、自分の身体で正しく理解した。
イノセンシオがにやりと笑ってリリアナから指を引き抜く。繋いだ手も離して手早く身につけているものを脱ぎ、もう一度リリアナの手を取る。
リリアナの手がイノセンシオの昂りへと導かれた。
「リリアナが欲しいのは、これ?」
リリアナの指先が触れたとたんにひくりと震えたそれは熱くて、硬くて、明らかに指二本分以上の質量がある。
さっきよりも痛いかもしれない。けれど、それでもいいと思った。
「はい」
「わかった。……俺の全部、リリアナにあげる」
軽く唇を合わせてからイノセンシオがリリアナの脚を開き、昂りを押し当ててくる。
「挿れるよ」
潤んだところを何度か滑った後、ぐちゅ、と音を立てて先端が埋め込まれた。指を受け入れたときと同じように、リリアナの呼吸に合わせるようにしてイノセンシオが昂りを進めてくる。
「つらい?」
「大丈夫、です」
しっかり慣らしてもらったおかげなのか痛みはどうにか我慢できそうだった。押し広げられる感覚も指より強いが、かえって内襞と昂りが隙間なく密着しているようにも思えてくる。
もう少し。あと少し。
深いところを小突かれるような感覚と同時にイノセンシオが動きを止めた。
「入った。……リリアナ、よく頑張ったね」
頑張った、と言われればそうかもしれない。痛かったしちょっとだけ怖かった。
けれど、リリアナ以上に頑張ったのは間違いなくイノセンシオだ。力の差に任せてリリアナを好きにすることだってできたはずなのにこの四年間ずっと自分を律してきた。鋼の自制心という周囲の評価は正しかったのだ。
「イノセンシオ様」
「ん?」
リリアナの呼びかけに答えるイノセンシオの声も、表情も、昨日と同じくらいとろけている。外向きの厳しい顔や声も、リリアナにしか見せない今の姿も。
「大好き」
「俺も」
言葉をきっかけにイノセンシオが動きだす。浅いところから深いところまで全く予測のつかない動きでリリアナの中を行き来して、その度にリリアナの身体が揺さぶられる。
「ん、ぅうっ」
「ごめん、痛いよな」
「ぎゅって、してください」
すぐにイノセンシオが応えてくれる。リリアナも大きなその身体を抱きしめ、自分の胸をイノセンシオに押し当てる。
「リリアナ、あんまり煽らないで」
イノセンシオの声が少し焦っているように聞こえる。煽ったわけではない。身体全部で縋りつきたかっただけだ。
「煽ってません。くっつきたかっただけなの」
「わかった。好きなだけくっついてていいよ。その代わり」
腕を緩めてイノセンシオがリリアナを見つめてきた。その瞳にははっきりとした欲が宿っている。
リリアナが初めて見る、男としての顔だった。
「思いっきり動いていいかな」
イノセンシオに全身で縋りついていればきっと受け止めてあげられる。だから。
「あなたのしたいように、してほしいです」
言い終えたとたん、ぎゅ、と音がしそうなくらい強く抱きしめられた。リリアナももう一度イノセンシオを抱き返す。
「ありがと。――ちゃんと掴まってて」
昂りが一気に奥まで押し込まれる。リリアナの喉の奥から声にならない息が吐き出される。ぐちゅ、じゅぷ、という音にリリアナの高い声とイノセンシオの吐息が混ざって何がなんだかわからなくなってくる。
「リリアナ、俺のこと好き?」
「すき」
「俺とこうするの、好き?」
「すき、っ……!」
「俺も、全部好きだから、っ」
動きが一段と激しくなった。しっかり抱きしめられながら揺さぶられ、その動きでリリアナの胸の頂がイノセンシオの厚い胸板に擦れてリリアナの身体と喉を震わせ、イノセンシオの昂りを締めつける。
「リリアナ、ごめん」
上擦った、切羽詰まったイノセンシオの声が聞こえる。
「全部いっぱいは、なしに、させて……っ」
イノセンシオがリリアナの腕を振りほどきながら上体を起こす。その勢いで一気に昂りを引き抜き、リリアナの手を取って昂りに触れさせる。
リリアナの手に、平らな腹部に、豊かな胸元に、昂りから迸った白濁がこれでもかというほど撒き散らされた。
「少しずつ慣らしていこうな」
リリアナは頷いた。ここから先は痛いらしいというのは知っている。
けれど。
「……ぅ」
指一本でも、つらい。小さな痛みと大きな異物感。さっきまでたくさん気持ちいいことを教えてくれたはずのイノセンシオの指が今はリリアナに痛みをもたらしている。
「イノセンシオ様、手」
「ごめん。痛いよな」
「あの、手を、繋ぎたいです」
痛み以外の感覚が欲しかった。
埋め込まれた指はそのままで、イノセンシオの空いているほうの手がリリアナの手を握ってくれる。
「リリアナの手、小さいな」
「イノセンシオ様の手が、大きいんだと、思いますよ」
痛みに抗うために意識して呼吸をゆっくり大きくしているのでリリアナの言葉は途切れがちになる。繋いだ手をイノセンシオが持ち上げ、リリアナの手の甲に口づけをしてくれる。
慈しむようなその行動がたまらなく嬉しかった。
「手を繋ぐの、初めてですね」
「……実はずっと我慢してた」
「どうして?」
「手繋いだらそのままここに連れこんで押し倒しそうだったから」
……繋がなくてよかった。
「ずっとリリアナとこういうことしたくて、ちょっとでも触れたら歯止めが利かなくなりそうだったから最低限のエスコート以外は何もしないでおこうって決めてた」
イノセンシオがリリアナを見つめて笑う。
「リリアナのおかげでちょっと予定より早くなったし、思ってたのとはかなり違う状況になったけど、やっとこういうことできて嬉しい」
リリアナの中に入っていた指が動き始める。時間をかけて少しずつ中を探られるうちに小さな痛みと異物感が薄れていくのがわかる。
痛みが消えて安堵するリリアナにイノセンシオが告げる。
「もう一本増やす。力抜いて」
言葉と共に与えられたのは大きな痛みと異物感。反射的に繋いだ手に力が入るが、イノセンシオはその手をしっかりと握り返してくれた。
ずっと手を繋ぎたかった。
大きくて温かいこの手でわたしに触れてほしかった。
痛くて、ちょっと怖いけど、この手はきっとわたしが迷わないようにちゃんと導いてくれる。
リリアナの中に入った二本の指が狭いところをゆっくりと押し広げようとする。何かに縋りたくてリリアナはもう片方の手も繋いだままの手に添える。イノセンシオはその手にも口づけをしてくれた。
長い時間をかけて丁寧に慣らされていくうちに、リリアナのそこはどんどん潤んで指が動くたびに水音を立てるようになっていった。痛みも異物感も薄れていくのに、どうしてだか別の感覚だけが強くなっていく。
足りない。
埋められてるはずなのに埋まらない。
もっと、もっとちゃんと空っぽのわたしを埋めて、満たして。
身体の深い、深いところから湧き上がってくる衝動がリリアナの口からあふれだした。
「……ほしい、です」
指の動きが止まる。イノセンシオがリリアナを見つめる。
しっかり目線を合わせてリリアナはイノセンシオに告げた。
「あなたが、ほしいです」
恋愛小説で読んだその言葉の本当の意味を、リリアナは今、自分の身体で正しく理解した。
イノセンシオがにやりと笑ってリリアナから指を引き抜く。繋いだ手も離して手早く身につけているものを脱ぎ、もう一度リリアナの手を取る。
リリアナの手がイノセンシオの昂りへと導かれた。
「リリアナが欲しいのは、これ?」
リリアナの指先が触れたとたんにひくりと震えたそれは熱くて、硬くて、明らかに指二本分以上の質量がある。
さっきよりも痛いかもしれない。けれど、それでもいいと思った。
「はい」
「わかった。……俺の全部、リリアナにあげる」
軽く唇を合わせてからイノセンシオがリリアナの脚を開き、昂りを押し当ててくる。
「挿れるよ」
潤んだところを何度か滑った後、ぐちゅ、と音を立てて先端が埋め込まれた。指を受け入れたときと同じように、リリアナの呼吸に合わせるようにしてイノセンシオが昂りを進めてくる。
「つらい?」
「大丈夫、です」
しっかり慣らしてもらったおかげなのか痛みはどうにか我慢できそうだった。押し広げられる感覚も指より強いが、かえって内襞と昂りが隙間なく密着しているようにも思えてくる。
もう少し。あと少し。
深いところを小突かれるような感覚と同時にイノセンシオが動きを止めた。
「入った。……リリアナ、よく頑張ったね」
頑張った、と言われればそうかもしれない。痛かったしちょっとだけ怖かった。
けれど、リリアナ以上に頑張ったのは間違いなくイノセンシオだ。力の差に任せてリリアナを好きにすることだってできたはずなのにこの四年間ずっと自分を律してきた。鋼の自制心という周囲の評価は正しかったのだ。
「イノセンシオ様」
「ん?」
リリアナの呼びかけに答えるイノセンシオの声も、表情も、昨日と同じくらいとろけている。外向きの厳しい顔や声も、リリアナにしか見せない今の姿も。
「大好き」
「俺も」
言葉をきっかけにイノセンシオが動きだす。浅いところから深いところまで全く予測のつかない動きでリリアナの中を行き来して、その度にリリアナの身体が揺さぶられる。
「ん、ぅうっ」
「ごめん、痛いよな」
「ぎゅって、してください」
すぐにイノセンシオが応えてくれる。リリアナも大きなその身体を抱きしめ、自分の胸をイノセンシオに押し当てる。
「リリアナ、あんまり煽らないで」
イノセンシオの声が少し焦っているように聞こえる。煽ったわけではない。身体全部で縋りつきたかっただけだ。
「煽ってません。くっつきたかっただけなの」
「わかった。好きなだけくっついてていいよ。その代わり」
腕を緩めてイノセンシオがリリアナを見つめてきた。その瞳にははっきりとした欲が宿っている。
リリアナが初めて見る、男としての顔だった。
「思いっきり動いていいかな」
イノセンシオに全身で縋りついていればきっと受け止めてあげられる。だから。
「あなたのしたいように、してほしいです」
言い終えたとたん、ぎゅ、と音がしそうなくらい強く抱きしめられた。リリアナももう一度イノセンシオを抱き返す。
「ありがと。――ちゃんと掴まってて」
昂りが一気に奥まで押し込まれる。リリアナの喉の奥から声にならない息が吐き出される。ぐちゅ、じゅぷ、という音にリリアナの高い声とイノセンシオの吐息が混ざって何がなんだかわからなくなってくる。
「リリアナ、俺のこと好き?」
「すき」
「俺とこうするの、好き?」
「すき、っ……!」
「俺も、全部好きだから、っ」
動きが一段と激しくなった。しっかり抱きしめられながら揺さぶられ、その動きでリリアナの胸の頂がイノセンシオの厚い胸板に擦れてリリアナの身体と喉を震わせ、イノセンシオの昂りを締めつける。
「リリアナ、ごめん」
上擦った、切羽詰まったイノセンシオの声が聞こえる。
「全部いっぱいは、なしに、させて……っ」
イノセンシオがリリアナの腕を振りほどきながら上体を起こす。その勢いで一気に昂りを引き抜き、リリアナの手を取って昂りに触れさせる。
リリアナの手に、平らな腹部に、豊かな胸元に、昂りから迸った白濁がこれでもかというほど撒き散らされた。
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