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閑話6
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俺は高校卒業後に地元の大学に入学して、華のキャンパスライフを満喫している。
ある日、早い時間の講義をパスして、午後からの講義を受けるべく、愛車のカスタムした軽で大学に向かっていた。
大学に車で通学出来るのかって?近隣に駐車場を契約出来れば車で登校出来るが、俺は大学の近くにあるパチンコ屋に勝手に車を停めている。
たまに打ちに行くから問題ないだろ?
話を戻すが、通学途中にコンビニに寄ったら、高校の同級生がコンビニの前に立ってたから、俺は声を掛ける事にしたんだ。
確か名前は安達って奴で、高校の時には絡みは無かったが、出席番号が近かったから覚えていた。
相変わらず冴えない感じだったので、愛車と大学の自慢をしてやろうと近付いて話し掛けたら驚く事に、T社製の高級ミニバンに乗っていやがった。
有名な動画投稿者や、そこそこ裕福な家庭、DQNが残価設定何とかで購入して乗っている、イカつい見た目のあのミニバンだ。
大学生の俺には手が届かない高級車に、冴えないコイツが乗っている事に軽い嫉妬を覚えたが、ずっと格下だと思っていたコイツにそんなみっともない姿を見せる事は出来ない。
それならば双方にプラスになる様に話を誘導して、俺がこのミニバンを自由に使える様にしてやろうと思って色々提案したが、生意気な事に全て話を蹴りやがった。
どうせ借金塗れになって買った車だろう?と思って今何をしているか聞いたら、なんと探索者をしているそうだ。
確か探索者はランクとやらが上がらないとローンは組めないと聞いた事がある。
どうみてもコイツは高校ランクの探索者には見えない。
それを踏まえて天才的な俺が導き出した答えは、ダンジョンで頑張って稼いだ金で車を買ったって事だ。
車の購入費用だけじゃなくて、維持費もそこそこかかるから、コイツはそこそこ金を持っているのだろう。
美味そうなカモを見つけた喜びを表には出さずに、色々と誘いをかけてみたが、コイツは首を縦には振ってくれなかった。
生意気な奴だ。
しかも協会職員を名乗る美人なお姉さんを助手席に乗せてどこかに行きやがった。
こうなったら意地でもミニバンと、当面の遊興費をアイツから手に入れてやる。
そう考えた俺は、高校の同級生にアイツの番号を調べて貰って連絡したが、アイツは俺の誘いをあっさり断って来やがった。
こうなればこちらも意地だ!
ってゆーか、同じ学部の女子グループをもう誘ってしまっている。
どんな手段を使ってもアイツの車を借りなければならない状況になっている。
車が用意出来なければ俺は誘った女子達に嘘つき呼ばわりされて、俺のキャンパスライフは閉ざされてしまう。
焦りに焦った俺は、アイツが通っていると思われる桜ダンジョンに行ってみる事にした。
なんとか桜ダンジョンに着いたが、残念ながら頑丈なフェンスで囲まれたダンジョンの駐車場の中に入る事は出来なかった。
駐車場の出入口にはゲートが設置してあり、そのゲートには屈強な警備員が配置されていた。
駐車場内にアイツの車が停まっているのが見えたので、警備員に「友人の車に用がある」と声を掛けてみたが、「協会の設備は許可を得た者か、探索者しか入る事は出来ない」と言われて、その場を追い払われた。
仕方ない・・・。
リア充で忙しい身だが、俺も探索者になって、稼ぎつつアイツから車と金を巻き上げてやる!
そう考えて探索者登録をしに行った。
結果、探索者には簡単になる事が出来た。
アイツよりも優れた俺が、アイツ以下な訳はない。
そう思った俺は、協会の武器屋で剣を買ってダンジョンに入る事にした。
武器屋のオッサンは無愛想で時折俺を睨みつける様な視線を送って来たが、所詮は探索者なんて野蛮な仕事をしている奴等の関係者だ。
地元の国立大学に通う、将来が約束されたイケメンエリートの俺とは住む世界が違う。
オッサンに「安くて強い剣を出してくれ」と言って、出された剣を親のクレジットカードで購入してから、俺はダンジョンに入った。
ゲームで出て来る様なモンスターが出て来たが、エリートの俺の敵ではなかった。
順調に進んで2階に降りる階段を見つけたので、俺は次の階に進む事にした。
2階に降りてみたが、運良くモンスターに遭遇する事もなく、3階へと進む階段を見つけた。
やはり俺は才能がある様だ。
俺は3階へと進み、3階を歩き回っていた時デカい猪に遭遇した。
エリートの俺様の敵ではない、そう思っていたが、俺の攻撃は全て分厚い毛皮に弾かれて攻撃が通らない。
焦った俺は、サッカーで鍛えた脚力を活かして逃げる事にした。
ダンジョンの中を体力が続く限り闇雲に逃げ回った。
そして気が付いた時には、自分が何処に居るのかすら分からなくなっていた。
そうだ!助けを呼ぼう!
そう思ってスマホをポケットから出したがスマホには圏外と表示されていた。
終わった・・・。
俺の言う事を聞かなかったアイツを恨みながら、俺はダンジョンの壁に背中を預けて、これからどうして生き残ろうか思案する事にしたが、時間だけが過ぎていった。
時折現れるモンスターから逃げては休憩し、逃げては休憩し、逃げては休憩し、と繰り返していたが、体力が限界を迎えつつあった。
絶望の中、剣を抱えて壁にもたれかかりながら座り込んで、誰かが通るのを待つ事にしたが、誰も通らなかった。
もし生き残る事が出来たら、もし地上に戻る事が出来たら、俺はアイツを絶対に許さない!
そう思いながら疲労から来る睡魔に負けて目を閉じた。
ーーーーーーーーーー
新規登録した探索者が、一人でダンジョンに入って戻らない。
ゲート担当者から連絡を受けた青笹は、急遽救助隊を編成して、当該探索者の救助隊をダンジョンに送る事にした。
だが、実力のある職員が武器屋の山本しか居なかったので、探索者へ救助依頼を出す事にした。
ゲート担当者に現在潜っている高ランク探索者を確認すると、高ランク探索者は銀青混合のパーティーが一つと、ソロの銀級が一人と答えが返って来た。
青笹は探索者が戻ったら自分に連絡をする様伝えてから、迷宮機動隊に新人探索者が行方不明と連絡を入れた。
ある日、早い時間の講義をパスして、午後からの講義を受けるべく、愛車のカスタムした軽で大学に向かっていた。
大学に車で通学出来るのかって?近隣に駐車場を契約出来れば車で登校出来るが、俺は大学の近くにあるパチンコ屋に勝手に車を停めている。
たまに打ちに行くから問題ないだろ?
話を戻すが、通学途中にコンビニに寄ったら、高校の同級生がコンビニの前に立ってたから、俺は声を掛ける事にしたんだ。
確か名前は安達って奴で、高校の時には絡みは無かったが、出席番号が近かったから覚えていた。
相変わらず冴えない感じだったので、愛車と大学の自慢をしてやろうと近付いて話し掛けたら驚く事に、T社製の高級ミニバンに乗っていやがった。
有名な動画投稿者や、そこそこ裕福な家庭、DQNが残価設定何とかで購入して乗っている、イカつい見た目のあのミニバンだ。
大学生の俺には手が届かない高級車に、冴えないコイツが乗っている事に軽い嫉妬を覚えたが、ずっと格下だと思っていたコイツにそんなみっともない姿を見せる事は出来ない。
それならば双方にプラスになる様に話を誘導して、俺がこのミニバンを自由に使える様にしてやろうと思って色々提案したが、生意気な事に全て話を蹴りやがった。
どうせ借金塗れになって買った車だろう?と思って今何をしているか聞いたら、なんと探索者をしているそうだ。
確か探索者はランクとやらが上がらないとローンは組めないと聞いた事がある。
どうみてもコイツは高校ランクの探索者には見えない。
それを踏まえて天才的な俺が導き出した答えは、ダンジョンで頑張って稼いだ金で車を買ったって事だ。
車の購入費用だけじゃなくて、維持費もそこそこかかるから、コイツはそこそこ金を持っているのだろう。
美味そうなカモを見つけた喜びを表には出さずに、色々と誘いをかけてみたが、コイツは首を縦には振ってくれなかった。
生意気な奴だ。
しかも協会職員を名乗る美人なお姉さんを助手席に乗せてどこかに行きやがった。
こうなったら意地でもミニバンと、当面の遊興費をアイツから手に入れてやる。
そう考えた俺は、高校の同級生にアイツの番号を調べて貰って連絡したが、アイツは俺の誘いをあっさり断って来やがった。
こうなればこちらも意地だ!
ってゆーか、同じ学部の女子グループをもう誘ってしまっている。
どんな手段を使ってもアイツの車を借りなければならない状況になっている。
車が用意出来なければ俺は誘った女子達に嘘つき呼ばわりされて、俺のキャンパスライフは閉ざされてしまう。
焦りに焦った俺は、アイツが通っていると思われる桜ダンジョンに行ってみる事にした。
なんとか桜ダンジョンに着いたが、残念ながら頑丈なフェンスで囲まれたダンジョンの駐車場の中に入る事は出来なかった。
駐車場の出入口にはゲートが設置してあり、そのゲートには屈強な警備員が配置されていた。
駐車場内にアイツの車が停まっているのが見えたので、警備員に「友人の車に用がある」と声を掛けてみたが、「協会の設備は許可を得た者か、探索者しか入る事は出来ない」と言われて、その場を追い払われた。
仕方ない・・・。
リア充で忙しい身だが、俺も探索者になって、稼ぎつつアイツから車と金を巻き上げてやる!
そう考えて探索者登録をしに行った。
結果、探索者には簡単になる事が出来た。
アイツよりも優れた俺が、アイツ以下な訳はない。
そう思った俺は、協会の武器屋で剣を買ってダンジョンに入る事にした。
武器屋のオッサンは無愛想で時折俺を睨みつける様な視線を送って来たが、所詮は探索者なんて野蛮な仕事をしている奴等の関係者だ。
地元の国立大学に通う、将来が約束されたイケメンエリートの俺とは住む世界が違う。
オッサンに「安くて強い剣を出してくれ」と言って、出された剣を親のクレジットカードで購入してから、俺はダンジョンに入った。
ゲームで出て来る様なモンスターが出て来たが、エリートの俺の敵ではなかった。
順調に進んで2階に降りる階段を見つけたので、俺は次の階に進む事にした。
2階に降りてみたが、運良くモンスターに遭遇する事もなく、3階へと進む階段を見つけた。
やはり俺は才能がある様だ。
俺は3階へと進み、3階を歩き回っていた時デカい猪に遭遇した。
エリートの俺様の敵ではない、そう思っていたが、俺の攻撃は全て分厚い毛皮に弾かれて攻撃が通らない。
焦った俺は、サッカーで鍛えた脚力を活かして逃げる事にした。
ダンジョンの中を体力が続く限り闇雲に逃げ回った。
そして気が付いた時には、自分が何処に居るのかすら分からなくなっていた。
そうだ!助けを呼ぼう!
そう思ってスマホをポケットから出したがスマホには圏外と表示されていた。
終わった・・・。
俺の言う事を聞かなかったアイツを恨みながら、俺はダンジョンの壁に背中を預けて、これからどうして生き残ろうか思案する事にしたが、時間だけが過ぎていった。
時折現れるモンスターから逃げては休憩し、逃げては休憩し、逃げては休憩し、と繰り返していたが、体力が限界を迎えつつあった。
絶望の中、剣を抱えて壁にもたれかかりながら座り込んで、誰かが通るのを待つ事にしたが、誰も通らなかった。
もし生き残る事が出来たら、もし地上に戻る事が出来たら、俺はアイツを絶対に許さない!
そう思いながら疲労から来る睡魔に負けて目を閉じた。
ーーーーーーーーーー
新規登録した探索者が、一人でダンジョンに入って戻らない。
ゲート担当者から連絡を受けた青笹は、急遽救助隊を編成して、当該探索者の救助隊をダンジョンに送る事にした。
だが、実力のある職員が武器屋の山本しか居なかったので、探索者へ救助依頼を出す事にした。
ゲート担当者に現在潜っている高ランク探索者を確認すると、高ランク探索者は銀青混合のパーティーが一つと、ソロの銀級が一人と答えが返って来た。
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