海辺のハティに鳳仙花

春蘭

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なんでもない日

(13)八峰の椿に唇を寄せて④

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***


「───いやぁ。ほんとに猫チャン拾って来ちゃったんだネッ!キミ!!」

 工五聯隊所属の獣医である中佐は箱の中にいた仔猫五匹を見るなり腹を抱えて大笑いしていた。

「大尉ぃ、アンタこれで三回目・・・じゃない? 猫拾ってくるの。どんだけ猫に好かれているのさー。これじゃあ招き猫じゃなくて猫招く、だねぇ。なぁーんちゃって!」
「……中佐、お願いします」
「ああ、ハイハイ。痛くしちゃったらごめんねー。最近、馬ばっか診ていたから仔猫なんて診るの久し振りなの。そんじゃあ診察始めまーす」

 何が楽しいのか知らないが、中佐はゲラゲラ笑いながらも仔猫を一匹ずつ丁寧に診ていく。

(……あれ、三回目?)
「え~……男の仔、男の仔、女の仔、男の仔………うん、雄が三匹で雌が二匹だネッ! 総員、若干の衰弱は見られるけど健康そのもの!」
「そうでありますか。良かったであります」
「あー……っと、でもちょっと待ってね。ここの隅にいる灰色の男の仔。この仔だけ気を付けてあげて」

 獣医長が示したのは箱の隅で憮然としている灰色の仔猫だった。兄妹の中で一番体が大きく、他の四匹が仲良くじゃれあっているのを尻目に一匹だけでつんとしている。

「……仲間外れにされているから、でありますか?」
「いや、違う。曲者クセモノ

 どう考えても曲者の顔しているよ、この仔。と獣医長はニヤケ顔のまま語った。いったい曲者とはどういうことだろう。

「…………………」
「あれ、どうかした?」
「いいえ、特に何も」

 尾坂大尉は素っ気なく返している。一方で仔猫の方は、先程『曲者』と言われた一匹を除いて洒落にならない災害に襲われたかのような悲鳴で大合唱していた。

「あー、そうそう。所でさぁ、いっこ聞きたかったんだけどねー」
「はい、なんでありましょうか」
「そこにいるの、キミの客人じゃ無かったっけ?」

 仔猫に爪を立てられているにも関わらずニヤニヤ笑っている中佐が、ピッと尾坂大尉の背後を示す。
 そこにいるのは尾坂大尉の客人である歩兵少佐。つまり戸田だった。

「ハッ、自分は参謀本部所属の戸田誠治であります」
「ありゃま、そりゃ遠いところからわざわざご苦労様」
「……戸田少佐。中隊長室でお待ちいただくよう申し上げたはずでありますが………」
「いや、うん。猫が気になってな。ほら、お前に猫を見せたらそのあとが面倒くさいことになるから……」
「? 私が猫を見たらなぜ面倒なことになるのでありますか」
「あー、うん。なんでもないよ」

 そういえば堀野も同じようなことを言っていた。どうして尾坂大尉に猫を見せたら面倒くさいことになるのだろう、と千歳は雑念を考えながら目立たぬように直立不動のまま部屋の隅で気配を消す。
 普段なら滅多にお目にかかれないようなお偉いさんばかりが集まりだしたのだ。なんとか目を付けられないようにしたい気持ちもあるだろう。
 ちょうど先程尾坂大尉に言われた物を取りに行った面々も帰ってきて室内はにわかにざわめき始めていた。

「で、肝心な話だけど」
「はい」
「この仔達の引き取り手、どうする気?」
「残念ながらまだ決まっておりません」
「あ~うん、了解了解。ちなみに僕のことはアテにしないでねー。大尉は知っていると思うけど僕の家、猫嫌いの猫がいるから多頭飼育はできないのよ」

 ────猫嫌いの猫、とは。
 何か矛盾している気がしたが千歳は黙っておく。

「……ああ、あの文楽人形のガブのような豹変をする猫でありますか」
「ブハッ!!! 確かに文楽人形に似てるね!!」

 またゲラゲラ笑い出した中佐をイマイチ心情が読めない顔で見やり、尾坂大尉は視線を仔猫に向ける。

「ご心配無く。アテはありませんが引き取り手を探す手段はありますゆえ」
「あ、そう。なら良いの。でもちょっとだけ待ってね。奥池くんが話したいことがあるって言っていたから」

 突如聯隊長である奥池中佐の名前が出てきたことに、一同は首を傾げた。どうして奥池中佐が仔猫のことで時間が欲しいなどと言い出すのだろうか。

「あっ! 良かった良かった。尾坂はまだいるな!」
「! 聯隊長」
「敬礼っ!」

 軍獣医長が噂をしたからだろうか。廊下の向こうから丁度奥池聯隊長が走ってきて室内に滑り込んでくる。
 部下達が一斉に敬礼したのに対して答礼を返し、奥池は仔猫入りの箱の前にしゃがんだ。

「みおー」
「あー、よしよし……元気が良いなぁ」
「……奥池中佐」

 話とはなんでしょう、と尾坂大尉が無感動のままで聞く。

「ああ、うん。実はな───この猫、一匹引き取っても良いか?」
「!」

 まさかの申し出だった。いきなり引き取り手が一人見付かったことに驚いたのか、珍しく尾坂大尉も目を円くしている。

「いやぁ……実はな。この前かみさんの実家の猫が行方不明になってな………いや、帰ってきたことには帰ってきたんだよ。近所の野良猫と喧嘩していただけで………でもなぁ、探しに出掛けていたかみさんが帰ってくるなり泣き崩れてなぁ………何かと聞いたら『もう毛玉のいない生活に耐えられない』って言い出して……」

 ……要するに、奥池の妻が猫を飼いたいと言い出し始めたのだろう。尾坂大尉が砲工学校に入校した直ぐ後から急な病に倒れたために、しばらく陸軍病院に入院していたためか、奥池はその間心配をかけさせた上に献身的に支えてくれた妻には頭が上がらないようだった。

「さっき家に電話したら、黒猫がいるなら今日の夕方にこっちに来て見たいっていうんだ」
「……私は構いませんが、この猫達を拾ってきたのはそこにいる千歳二等兵です。あくまで私は監督責任者でありますゆえ、最終決定権は千歳にあります。千歳はそれで構わないか」
「へっ!? あ、自分は、構いません!」
「だ、そうですので自分はこれ以上言うことなどありません。聯隊長と夫人のご厚意に改めて深く感謝の意を唱えさせて頂くであります」

 これでまずは一匹。引き取り先が決まったわけだ。だが残りは四匹。道のりは長い……

「うん、よし。これで残りは四匹、か……アテはあるのか?」
「そのアテをこれから探す手筈を整えに行きたいのでありますがよろしいでしょうか。二時間ほど駐屯地を離れる許可を頂ければそれで話を付けに行くであります」
「え? お前、そんなこと出来るの? というか広島市内に知り合いとかいたんだな、お前」
「!」

 能天気にも思ったことをそのまま口に出してしまった奥池に、全員が身構えた。
 鷹揚としていて基本的には明るい性格だが、少々ばかり無神経な所があるのが致命的な欠点。それが奥池中佐である。

「……広島は私にとって、ある種の特別な意味を持つ土地ですから。それに幼年学校で三年、士官候補生と見習い士官時代ののち、少尉時代と今の中隊長勤務でそれぞれ一年ずつ。合計で約六年もここに住んでいれば、それなりに知り合いも出来るのでありますよ」
「まあそれもそうか。じゃ、気を付けて行ってこいよー」

 静かに敬礼する尾坂大尉に対し、奥池はヒラヒラと手を振って見送った。
 尾坂大尉は出かけるらしい。きびすを返して室内から去っていく。





「………さて」

 重い靴音が遠ざかっていくのを聞き届け、先に言葉を発したのは奥池だった。

「上手いこと追い出せた所で……あいつがいない間に、可及的速やかに解決しなければいけないことができたな」
「で、ありますな。大尉が帰ってくるまでの二時間………これだけあれば充分でしょう」
「しかし彼が帰ってくる前に、我々だけで決めないと面倒なことになる……!」

 いつも飄々として掴み所が無い獣医長が、珍しく切羽詰まったような表情をしながらカッと目を見開いている。見ると奥池も戸田も、随分と深刻で険しい表情をしていた。
 いや、将校三人だけではない。堀野も、下手をすれば演習中の突発的事象よりも深刻な状況に陥ったとばかりの険しい表情をしながら身構えている。
 ……いったいどうしたと言うのだろう。

「………あのぅ」
「なんだ?」
「あの、先程から皆様が仰られております『面倒なこと』とはいったいどのようなことなのでありましょうか……?」

 おずおずと聞いてきたのは千歳と同じ班に属する白井一等兵だった。
 敬愛する尾坂大尉が猫を見たらどうして面倒なことになるのか、知りたかったのだろうか。事情を知らない者達は、好奇心を覗かせながらそっと将校三人と堀野の答えを待った。

「………………」
「………………」
「………………」
「………………」

 四人とも「どうする」とばかりに顔を見合わせている。だが嫌な時間はそれほど長くなかった。

「………そうか、貴様らは知らんのか」

 程なくして、重い口を開いたのは奥池だった。

「は、申し訳無いのでありますが……」
「…………戸田、あの話をしてやれ」
「……………………………………了解で、あります」

 奥池が指名したのは戸田だ。名前を呼ばれた戸田は、固い表情のままで一拍間を置いて、その後ポツリポツリと話し始めた。

「………これは俺が幼年学校の三年生だった時の話だ」

 昔話だろうか。今は廃校となった広島地方幼年学校時代の話らしい。全員が固唾を呑んで話の動向を見守る。

「その年に一年生として入校してきた尾坂大尉は俺が模範生徒を勤める班に配属されてすぐに仲良くなった」

 ────そりゃアンタが稚児どんにしたのだから当たり前でしょーに。
 ……という突っ込みは誰も口に出さずに飲み込んだ。賢明な判断だろう。

「ある日曜日、俺は外出先であいつが道端でじっと踞っているのを見かけて近寄ったんだ。具合でも悪いのか、と心配してな。だが別に体調が悪かったら踞っていたという訳ではなく、あいつは偶々道端にいた野良猫を見ているだけだった」

 それがいったいどうしたというのだろうか。話の筋が見えて来なくて、事情を知っている四人以外が困惑する。

「その野良猫は何かと有名な猫でな。混じりっけの無い黄色の目と、腹まで模様が入った茶トラのジジイ猫だった。喧嘩で切ってしまったのか元々そうだったのかは知らんが、尻尾が中途半端に短くてな………それに、いつも困ったような顔をしていたから俺達広幼の生徒は親しみを込めてその茶トラの猫を『トラ吉』だの『トラ爺さん』だの呼んでいたんだ」

 当時のことを思い出して、その茶トラの老猫を仔猫達に重ねているらしい。視線は先程よりは快適になった箱の中で水を必死で飲んでいる仔猫五匹にいっている。

「他にも色々な呼び名はあったと思うが、当時はその二つの名前が主流だった。俺もその猫の事は『トラ吉』と呼んでいたからな。だから俺はその時尾坂に『お前もトラ吉を見に来たのか』って声をかけたんだ………そしたらあいつ、その猫のことをなんて呼んだと思う?」
「は……」

 あの尾坂大尉のことだ。きっと、優雅で気品ある響きの言葉からとった名前で呼んだのだろう。誰もがそう思った。

 しかし次の瞬間───


「……………トンカツ三号」


 ………一瞬で、場が水を打ったように静まり返った。

「…………」
「……………」
「………………」
「……信じられないようだからもう一度言う。いいか───トンカツ三号、だ。なんとも度し難いが、あいつはそのトラ猫に『トンカツ三号』という名前を与えていたんだ。それも、昨日食べたトンカツに似ていたとか、そういう理由でな……」

 トンカツ三号、と千歳が口の中で復唱した。
 尾坂大尉と言えば、旧姓は九条院。華族、それも公家華族の侯爵家出身である。そして彼は九条院侯爵自ら数々の教育を受けてきた。そのなかには当然、茶華道や日本舞踊などの教養も含まれている……はずだ。
 自分達よりもよっぽど高い感性を持っていて当然のはずであるし、現に普段のふとした言動からもそれが読み取れる。
 にも関わらず───いくら世間知らずのボンボンだということを考慮に入れても、信じられないほど酷すぎるセンスだった。

「いったい何を根拠にその『三』という数字が出たのかは知らんが、猫の方もさすがに無いと思ったらしい。普段の五割増しくらいに困ったような顔をして俯いていたのが今でも頭の中から離れん」
「トンカツ……」
「まだあるよ。僕の家にいる猫……あれは尾坂大尉が砲工学校に入るちょっと前に大雨で流されてきたのを救出した猫で、今でこそ名前は『チャコ』なんだけどね。保護してきた直後にあの子、その猫を『昆布太夫』って呼んでいたんだ」
「昆布……」

 再び出てきたあんまりにもあれな名前に、何も知らなかった兵達は絶句する。
 なぜ猫に『昆布』なんて名前を付けようとしたんだ。いや、仮に一万歩譲って『昆布』がアリだったとしても、その後ろになぜ『太夫』を付ける必要があったのだろう。

「あの時、少尉時代の尾坂くんの当番兵だった堀野伍長が全力で止めに行ってくれていなかったらと思うとゾッとするヨ。あやうくチャコの名前が『昆布太夫』で定着していたかもしれないってね……」
「まだあるぞ」
「まだあるのでありますか」
「師団長宅の飼い猫だ」

 正直、先述の『トンカツ三号』と『昆布太夫』でもうお腹がいっぱいなのだが……奥池が聞いてほしそうなので、げんなりしながらも聞くしかない。

「あれは去年の今頃に尾坂大尉が市内の物産陳列館……いや、今は商品陳列所だったな。そこの近くの木に登って降りられなくなっていたのを見付けて保護した奴だ」

 なお、登ったと言うよりは木の幹にしがみついたまま爪が引っ掛かって降りられなくなった、というのが正確らしい。運命とはよくわからないもので、その時の黒猫はまだ小さな仔猫だったのだが、一年たった今では近所の猫達の元締めにまで成長している。

「最終的に引き取られるにあたって『ナハト』って名付けられたんだが……独逸語で『夜』って意味な。保護してきた時、もうすでに嫌な予感がしていたんだ。もちろん的中した。あいつ、無表情だったけどどこか誇らしげに保護した黒猫を『カリカリ』って呼んでたぞ……」
「カリ、」
「カリ」

 とうとう名詞でさえない擬音が現れた。いったい何を根拠に尾坂大尉は猫にそんな名前を付けたのだろう。
 ごもっともな疑問に奥池は遠い目をしながら淡々と答えてやった。

「……『かりん糖』から取ったらしい。いや、正直『ナハト』もどうかと思うんだが……なんでわざわざ上二文字を重ねて使用するんだよ、それだったら『かりん』で良いだろって突っ込んだんだ。そしたらあいつはちょっと不服そうな顔をしながら「では次点で良いと考えた『黒ゴマ備長炭』、略して『黒ビン』にします」とか言い出したんだ」

 ────黒ゴマ備長炭。

 いくらなんでも酷すぎる。もはやわざとやっているのでは無いかと勘繰ってもおかしくないほどの酷さだ。
 あの尾坂大尉が……と信じられない気持ちで千歳達兵は呆然としていた。

「いくら猫っていってもそれは酷すぎるってな、何とか止めた。何が怖いかって言うと、それ全部あいつにとっての良い名前だったってことだよ」
「そういう訳だ。大尉が席を外しているこの隙に、仮名でも良いから名前を付けろ! さもなくば、あいつのことだから『こんにゃく三昧』とか言うトンデモ命名をしだすぞ!」
「ひぃっ!?」

 千歳が悲鳴を上げた。心酔している尾坂大尉とはいえ、上げられた実績が酷すぎる。なんとかこの猫達だけでも酷すぎる命名の被害者にならないようにしなければ───

 そこから尾坂大尉が戻ってくるまでの二時間、名付け会議は紛糾することとなった。



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