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三章
3-9 説得 健吾
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一度目の訪問は、彼は病室から逃亡中だった。意外に元気だ。
待っても帰って来ず、弁護士の名刺だけを置いて帰った。
二度目は一週間後だった。
彼は病室にいた。
片腕を吊った状態で、退屈そうにテレビを見ていた。
「弁護士の飯島孝之と申します。この度は、宮園祐志様の依頼によりお話をさせて頂けないかと伺いました」
「宮園祐志って……」
「運命の番、と言えばお分かりになられますか?」
驚いた様子の彼は、普通の青年だった。
アルファでもオメガでもない、そんな普通の雰囲気だ。
調査書でもベータばかりの家に突然変異的に生まれたとあった。
馴染みがなければ、アルファやオメガの世界に突然放り込まれて辛かっただろう。
彼の目が俺を捉えた。
その間も弁護士は彼に話し続ける。
「宮園氏は二十年前に結婚しており、お子様も二人おられます。今更奥様以外の番を得ることはできないと、木村さんとの出会いの折りは会わずに立ち去ったのですが、その後の事件に心を痛めて私を派遣いたしました」
彼の瞳に怒りが燃え上がるのに気づいた。
そうだよね、勝手な言い分だ。被害者は彼一人なんだから。
「宮園氏は今後のサポートとして、できる限りの就職先の斡旋と金銭的援助を申し出ておられます。すぐに答えをとは申しませんので、是非ご検討いただければ幸いです」
弁護士が差し出した名刺を受け取って、彼が口を開いた。
「後ろの人は?」
「彼は……」
弁護士が話そうとするのを遮って声を上げた。
「挨拶が遅れて申し訳ありません。宮園健吾と申します」
「二人で話したい、んだけど」
「ですが」
言いたいことがあるなら聞きたい。
祐志を俺のものにするためなら何だってやってみせる。
「しばらく外して頂けますか?」
「畏まりました。十分後に戻ります」
「三十分」
彼が時間を訂正するので、俺は頷いて、弁護士に出て行ってもらった。
「僕が、誰のせいでこうなったか、あんたには分かってるんだろう」
「はい」
彼の目にはただ怒りが渦巻いているように見えた。
祐志への怒りなのか、俺への怒りなのか、それとも……。
俺に近づいて、彼が俺の匂いを嗅いだ。
急に熱を帯びた視線。
「っは、良い匂いだね。ねぇ、それが僕の運命の香りだよ」
「俺にはよく……」
「あんたもオメガなんだよね」
「はい……」
「これ、どうにかしてよ」
手を引かれて、彼の股間に導かれた。熱くなっている。
祐志の匂いに当てられて発情状態になってしまったのだろうか。
顔も知らないのに、こんな簡単に発情してしまうなんて、酷過ぎる。
そっと熱を発散させようと手を動かすと、違うだろう、と言われた。
彼の顔は怒りか、それとも憎しみか。酷く悲しそうに歪んでいる。
「オメガなら使える穴があるだろう」
俺は馬鹿だ。祐志の悲しむ顔が目に浮かぶ。
でもこの子を放ってはおけない。
「っそれは」
「僕がどれだけ苦しんだか、あんたにも分かって欲しいんだ。ほら、時間がない。早くしてよ。慣れてるんだろう。……番がいるんだから」
露悪的な言葉。泣きそうな表情。
こんなことを言いたいんじゃないと叫んでいるような。
こんな身体一つで気持ちがおさまるなら……。
それに、これはチャンスかもしれない。
下を脱ぐと、俺の腹の傷に反応を示した。
「なにこれ」
「帝王切開の……」
「あっそ。足開いて自分でやって入れてよ。僕こんなんじゃ何もできない」
折れた腕を見せて、震える声で。
彼の行き場のない怒りが、祐志の匂いに反応しただけだ。発情といっても、抑制剤を使えばすぐに治まる程度だろう。
けれども、それでは俺の望みは叶えられない。
流石に本番になれば、体が冷えて苦しい。
本当は優しい子だろう。運命が、彼を壊した。
ああ、でも俺の番は祐志だけだ。
全身を凄まじい嫌悪感が包み込む。
ほとんど何が起きたのか理解できていなかったと思う。必死で意識を保って、彼が終わるのを待った。
「ほら早く片付けて。弁護士が来ちゃうだろ」
「は、い……」
「僕もう寝る」
「……おやすみ」
俺は身体の拒否反応で息も絶え絶えだが、彼は違う。どうしようもなくて、俺に無理やりして自己嫌悪で死にそうになってるんじゃないか。
布団をかぶった彼は一人で苦しんでいる。
弁護士が戻ってきて、俺の顔色がおかしいと心配するので、大丈夫だと返して、もう少し外に出ていてほしいと追い出した。
静かに座っていたら、もぞもぞと彼が顔を出した。
酷い顔をしている。
「落ち着いた?」
「な、んで」
もういないと思っていたんだろう。
俺の顔も酷いのかもしれない。
でもここからが正念場だ。
「話をしたくて来たんだ」
「僕は……ぅっ、ごめ、ごめんなさい……」
「大丈夫だよ。大丈夫。……俺ね、君と同じぐらいの子供がいるんだ。祐志は、俺と同じ年で大学で知り合った。色々あったけど、普通に夫夫してたんだけどね。今回のことがあって」
張りつめていたものが決壊するかのように泣き出した彼は、年齢よりも幼く見えた。
そうだよね、突然の運命と、立て続けの暴力で君はおかしくなってしまっただけだよ。大丈夫。きっともとに戻れる。運命なんてなかったように。
子供のように泣く彼の頭を撫でて話をした。
「運命って何なんだろうね。祐志の運命が君だったなら、どうして俺と祐志は出会ったんだろう。でもね、今更譲れないんだ。祐志を愛してるんだよ。ごめんね」
「っうぇ、違う。違う。僕だって、出会いたくなんてなかった。知らなければそれで良かった」
聞きたかった言葉が聞けた。彼も運命なんて、望んでいない。嬉しくて堪らない。
「それでいい? お願いだから、それで納得してくれる?」
「いい。だから、ごめんなさい。病院、ここ病院だから、お医者さんにかかって」
俺の顔色が余程悪いのか、とても心配してくれる。
良い子だなぁ。
でも今俺が医者にかかったらさっきのことが明るみに出てしまう。
「大丈夫だよ。そんなことしないよ」
「いいんだ。僕も犯罪者で。だってさっきのは」
「あれが俺からの慰謝料代わりって言ったら納得してくれる?」
「あなたは何も悪くない」
歳を取って、俺もかなり強かになったのを実感した。
身体の不調なんてどうでもいい。
祐志を確実に俺のものにするためなら、この可愛い子の罪悪感さえ利用してやる。
「祐志は渡せない。俺もそのためにできる限りのことをするって決めたんだ」
「いらない。顔も見たくない。弁護士さんの提案も全部受け入れるから」
やりすぎたかな。
でも彼の言葉が、俺の心を癒していく。
「ごめんね。こんなやり方で」
「嫌かもしれないけど、このベッド使って」
「……そうだね。少しだけ」
流石に辛くなってきたので、言葉に甘えることにした。かなり無理をしていたようで、意識をなくしてしまった。
◇
「何でこんな事に……」
「ごめんなさい……」
目がさめると、頭を抱える弁護士さんと、ひたすら謝る永遠君がいた。
時間を見ると三十分ぐらいだ。
久々に非常に爽快な目覚めだった。
「ごめん、永遠君、ベッド占領しちゃったね」
「大丈夫ですか?」
「うん。すっきりしたよ。ありがとう」
自然に笑顔が出た。
永遠君が赤い顔をした。
「永遠君、顔が赤いよ。調子悪いんじゃない? ベッド返すね。寝ててね。お医者さん呼ぶ?」
「いえ、大丈夫です。その、宮園さんの方が」
「健吾でいいよ。俺は大丈夫だって」
永遠君をベッドに押し込んで、弁護士さんを見た。
この人すごく優秀だって聞いてたけど、大丈夫かな。すごく変な顔をしてる。
「大丈夫ですか?」
「何が?」
「木村さんが、私に貴方を強姦してしまったと」
「……むしろ俺が襲ったのかもよ? 永遠君は祐志のフェロモンの影響で発情状態になり抵抗できなかった」
「んな強引な」
素が出て可笑しい。
「業務外のことですよ」
「貴方に危害を加えられないように見張るのも仕事でした」
大きな音がしなかったから、気付けなかったらしい。
「だから危害は加えられてないって」
「とりあえず双方の言い分を雇い主に報告させて頂きます」
「仕方ないね。俺から祐志には言うよ。俺が先だからね?」
襲った報告?
浮気の報告かな……。
祐志を俺のものにするために、祐志の心を無視してしまった。
さて、どうしよう。
◇
帰り道で、事の次第を諒さんに相談した。
「というわけで、永遠君の説得は成功したんだけど、祐志への言い訳が思いつかなくて……」
『健吾……、俺には良い言い訳なんて思いつかない。和久に代わる』
「あー、兄さん……」
『スピーカーで全部聞いていた。お前流されやす過ぎないか? ……前も似たような事があったの覚えているか?』
流されたわけじゃないと言うか、むしろ俺が押し流したというか。
……前? すっごく前のアレか!
「あ……祐志と食事のあとの」
『もう階段から落ちるなよ』
「あれは関係ないって。……祐志に何て言ったらいいかな」
『ありのまま話して、体で籠絡しろ』
「ええっ!?」
『祐志の好きそうなのは分かってるだろう。とにかく全部仕込んでいけ』
何言ってんだ変態はお前だけだ、と後ろで諒さんの声が聞こえる。
諒さん、スピーカーだからこっちにも聞こえてるよ。
そうか、祐志の好きなので……。
待っても帰って来ず、弁護士の名刺だけを置いて帰った。
二度目は一週間後だった。
彼は病室にいた。
片腕を吊った状態で、退屈そうにテレビを見ていた。
「弁護士の飯島孝之と申します。この度は、宮園祐志様の依頼によりお話をさせて頂けないかと伺いました」
「宮園祐志って……」
「運命の番、と言えばお分かりになられますか?」
驚いた様子の彼は、普通の青年だった。
アルファでもオメガでもない、そんな普通の雰囲気だ。
調査書でもベータばかりの家に突然変異的に生まれたとあった。
馴染みがなければ、アルファやオメガの世界に突然放り込まれて辛かっただろう。
彼の目が俺を捉えた。
その間も弁護士は彼に話し続ける。
「宮園氏は二十年前に結婚しており、お子様も二人おられます。今更奥様以外の番を得ることはできないと、木村さんとの出会いの折りは会わずに立ち去ったのですが、その後の事件に心を痛めて私を派遣いたしました」
彼の瞳に怒りが燃え上がるのに気づいた。
そうだよね、勝手な言い分だ。被害者は彼一人なんだから。
「宮園氏は今後のサポートとして、できる限りの就職先の斡旋と金銭的援助を申し出ておられます。すぐに答えをとは申しませんので、是非ご検討いただければ幸いです」
弁護士が差し出した名刺を受け取って、彼が口を開いた。
「後ろの人は?」
「彼は……」
弁護士が話そうとするのを遮って声を上げた。
「挨拶が遅れて申し訳ありません。宮園健吾と申します」
「二人で話したい、んだけど」
「ですが」
言いたいことがあるなら聞きたい。
祐志を俺のものにするためなら何だってやってみせる。
「しばらく外して頂けますか?」
「畏まりました。十分後に戻ります」
「三十分」
彼が時間を訂正するので、俺は頷いて、弁護士に出て行ってもらった。
「僕が、誰のせいでこうなったか、あんたには分かってるんだろう」
「はい」
彼の目にはただ怒りが渦巻いているように見えた。
祐志への怒りなのか、俺への怒りなのか、それとも……。
俺に近づいて、彼が俺の匂いを嗅いだ。
急に熱を帯びた視線。
「っは、良い匂いだね。ねぇ、それが僕の運命の香りだよ」
「俺にはよく……」
「あんたもオメガなんだよね」
「はい……」
「これ、どうにかしてよ」
手を引かれて、彼の股間に導かれた。熱くなっている。
祐志の匂いに当てられて発情状態になってしまったのだろうか。
顔も知らないのに、こんな簡単に発情してしまうなんて、酷過ぎる。
そっと熱を発散させようと手を動かすと、違うだろう、と言われた。
彼の顔は怒りか、それとも憎しみか。酷く悲しそうに歪んでいる。
「オメガなら使える穴があるだろう」
俺は馬鹿だ。祐志の悲しむ顔が目に浮かぶ。
でもこの子を放ってはおけない。
「っそれは」
「僕がどれだけ苦しんだか、あんたにも分かって欲しいんだ。ほら、時間がない。早くしてよ。慣れてるんだろう。……番がいるんだから」
露悪的な言葉。泣きそうな表情。
こんなことを言いたいんじゃないと叫んでいるような。
こんな身体一つで気持ちがおさまるなら……。
それに、これはチャンスかもしれない。
下を脱ぐと、俺の腹の傷に反応を示した。
「なにこれ」
「帝王切開の……」
「あっそ。足開いて自分でやって入れてよ。僕こんなんじゃ何もできない」
折れた腕を見せて、震える声で。
彼の行き場のない怒りが、祐志の匂いに反応しただけだ。発情といっても、抑制剤を使えばすぐに治まる程度だろう。
けれども、それでは俺の望みは叶えられない。
流石に本番になれば、体が冷えて苦しい。
本当は優しい子だろう。運命が、彼を壊した。
ああ、でも俺の番は祐志だけだ。
全身を凄まじい嫌悪感が包み込む。
ほとんど何が起きたのか理解できていなかったと思う。必死で意識を保って、彼が終わるのを待った。
「ほら早く片付けて。弁護士が来ちゃうだろ」
「は、い……」
「僕もう寝る」
「……おやすみ」
俺は身体の拒否反応で息も絶え絶えだが、彼は違う。どうしようもなくて、俺に無理やりして自己嫌悪で死にそうになってるんじゃないか。
布団をかぶった彼は一人で苦しんでいる。
弁護士が戻ってきて、俺の顔色がおかしいと心配するので、大丈夫だと返して、もう少し外に出ていてほしいと追い出した。
静かに座っていたら、もぞもぞと彼が顔を出した。
酷い顔をしている。
「落ち着いた?」
「な、んで」
もういないと思っていたんだろう。
俺の顔も酷いのかもしれない。
でもここからが正念場だ。
「話をしたくて来たんだ」
「僕は……ぅっ、ごめ、ごめんなさい……」
「大丈夫だよ。大丈夫。……俺ね、君と同じぐらいの子供がいるんだ。祐志は、俺と同じ年で大学で知り合った。色々あったけど、普通に夫夫してたんだけどね。今回のことがあって」
張りつめていたものが決壊するかのように泣き出した彼は、年齢よりも幼く見えた。
そうだよね、突然の運命と、立て続けの暴力で君はおかしくなってしまっただけだよ。大丈夫。きっともとに戻れる。運命なんてなかったように。
子供のように泣く彼の頭を撫でて話をした。
「運命って何なんだろうね。祐志の運命が君だったなら、どうして俺と祐志は出会ったんだろう。でもね、今更譲れないんだ。祐志を愛してるんだよ。ごめんね」
「っうぇ、違う。違う。僕だって、出会いたくなんてなかった。知らなければそれで良かった」
聞きたかった言葉が聞けた。彼も運命なんて、望んでいない。嬉しくて堪らない。
「それでいい? お願いだから、それで納得してくれる?」
「いい。だから、ごめんなさい。病院、ここ病院だから、お医者さんにかかって」
俺の顔色が余程悪いのか、とても心配してくれる。
良い子だなぁ。
でも今俺が医者にかかったらさっきのことが明るみに出てしまう。
「大丈夫だよ。そんなことしないよ」
「いいんだ。僕も犯罪者で。だってさっきのは」
「あれが俺からの慰謝料代わりって言ったら納得してくれる?」
「あなたは何も悪くない」
歳を取って、俺もかなり強かになったのを実感した。
身体の不調なんてどうでもいい。
祐志を確実に俺のものにするためなら、この可愛い子の罪悪感さえ利用してやる。
「祐志は渡せない。俺もそのためにできる限りのことをするって決めたんだ」
「いらない。顔も見たくない。弁護士さんの提案も全部受け入れるから」
やりすぎたかな。
でも彼の言葉が、俺の心を癒していく。
「ごめんね。こんなやり方で」
「嫌かもしれないけど、このベッド使って」
「……そうだね。少しだけ」
流石に辛くなってきたので、言葉に甘えることにした。かなり無理をしていたようで、意識をなくしてしまった。
◇
「何でこんな事に……」
「ごめんなさい……」
目がさめると、頭を抱える弁護士さんと、ひたすら謝る永遠君がいた。
時間を見ると三十分ぐらいだ。
久々に非常に爽快な目覚めだった。
「ごめん、永遠君、ベッド占領しちゃったね」
「大丈夫ですか?」
「うん。すっきりしたよ。ありがとう」
自然に笑顔が出た。
永遠君が赤い顔をした。
「永遠君、顔が赤いよ。調子悪いんじゃない? ベッド返すね。寝ててね。お医者さん呼ぶ?」
「いえ、大丈夫です。その、宮園さんの方が」
「健吾でいいよ。俺は大丈夫だって」
永遠君をベッドに押し込んで、弁護士さんを見た。
この人すごく優秀だって聞いてたけど、大丈夫かな。すごく変な顔をしてる。
「大丈夫ですか?」
「何が?」
「木村さんが、私に貴方を強姦してしまったと」
「……むしろ俺が襲ったのかもよ? 永遠君は祐志のフェロモンの影響で発情状態になり抵抗できなかった」
「んな強引な」
素が出て可笑しい。
「業務外のことですよ」
「貴方に危害を加えられないように見張るのも仕事でした」
大きな音がしなかったから、気付けなかったらしい。
「だから危害は加えられてないって」
「とりあえず双方の言い分を雇い主に報告させて頂きます」
「仕方ないね。俺から祐志には言うよ。俺が先だからね?」
襲った報告?
浮気の報告かな……。
祐志を俺のものにするために、祐志の心を無視してしまった。
さて、どうしよう。
◇
帰り道で、事の次第を諒さんに相談した。
「というわけで、永遠君の説得は成功したんだけど、祐志への言い訳が思いつかなくて……」
『健吾……、俺には良い言い訳なんて思いつかない。和久に代わる』
「あー、兄さん……」
『スピーカーで全部聞いていた。お前流されやす過ぎないか? ……前も似たような事があったの覚えているか?』
流されたわけじゃないと言うか、むしろ俺が押し流したというか。
……前? すっごく前のアレか!
「あ……祐志と食事のあとの」
『もう階段から落ちるなよ』
「あれは関係ないって。……祐志に何て言ったらいいかな」
『ありのまま話して、体で籠絡しろ』
「ええっ!?」
『祐志の好きそうなのは分かってるだろう。とにかく全部仕込んでいけ』
何言ってんだ変態はお前だけだ、と後ろで諒さんの声が聞こえる。
諒さん、スピーカーだからこっちにも聞こえてるよ。
そうか、祐志の好きなので……。
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