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カミュを自宅の納屋に呼び出して、スキルオーブを受け取ったまでは良かったが、納屋にオカンが乱入して来たのは予想外だった。
「あんた折角友達が来てるのに、納屋で何してるの?入って貰いなさいよ!それにしても変わった格好ね?今流行りのコスプレとかって奴かしら?」
オカンのマシンガントークが続いている。
「大丈夫だから戻って!もう送る所だから!」
「あら、ご飯を食べて貰えば良いじゃない!用意しておくから、用事が終わったら入って来なさい!」
緊急事態だ。
うちのオカンはこう言ったら待ったナシで、カミュを連れて入らなければ何が起きるか分からない。
俺は腹を括って、カミュを連れて入る事にしたが、はたしてカミュは鎧を、脱ぐ事が出来るのだろうか?
オカンを家に追いやってから、俺はカミュに仕込みと脱皮をさせる為、色々と話しかけた。
「ごめんカミュ、厄介な事に巻き込んでしまった・・・」
「私は一向に構いません。先程の方は主の母上様ですか?」
「うん。俺の母親。ああ言ったらテコでも動かないし、俺がこの世で唯一逆らえなくて、敵わない存在・・・」
俺の言葉にカミュはフリーズしている。
「あのさー、カミュってその鎧脱げる?変な意味じゃなくて、これから俺の家でカミュも一緒に夕食を食べる事になったんだけど、鎧のままだと流石にオカンが何か言いそうだから・・・」
俺がそう言うとカミュは、ハッとして表情になり俺の質問に答えてくれた。
「主と夕食をご一緒出来るのですか?脱げます!脱ぎます!元よりこの鎧は飾りの様な物です。して、どの様な格好になればよろしいでしょうか?服は魔力で作れますゆえ」
「今の俺の服みたいな格好になれる?それと、俺の名前はシンだから、主ではなくて[シン]と呼び捨てにして。ついでに敬語も無しでフランクな感じでお願い」
「それは流石に主に失礼かと・・・」
「大丈夫!フランクにしてくれないと、カミュが戻った後のオカンからの尋問が怖い!」
俺がそう言うと、不承不承だが俺の言う事を了承してくれた。
その後、鎧を消して普通の格好に変身したカミュを連れて家に入り、無事に食事を終える事が出来た。
カミュの見た目から、異国の方だと判断してくれた我が母上は、カミュには箸ではなく、ナイフとフォーク、そしてスプーンを用意してくれており、カミュも初めてのこの世界の食事を楽しむ事が出来た様だった。
ダイニングにカミュを連れて入った時にウメがビクっとして、「なんでお前がここにいるの?なんで?」って感じのリアクションは見ていて楽しかった。
そしてウメがオカンに溺愛されている姿を見たカミュの、「プフラウメ様は凄く大切にされている様ですね」の呟きが聞こえたが、その呟きを聞いて何か嬉しい気持ちになったのはカミュには内緒だ。
カミュを送還する為に外に連れて出る際に、「カミュ君、いつでも遊びに来てね。おばちゃんご飯沢山作るから」と、オカンに言われたカミュは心底嬉しそうだった。
カミュは元の世界への帰り間際に、
「今度お邪魔する際は、魔界の一番いいお酒を父上様と母上様にお持ちいたします。大変恐縮ですが、主のご両親様によろしくお伝えくださいます様お願い申し上げます」
と言って、空間の裂け目に入って行った。
ちょっとカミュとの距離が縮まった気がする。
カミュが戻った後、俺は我が家の魔界へと戻り、カミュから貰ったスキルオーブを片っ端から鑑定する事にした。
もしかしてもしかしたら、お目当ての[収納]のスキルがあるかもしれないからだ。
俺はスキルオーブを手に取り[鑑定]と念じてみた。
【スキルオーブ:高密度の魔力が濃縮される事によって、魔力が球状に結晶化し、結晶の内部で魔力がスキルへと変質して封入されたオーブ。このオーブには全属性魔法が封入されている】
おっと・・・、お目当てでは無いが、いきなりラスボスみたいなスキルが現れた。
俺はマスキングテープに[全属性魔法]と書いてオーブに貼り付けておいた。
それから次々とスキルオーブを鑑定していく、[魔力操作]・[攻撃力上昇]・[睡眠]・[結界]・[自宅警備]・[鑑定]・・・、なかなかお目当てのスキルが出て来ない。
たまにおかしなスキルが出て来るが、気にせず鑑定を続けていく。
[剣術]・[体術]・[料理]・[現実逃避]、おっふ・・・、変なの混ざってる・・・。
[魔法剣]・[切れ味上昇]・[収納]・・・、
来た・・・、ついに来た・・・。
念願の収納スキルのスキルオーブがついに出てくれた!
逸る気持ちを抑えて、マスキングテープに鑑定した内容を書いて、収納以外のスキルオーブに貼っていく。
ちなみにスキルオーブの鑑定の進捗状況はまだ50%に達していない。
鑑定済のスキルオーブをコンビニ袋に入れてから、カミュのくれた袋に入れて、収納袋に収納する。
それから風呂に入り、寝る準備をしてから、スキルオーブを使う為にベッドに横になった。
スキルオーブを手に取り、スキルの取得をしようとした瞬間、携帯に着信が入ったので画面を見ると、知らない番号からの着信だった。
最近の調査によると、知らない番号やフリーダイヤルからの着信を取らない人が急増中らしい。
だから俺も知らない番号からの着信を取りたくない!・・・と思っていましたが、あまりにもしつこいので取らない事にしました。
なり続ける携帯電話を放置し、スキルオーブを両手で握り締めて、[スキル取得]と念じた。
多分一生慣れる事の無い強烈な頭痛が襲って来て、俺はそのまま意識を失った。
翌朝の目覚めはあまり気分の良いものではなかったが、スキルを取得出来たのであれば、この不快感のある目覚めも受け入れる事が出来る。
確認の為にステータスを表示させると・・・、
名前:安達臣
種族:ヒューマン
年齢:18歳
スキル:テイム・転移・身体強化・他種族言語・鑑定・収納
あった!
収納があった!
俺は早速空になったスキルオーブに手をかざして、[収納]と念じてみた。
・・・・・スキルオーブは手をかざしただけで、きちんと収納された。
そしてベッドの上にスキルオーブが出る様に意識しながら、[排出]と念じると、指定した場所にきちんと収納した物が排出される。
それから暫くの間、収納スキルの効果を検証する為に色々と試してみた。
収納可能な距離、収納されている物を把握する方法、収納出来る量、収納可能な大きさ、収納した物の効果的な取り出し方、色々と検証してみた結果は驚くべき物だった。
まず収納可能な距離は約3m程で、手をかざさなくても収納したい物を視界に入れて[収納]と念じるだけで、収納する事が出来た。
収納されている物の把握は、[収納物確認]と念じると、目の前にリストが表示された。
収納出来る量は、収納袋内の物を全て入れる事が出来たので、かなりの量が収納可能と思われる。
収納可能な大きさは、我が家の魔界にある最大の物体である、セミダブルベッドを収納する事が出来たので、おそらくセミダブルベッドサイズまでは収納が可能なのは間違いない。
そして収納した物の効果的な取り出し方だが、わざわざ[排出]と念じなくても、[メイスを右手に握る]と思い浮かべれば、その通りに出て来てくれた。
もちろん複数の取り出しも可能で、[スキルオーブ2個]と思い浮かべればその通り出て来てくれる。
痒い所に手が届くスキルだと言う事が分かった。
時間の経過に関しては検証が出来ていないが、時間経過により劣化する物は収納袋に再度収納してから、スキルの方に入れてあるので大丈夫だろう。
ちなみに収納スキルで収納した収納袋は、わざわざ出さなくてもスキルの中で物の出し入れが出来る事も分かったので、量に関してはまだ検証が終わっていないが、実質無限と考えても良いだろう。
収納スキルの最低限の検証が終わったので、朝食を取ってから桜ダンジョンに向かう事にした。
今日から協会職員の横澤さんと一緒に潜る事になっている・・・。
憂鬱な気持ちで、桜ダンジョンに向かって車を走らせた。
「あんた折角友達が来てるのに、納屋で何してるの?入って貰いなさいよ!それにしても変わった格好ね?今流行りのコスプレとかって奴かしら?」
オカンのマシンガントークが続いている。
「大丈夫だから戻って!もう送る所だから!」
「あら、ご飯を食べて貰えば良いじゃない!用意しておくから、用事が終わったら入って来なさい!」
緊急事態だ。
うちのオカンはこう言ったら待ったナシで、カミュを連れて入らなければ何が起きるか分からない。
俺は腹を括って、カミュを連れて入る事にしたが、はたしてカミュは鎧を、脱ぐ事が出来るのだろうか?
オカンを家に追いやってから、俺はカミュに仕込みと脱皮をさせる為、色々と話しかけた。
「ごめんカミュ、厄介な事に巻き込んでしまった・・・」
「私は一向に構いません。先程の方は主の母上様ですか?」
「うん。俺の母親。ああ言ったらテコでも動かないし、俺がこの世で唯一逆らえなくて、敵わない存在・・・」
俺の言葉にカミュはフリーズしている。
「あのさー、カミュってその鎧脱げる?変な意味じゃなくて、これから俺の家でカミュも一緒に夕食を食べる事になったんだけど、鎧のままだと流石にオカンが何か言いそうだから・・・」
俺がそう言うとカミュは、ハッとして表情になり俺の質問に答えてくれた。
「主と夕食をご一緒出来るのですか?脱げます!脱ぎます!元よりこの鎧は飾りの様な物です。して、どの様な格好になればよろしいでしょうか?服は魔力で作れますゆえ」
「今の俺の服みたいな格好になれる?それと、俺の名前はシンだから、主ではなくて[シン]と呼び捨てにして。ついでに敬語も無しでフランクな感じでお願い」
「それは流石に主に失礼かと・・・」
「大丈夫!フランクにしてくれないと、カミュが戻った後のオカンからの尋問が怖い!」
俺がそう言うと、不承不承だが俺の言う事を了承してくれた。
その後、鎧を消して普通の格好に変身したカミュを連れて家に入り、無事に食事を終える事が出来た。
カミュの見た目から、異国の方だと判断してくれた我が母上は、カミュには箸ではなく、ナイフとフォーク、そしてスプーンを用意してくれており、カミュも初めてのこの世界の食事を楽しむ事が出来た様だった。
ダイニングにカミュを連れて入った時にウメがビクっとして、「なんでお前がここにいるの?なんで?」って感じのリアクションは見ていて楽しかった。
そしてウメがオカンに溺愛されている姿を見たカミュの、「プフラウメ様は凄く大切にされている様ですね」の呟きが聞こえたが、その呟きを聞いて何か嬉しい気持ちになったのはカミュには内緒だ。
カミュを送還する為に外に連れて出る際に、「カミュ君、いつでも遊びに来てね。おばちゃんご飯沢山作るから」と、オカンに言われたカミュは心底嬉しそうだった。
カミュは元の世界への帰り間際に、
「今度お邪魔する際は、魔界の一番いいお酒を父上様と母上様にお持ちいたします。大変恐縮ですが、主のご両親様によろしくお伝えくださいます様お願い申し上げます」
と言って、空間の裂け目に入って行った。
ちょっとカミュとの距離が縮まった気がする。
カミュが戻った後、俺は我が家の魔界へと戻り、カミュから貰ったスキルオーブを片っ端から鑑定する事にした。
もしかしてもしかしたら、お目当ての[収納]のスキルがあるかもしれないからだ。
俺はスキルオーブを手に取り[鑑定]と念じてみた。
【スキルオーブ:高密度の魔力が濃縮される事によって、魔力が球状に結晶化し、結晶の内部で魔力がスキルへと変質して封入されたオーブ。このオーブには全属性魔法が封入されている】
おっと・・・、お目当てでは無いが、いきなりラスボスみたいなスキルが現れた。
俺はマスキングテープに[全属性魔法]と書いてオーブに貼り付けておいた。
それから次々とスキルオーブを鑑定していく、[魔力操作]・[攻撃力上昇]・[睡眠]・[結界]・[自宅警備]・[鑑定]・・・、なかなかお目当てのスキルが出て来ない。
たまにおかしなスキルが出て来るが、気にせず鑑定を続けていく。
[剣術]・[体術]・[料理]・[現実逃避]、おっふ・・・、変なの混ざってる・・・。
[魔法剣]・[切れ味上昇]・[収納]・・・、
来た・・・、ついに来た・・・。
念願の収納スキルのスキルオーブがついに出てくれた!
逸る気持ちを抑えて、マスキングテープに鑑定した内容を書いて、収納以外のスキルオーブに貼っていく。
ちなみにスキルオーブの鑑定の進捗状況はまだ50%に達していない。
鑑定済のスキルオーブをコンビニ袋に入れてから、カミュのくれた袋に入れて、収納袋に収納する。
それから風呂に入り、寝る準備をしてから、スキルオーブを使う為にベッドに横になった。
スキルオーブを手に取り、スキルの取得をしようとした瞬間、携帯に着信が入ったので画面を見ると、知らない番号からの着信だった。
最近の調査によると、知らない番号やフリーダイヤルからの着信を取らない人が急増中らしい。
だから俺も知らない番号からの着信を取りたくない!・・・と思っていましたが、あまりにもしつこいので取らない事にしました。
なり続ける携帯電話を放置し、スキルオーブを両手で握り締めて、[スキル取得]と念じた。
多分一生慣れる事の無い強烈な頭痛が襲って来て、俺はそのまま意識を失った。
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名前:安達臣
種族:ヒューマン
年齢:18歳
スキル:テイム・転移・身体強化・他種族言語・鑑定・収納
あった!
収納があった!
俺は早速空になったスキルオーブに手をかざして、[収納]と念じてみた。
・・・・・スキルオーブは手をかざしただけで、きちんと収納された。
そしてベッドの上にスキルオーブが出る様に意識しながら、[排出]と念じると、指定した場所にきちんと収納した物が排出される。
それから暫くの間、収納スキルの効果を検証する為に色々と試してみた。
収納可能な距離、収納されている物を把握する方法、収納出来る量、収納可能な大きさ、収納した物の効果的な取り出し方、色々と検証してみた結果は驚くべき物だった。
まず収納可能な距離は約3m程で、手をかざさなくても収納したい物を視界に入れて[収納]と念じるだけで、収納する事が出来た。
収納されている物の把握は、[収納物確認]と念じると、目の前にリストが表示された。
収納出来る量は、収納袋内の物を全て入れる事が出来たので、かなりの量が収納可能と思われる。
収納可能な大きさは、我が家の魔界にある最大の物体である、セミダブルベッドを収納する事が出来たので、おそらくセミダブルベッドサイズまでは収納が可能なのは間違いない。
そして収納した物の効果的な取り出し方だが、わざわざ[排出]と念じなくても、[メイスを右手に握る]と思い浮かべれば、その通りに出て来てくれた。
もちろん複数の取り出しも可能で、[スキルオーブ2個]と思い浮かべればその通り出て来てくれる。
痒い所に手が届くスキルだと言う事が分かった。
時間の経過に関しては検証が出来ていないが、時間経過により劣化する物は収納袋に再度収納してから、スキルの方に入れてあるので大丈夫だろう。
ちなみに収納スキルで収納した収納袋は、わざわざ出さなくてもスキルの中で物の出し入れが出来る事も分かったので、量に関してはまだ検証が終わっていないが、実質無限と考えても良いだろう。
収納スキルの最低限の検証が終わったので、朝食を取ってから桜ダンジョンに向かう事にした。
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