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興奮したおじさんの話はまだまだ続く。
「最近の若い探索者は『なんか格好良い剣は無いですか~』とか言って来やがるが、武器はな・・・自分の命を預ける大切な相棒だ。見た目よりも中身がだいじなんだよ!・・・・・・っと、すまない、興奮してしまった。どうする?バトルメイス買うか?」
「はい、購入します。これなら自分の求めている戦いが出来そうですから」
俺の返事に満面の笑みになったおじさんは、更に質問をして来る。
「棍はどうする?やめるのか?」
「いえ、両方使います。棍はもう手放せませんし、メイスは今困っている事を解決してくれそうですし。それに棍はもう俺の大事な相棒です。メイスも相棒になってくれる様にがんばりますよ」
俺がそう答えるとおじさんは爆笑して、
「協会の商品だからメイスを安くしてはやれないが、これからの兄ちゃんの装備のメンテナンスは[俺が個人的に]やってやる。だから兄ちゃんが見ようとしている世界を俺にも見せてくれ!」
おじさんはそう言ってメイスの登録をしてくれた。
メイスの登録をしてから、メイスの使い方を教わり、棍の時と同様に空いたスペースで軽くメイスの練習をしてみる。
悪くない・・・、むしろ今すぐにでもファングボアと戦いたい程良い!
俺はおじさんにお礼を言って、ファングボアの肉塊を一つ押し付けてから武器屋を出た。
それから協会の買取カウンターに行ってドロップ品を買取って貰った時に、係員の人に話し掛けられた。
「3日目にして2階層ですか・・・。早いですね。誰か探索者に師事でもしてたんですか?探索者証をお願いします」
「いえ、師事とかしてないです。運が良かっただけです」
俺は答えながら探索者証を渡す、係員の人はカードを受け取って機械でスキャンした。
「はい、安達さんですね・・・。申し訳ありませんが、買取の後に協会の青笹がお話したいと申しております。お時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
特に用事は無かったと思うが、やましい事は何も無い。
「はい。大丈夫です。」
「ありがとうございます。それと安達様を銀級に昇格するよう本部から指示が出ておりますので、昇格手続きも買取と併せて行わせていただきます」
あれ?呼び方が[さん]から[様]に変わって、しかも銀級に昇格と言われた。
おかしい・・・、何か見えない力を感じる・・・。
俺は買取処理と昇格手続きが完了するのを待っていた。
すると、見た事の無い男性が後ろから話し掛けて来た。
「兄ちゃん少しいいか。俺は青級探索者の木下って者だ。兄ちゃんこの前1階層のモンスターハウスを一人で攻略してたよな?俺はパーティーで潜ってたんだが、モンスターハウスに入ろうと思ったら、壁が出来ていて入れなかったから、兄ちゃんの戦いを見させて貰ったんだが、兄ちゃん強いな。普通は1階層のモンスターハウスと言えど一人で攻略するもんじゃねぇ。それを一人で攻略してたのを見たらな」
この木下って男が見たのは、恐らく棍棒でモンスターハウスの攻略をした時のことだろう。
「それでだ、兄ちゃん俺達のパーティーに入らないか?別に無理にとは言わないが、俺も桜ダンジョンでは知られた男、兄ちゃん若いからまだ緑級だろ?俺達と潜ればすぐに青級に上がれるぞ。悪い話しじゃないと思うがどうだ?」
なんだ・・・、スカウトか。
俺は暫くはソロで潜りたい。
少し前の俺なら飛び付いたかもしれないが、今は誰かと潜る方が色々とリスクがある。
「せっかくのお誘いですが、暫くは自分のペースで一人で周りたいので、今回はお断りさせていただきます」
俺がそう伝えると木下の表情が険しくなった。
「緑級が青級の誘いを断れるとでも思っているのか?ランク上位の言う事は絶対だ。逆らうのならこれからダンジョンに潜る時はモンスターだけじゃなく、色々と気を付けないといけなくなるぞ」
こいつ木下改め三下だな・・・。
思い通りにいかないから脅して来やがった。
こいつ面倒臭いな・・・って思っていると、向こうから青笹さんが歩いて来て、こちらをチラチラ見ながら買取カウンターの係員と話をしてから、俺達の所に来た。
「買取担当者から聞いたが、木下君だったか・・・、ランク上位者の言う事は絶対と言ったらしいが、それであれば彼は今日から銀級だから、彼の言う事は絶対になるという事で間違いないかな?それと脅す様な発言もあったと報告を受けている。木下君の処分は協会と迷宮機動隊で話し合ってから決めようと思うが、暫定的な処置として探索者資格の停止と、処分が決まるまではダンジョンへの立ち入りを禁止とさせて貰う」
乱入して来た青笹さんが、木下への処分を下した。
その話を聞いた木下は、顔面を蒼白にして青笹に縋り着いている。
「俺は有望な若手をパーティーに入れたくて声を掛けただけだ!資格停止とダンジョンへの立ち入り禁止なんて事されたら、生活していけない!もう二度としないから資格停止と立ち入り禁止は無かった事にして貰えないか?」
自分本位でしか話が出来ないようだ。
「協会職員の前で、大声で話したのがまずかったね。目の前で起きている犯罪に繋がる発言を見逃してやるほど、協会は甘くない!探索者は品行方正でなければならないと、登録した時に説明受けただろ?資格停止になったのだから武器の携帯許可も停止になる。装備を全て預けて家に帰りたまえ。そして自宅で保管している武器があるのなら今から職員を同行させて回収させて貰う。それでは処分の結果が出るまでごきげんよう」
この青笹って男の煽りスキルは半端ない!
そして即断即決が出来るほどの権力があるようだ。
協会職員に連行されて行く木下は、「兄ちゃんからもなんとか言ってくれー」と叫んでいたが、脅して来た奴を助けてやれるほど、俺は人間が出来ていない。
連行される木下を見て、俺は絶対にああはならないぞと決意した。
「安達君災難だったね。職員から連絡を受けたんだが、なかなか来ないから私が来たよ。結果的には正解だったな」
笑いながら青笹さんはそう言って来た。
そして買取査定が終了し、ランクアップの手続きも終わったので、青笹さんに連れられて先日の会議室に向かった。
「最近の若い探索者は『なんか格好良い剣は無いですか~』とか言って来やがるが、武器はな・・・自分の命を預ける大切な相棒だ。見た目よりも中身がだいじなんだよ!・・・・・・っと、すまない、興奮してしまった。どうする?バトルメイス買うか?」
「はい、購入します。これなら自分の求めている戦いが出来そうですから」
俺の返事に満面の笑みになったおじさんは、更に質問をして来る。
「棍はどうする?やめるのか?」
「いえ、両方使います。棍はもう手放せませんし、メイスは今困っている事を解決してくれそうですし。それに棍はもう俺の大事な相棒です。メイスも相棒になってくれる様にがんばりますよ」
俺がそう答えるとおじさんは爆笑して、
「協会の商品だからメイスを安くしてはやれないが、これからの兄ちゃんの装備のメンテナンスは[俺が個人的に]やってやる。だから兄ちゃんが見ようとしている世界を俺にも見せてくれ!」
おじさんはそう言ってメイスの登録をしてくれた。
メイスの登録をしてから、メイスの使い方を教わり、棍の時と同様に空いたスペースで軽くメイスの練習をしてみる。
悪くない・・・、むしろ今すぐにでもファングボアと戦いたい程良い!
俺はおじさんにお礼を言って、ファングボアの肉塊を一つ押し付けてから武器屋を出た。
それから協会の買取カウンターに行ってドロップ品を買取って貰った時に、係員の人に話し掛けられた。
「3日目にして2階層ですか・・・。早いですね。誰か探索者に師事でもしてたんですか?探索者証をお願いします」
「いえ、師事とかしてないです。運が良かっただけです」
俺は答えながら探索者証を渡す、係員の人はカードを受け取って機械でスキャンした。
「はい、安達さんですね・・・。申し訳ありませんが、買取の後に協会の青笹がお話したいと申しております。お時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
特に用事は無かったと思うが、やましい事は何も無い。
「はい。大丈夫です。」
「ありがとうございます。それと安達様を銀級に昇格するよう本部から指示が出ておりますので、昇格手続きも買取と併せて行わせていただきます」
あれ?呼び方が[さん]から[様]に変わって、しかも銀級に昇格と言われた。
おかしい・・・、何か見えない力を感じる・・・。
俺は買取処理と昇格手続きが完了するのを待っていた。
すると、見た事の無い男性が後ろから話し掛けて来た。
「兄ちゃん少しいいか。俺は青級探索者の木下って者だ。兄ちゃんこの前1階層のモンスターハウスを一人で攻略してたよな?俺はパーティーで潜ってたんだが、モンスターハウスに入ろうと思ったら、壁が出来ていて入れなかったから、兄ちゃんの戦いを見させて貰ったんだが、兄ちゃん強いな。普通は1階層のモンスターハウスと言えど一人で攻略するもんじゃねぇ。それを一人で攻略してたのを見たらな」
この木下って男が見たのは、恐らく棍棒でモンスターハウスの攻略をした時のことだろう。
「それでだ、兄ちゃん俺達のパーティーに入らないか?別に無理にとは言わないが、俺も桜ダンジョンでは知られた男、兄ちゃん若いからまだ緑級だろ?俺達と潜ればすぐに青級に上がれるぞ。悪い話しじゃないと思うがどうだ?」
なんだ・・・、スカウトか。
俺は暫くはソロで潜りたい。
少し前の俺なら飛び付いたかもしれないが、今は誰かと潜る方が色々とリスクがある。
「せっかくのお誘いですが、暫くは自分のペースで一人で周りたいので、今回はお断りさせていただきます」
俺がそう伝えると木下の表情が険しくなった。
「緑級が青級の誘いを断れるとでも思っているのか?ランク上位の言う事は絶対だ。逆らうのならこれからダンジョンに潜る時はモンスターだけじゃなく、色々と気を付けないといけなくなるぞ」
こいつ木下改め三下だな・・・。
思い通りにいかないから脅して来やがった。
こいつ面倒臭いな・・・って思っていると、向こうから青笹さんが歩いて来て、こちらをチラチラ見ながら買取カウンターの係員と話をしてから、俺達の所に来た。
「買取担当者から聞いたが、木下君だったか・・・、ランク上位者の言う事は絶対と言ったらしいが、それであれば彼は今日から銀級だから、彼の言う事は絶対になるという事で間違いないかな?それと脅す様な発言もあったと報告を受けている。木下君の処分は協会と迷宮機動隊で話し合ってから決めようと思うが、暫定的な処置として探索者資格の停止と、処分が決まるまではダンジョンへの立ち入りを禁止とさせて貰う」
乱入して来た青笹さんが、木下への処分を下した。
その話を聞いた木下は、顔面を蒼白にして青笹に縋り着いている。
「俺は有望な若手をパーティーに入れたくて声を掛けただけだ!資格停止とダンジョンへの立ち入り禁止なんて事されたら、生活していけない!もう二度としないから資格停止と立ち入り禁止は無かった事にして貰えないか?」
自分本位でしか話が出来ないようだ。
「協会職員の前で、大声で話したのがまずかったね。目の前で起きている犯罪に繋がる発言を見逃してやるほど、協会は甘くない!探索者は品行方正でなければならないと、登録した時に説明受けただろ?資格停止になったのだから武器の携帯許可も停止になる。装備を全て預けて家に帰りたまえ。そして自宅で保管している武器があるのなら今から職員を同行させて回収させて貰う。それでは処分の結果が出るまでごきげんよう」
この青笹って男の煽りスキルは半端ない!
そして即断即決が出来るほどの権力があるようだ。
協会職員に連行されて行く木下は、「兄ちゃんからもなんとか言ってくれー」と叫んでいたが、脅して来た奴を助けてやれるほど、俺は人間が出来ていない。
連行される木下を見て、俺は絶対にああはならないぞと決意した。
「安達君災難だったね。職員から連絡を受けたんだが、なかなか来ないから私が来たよ。結果的には正解だったな」
笑いながら青笹さんはそう言って来た。
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