54 / 96
閑話9
しおりを挟む
実は現在ダンジョンが存在しているのは日本だけだ。
ダンジョンから得る事が出来る主なダンジョン産の資源は、植物・食材・鉱物・魔石・モンスタードロップ品などが有名だ。
薬効成分の強い植物、これは回復薬などの薬品に加工され、国民の健康を支えている。
モンスター由来の食材、これは地上の物の上位互換的な物で、入手困難かつ非常に美味である事も手伝って、戦後は国民の胃袋を支え、現在は豊かになった国民の美食欲求を満たしている。
鉱物、地球上に存在している色々な鉱物に加え、魔力を帯びた魔鉱石や、伝説上の金属であるミスリルやオリハルコン、変わりどころではヒヒイロカネが発見されており、その存在が日本の経済成長を大きく支える事になった。
魔石、魔力を内包したモンスター由来の鉱石で、未だに謎に満ちた鉱物ではあるが、魔石を使う事で発電が出来る事がわかってからは、主にエネルギー源として利用されている。
モンスタードロップ品、これはダンジョンに出現するモンスターを倒すと出て来る物で、武器や食材、薬品や宝石、毛皮や木材、はたまたガラクタなどドロップされ、用途に合わせて利用がされているが、ドロップする仕組みなどは謎に包まれたままだ。
この様なダンジョンの恩恵に、地球上で日本しかあやかれる事が出来ないので、ダンジョン出現直後は「敗戦国のクセに生意気だ」とか「国連の管理下に置いては」とか「日本に宣戦布告をしよう」など言われたりした。
押しに弱かった当時の政府は、試験的に外国人のダンジョン立ち入りを行ってみたが、不思議な事に外国人がダンジョン内でモンスターを倒してもドロップ品は現れず、ダンジョン内を歩き回っても薬草や鉱石などのアイテムを発見する事は出来なかった。
こういった事もあり、ダンジョンを諸外国に解放をしたり、国連の管理下にするという話は無くなり、現在は日本がダンジョン資源を独占し、必要に応じて諸外国に販売している。
そのお陰もあり、日本の対外輸出は恐ろしい程の黒字を記録し続けている。
そんなダンジョンで国を再興し、終わらない経済成長を見せられた諸外国は、「日本と仲良くしよう」、「日本とは親友・・・いや神友!」と良好な関係を保つ国が多かったが、中には「いずれダンジョンを手に入れてやるある」とか「日本の物はウリの物ニダ」と言う国もあり、水面下で工作に勤しんでいた。
そんな脅威が迫りつつある事を、日本政府や探索者協会はまだ知らない。
そんなある日、東京にあるダンジョンで青級探索者が他の探索者に声を掛けられた。
「ダンジョンドロップ品を全て買い取らせてくれ」と・・・。
提示された金額は協会に買取りして貰う額よりも高額で、青級探索者はその申し出を喜んで受けた。
それからは関東のダンジョンで同様の事が頻発していたが、無理矢理買い取る訳でもなく、脅しや暴力がある訳でもなく、非常に物腰柔らかくフレンドリーに買取りを申し出て来るので、探索者達は喜んで買い取って貰っていた。
後にこれが国家を揺るがす大きな火種になるとも知らずに・・・。
ダンジョンから得る事が出来る主なダンジョン産の資源は、植物・食材・鉱物・魔石・モンスタードロップ品などが有名だ。
薬効成分の強い植物、これは回復薬などの薬品に加工され、国民の健康を支えている。
モンスター由来の食材、これは地上の物の上位互換的な物で、入手困難かつ非常に美味である事も手伝って、戦後は国民の胃袋を支え、現在は豊かになった国民の美食欲求を満たしている。
鉱物、地球上に存在している色々な鉱物に加え、魔力を帯びた魔鉱石や、伝説上の金属であるミスリルやオリハルコン、変わりどころではヒヒイロカネが発見されており、その存在が日本の経済成長を大きく支える事になった。
魔石、魔力を内包したモンスター由来の鉱石で、未だに謎に満ちた鉱物ではあるが、魔石を使う事で発電が出来る事がわかってからは、主にエネルギー源として利用されている。
モンスタードロップ品、これはダンジョンに出現するモンスターを倒すと出て来る物で、武器や食材、薬品や宝石、毛皮や木材、はたまたガラクタなどドロップされ、用途に合わせて利用がされているが、ドロップする仕組みなどは謎に包まれたままだ。
この様なダンジョンの恩恵に、地球上で日本しかあやかれる事が出来ないので、ダンジョン出現直後は「敗戦国のクセに生意気だ」とか「国連の管理下に置いては」とか「日本に宣戦布告をしよう」など言われたりした。
押しに弱かった当時の政府は、試験的に外国人のダンジョン立ち入りを行ってみたが、不思議な事に外国人がダンジョン内でモンスターを倒してもドロップ品は現れず、ダンジョン内を歩き回っても薬草や鉱石などのアイテムを発見する事は出来なかった。
こういった事もあり、ダンジョンを諸外国に解放をしたり、国連の管理下にするという話は無くなり、現在は日本がダンジョン資源を独占し、必要に応じて諸外国に販売している。
そのお陰もあり、日本の対外輸出は恐ろしい程の黒字を記録し続けている。
そんなダンジョンで国を再興し、終わらない経済成長を見せられた諸外国は、「日本と仲良くしよう」、「日本とは親友・・・いや神友!」と良好な関係を保つ国が多かったが、中には「いずれダンジョンを手に入れてやるある」とか「日本の物はウリの物ニダ」と言う国もあり、水面下で工作に勤しんでいた。
そんな脅威が迫りつつある事を、日本政府や探索者協会はまだ知らない。
そんなある日、東京にあるダンジョンで青級探索者が他の探索者に声を掛けられた。
「ダンジョンドロップ品を全て買い取らせてくれ」と・・・。
提示された金額は協会に買取りして貰う額よりも高額で、青級探索者はその申し出を喜んで受けた。
それからは関東のダンジョンで同様の事が頻発していたが、無理矢理買い取る訳でもなく、脅しや暴力がある訳でもなく、非常に物腰柔らかくフレンドリーに買取りを申し出て来るので、探索者達は喜んで買い取って貰っていた。
後にこれが国家を揺るがす大きな火種になるとも知らずに・・・。
33
あなたにおすすめの小説
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
東京ダンジョン物語
さきがけ
ファンタジー
10年前、世界中に突如として出現したダンジョン。
大学3年生の平山悠真は、幼馴染の綾瀬美琴と共に、新宿中央公園ダンジョンで探索者として活動していた。
ある日、ダンジョン10階層の隠し部屋で発見した七色に輝く特殊なスキルストーン。
絶体絶命の危機の中で発動したそれは、前代未聞のスキル『無限複製』だった。
あらゆる物を完全に複製できるこの力は、悠真たちの運命を大きく変えていく。
やがて妹の病を治すために孤独な戦いを続ける剣士・朝霧紗夜が仲間に加わり、3人は『無限複製』の真の可能性に気づき始める。
スキルを駆使して想像を超える強化を実現した彼らは、誰も到達できなかった未踏の階層へと挑んでいく。
無限の可能性を秘めた最強スキルを手に、若き探索者たちが紡ぐ現代ダンジョンファンタジー、ここに開幕!
現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜
涼月 風
ファンタジー
御門賢一郎は過去にトラウマを抱える高校一年生。
ゴールデンウィークにソロキャンプに行き、そこで綺麗な石を拾った。
しかし、その直後雷に打たれて意識を失う。
奇跡的に助かった彼は以前の彼とは違っていた。
そんな彼が成長する為に異世界に行ったり又、現代で錬金術をしながら生活する物語。
チート魔力のせいで神レベルの連中に狙われましたが、守銭奴なので金稼ぎします
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
――自由を手に入れるために、なにがあっても金は稼ぎます――
金さえあれば人生はどうにでもなる――
そう信じている守銭奴、鏡谷知里(28)。
交通事故で死んだはずの彼が目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界。
しかもなぜか、規格外のチート魔力を手に入れていた。
だがその力は、本来存在してはいけないものだった。
知里の魔力は、封印されていた伝説の冒険者の魔力と重なったことで生まれた世界のバランスを崩す力。
その異常な魔力に目を付けたのは、この世界を裏から支配する存在――
「世界を束ねる管理者」
神にも等しい力を持つ彼らは、知里を危険視し始める。
巻き込まれたくない。
戦いたくもない。
知里が望むのはただ一つ。
金を稼いで楽して生きること。
しかし純粋すぎる仲間に振り回され、事件に巻き込まれ、気付けば世界の管理者と敵対する羽目に――。
守銭奴のチート魔力持ち冒険者 VS 世界を支配する管理者。
金のために生きる男が、望まぬまま世界の頂点と戦うことになる
巻き込まれ系異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
天城の夢幻ダンジョン攻略と無限の神空間で超絶レベリング ~ガチャスキルに目覚めた俺は無職だけどダンジョンを攻略してトップの探索士を目指す~
仮実谷 望
ファンタジー
無職になってしまった摩廻天重郎はある日ガチャを引くスキルを得る。ガチャで得た鍛錬の神鍵で無限の神空間にたどり着く。そこで色々な異世界の住人との出会いもある。神空間で色んなユニットを配置できるようになり自分自身だけレベリングが可能になりどんどんレベルが上がっていく。可愛いヒロイン多数登場予定です。ガチャから出てくるユニットも可愛くて強いキャラが出てくる中、300年の時を生きる謎の少女が暗躍していた。ダンジョンが一般に知られるようになり動き出す政府の動向を観察しつつ我先へとダンジョンに入りたいと願う一般人たちを跳ね除けて天重郎はトップの探索士を目指して生きていく。次々と美少女の探索士が天重郎のところに集まってくる。天重郎は最強の探索士を目指していく。他の雑草のような奴らを跳ね除けて天重郎は最強への道を歩み続ける。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる