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転生編
第二話
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難しいな~。
僕は今魔法の知識を得るために本を読んでいる。さすがは公爵家、魔法の本はたくさんある。だが、闇魔法の使い手は冷遇されているため本の種類があまりないのだ。
読んでも分からないなら実践だ!
危険?そんなこと知らないよ。完璧な悪役にならないと僕は価値がないんだから。
ぁぁ、僕とヴァレリウスが一つになっているみたいだ。考え方がネガティブになっている。でも、僕とヴァレリウスはそもそも似ているから少しネガティブになるだけだろう。それにこの体は4歳だから精神年齢も低くなった気がする。ヴァレリウスと一つになって、そのうち精神年齢も体と合うだろう。
まぁ、とりあえず行ってみようかな。
まずはここから脱出しないと。流石に魔法が暴走したらここの屋敷危ないからね。
誰にもバレないように脱走だ。
まずは庭に出てみる。
「わぁあ!」
綺麗。庭は綺麗にされていて、見惚れてしまうレベルだ。初めて庭に出たからびっくりした。
あっ、バレちゃう、バレちゃう!
門のところには騎士がいるため、門は使えない。
塀に沿って歩くと、僕が入るには十分な穴があった。
「よいしょ!」
穴を通って屋敷の外に出ることに成功した。
穴の外は森だった。魔法の練習するにはうってつけだ。少し歩いて、屋敷から離れたところで練習をはじめた。
「えいっ!」
ん~やっぱり無理だ!
頑張っても、火を出すくらいしかできない。
「そこの君。」
「……はい!」
声のしたを見たらお爺さんがいた。
「闇魔法かい?」
「う…あの。あの。」
闇魔法は嫌われてるから、罵倒されたり怒られたりしたらどうしよう。最悪殺されてしまうかも…。
「大丈夫だよ。わしも闇魔法だからな。」
「え?」
「闇魔法は自己流ほど危ないものはないよ。基本的なことを教えよう。私はルーダだよ。」
「ルーダさん…。僕はヴァレリウスです。」
「君は魔力量が多いな。今までは魔法石で抑えてたんじゃな。そのおかげで君は生きている。」
魔法石?僕は思い当たることはなかった。それに小説のなかのヴァレリウスは魔法があまり使えなかったはず。
「まず、闇魔法はある意味最強じゃ。最強と言われている光魔法には負けるがな。光魔法は人を癒し、闇を祓う能力がある。闇魔法は破壊のみじゃ。使い方を間違えたりしたら、死ぬぞ。」
「やっぱり、闇魔法は恐ろしいんだね。」
「いや、それは違うぞ。どの魔法も使い方を間違えれば、終わりじゃ。」
そう言えば前世も危険な物は正しい使い方をすれば安全だった。
「ルーダさん!魔法教えてください。」
「いいぞ。まずはこの的に魔法の塊を当てて見なさい」
「はい!」
集中して力をこめると魔法の塊ができた。ダーツみたいな感覚で的を狙うと真ん中に穴が空いた。
「いいぞ。」
魔法って楽しい!!
ルーダさんの話は楽しくて、僕の中のわずかに残ったヴァレリウスとゆうの人格も心から楽しんでいる。もうひとつになるのは時間の問題かな。
「ルーダさん、暗くなっちゃった。帰らないと。」
「そうか。では帰る場所を思い浮かべなさい。今度はこの魔法を教えるね。」
「今度っていつ?!」
「ヴァレリウス、君がわしにこの森に会いにきた日だよ。」
そう言われた瞬間目を開けたら、僕の部屋のベッドの上だった。
「凄い…。」
僕は今魔法の知識を得るために本を読んでいる。さすがは公爵家、魔法の本はたくさんある。だが、闇魔法の使い手は冷遇されているため本の種類があまりないのだ。
読んでも分からないなら実践だ!
危険?そんなこと知らないよ。完璧な悪役にならないと僕は価値がないんだから。
ぁぁ、僕とヴァレリウスが一つになっているみたいだ。考え方がネガティブになっている。でも、僕とヴァレリウスはそもそも似ているから少しネガティブになるだけだろう。それにこの体は4歳だから精神年齢も低くなった気がする。ヴァレリウスと一つになって、そのうち精神年齢も体と合うだろう。
まぁ、とりあえず行ってみようかな。
まずはここから脱出しないと。流石に魔法が暴走したらここの屋敷危ないからね。
誰にもバレないように脱走だ。
まずは庭に出てみる。
「わぁあ!」
綺麗。庭は綺麗にされていて、見惚れてしまうレベルだ。初めて庭に出たからびっくりした。
あっ、バレちゃう、バレちゃう!
門のところには騎士がいるため、門は使えない。
塀に沿って歩くと、僕が入るには十分な穴があった。
「よいしょ!」
穴を通って屋敷の外に出ることに成功した。
穴の外は森だった。魔法の練習するにはうってつけだ。少し歩いて、屋敷から離れたところで練習をはじめた。
「えいっ!」
ん~やっぱり無理だ!
頑張っても、火を出すくらいしかできない。
「そこの君。」
「……はい!」
声のしたを見たらお爺さんがいた。
「闇魔法かい?」
「う…あの。あの。」
闇魔法は嫌われてるから、罵倒されたり怒られたりしたらどうしよう。最悪殺されてしまうかも…。
「大丈夫だよ。わしも闇魔法だからな。」
「え?」
「闇魔法は自己流ほど危ないものはないよ。基本的なことを教えよう。私はルーダだよ。」
「ルーダさん…。僕はヴァレリウスです。」
「君は魔力量が多いな。今までは魔法石で抑えてたんじゃな。そのおかげで君は生きている。」
魔法石?僕は思い当たることはなかった。それに小説のなかのヴァレリウスは魔法があまり使えなかったはず。
「まず、闇魔法はある意味最強じゃ。最強と言われている光魔法には負けるがな。光魔法は人を癒し、闇を祓う能力がある。闇魔法は破壊のみじゃ。使い方を間違えたりしたら、死ぬぞ。」
「やっぱり、闇魔法は恐ろしいんだね。」
「いや、それは違うぞ。どの魔法も使い方を間違えれば、終わりじゃ。」
そう言えば前世も危険な物は正しい使い方をすれば安全だった。
「ルーダさん!魔法教えてください。」
「いいぞ。まずはこの的に魔法の塊を当てて見なさい」
「はい!」
集中して力をこめると魔法の塊ができた。ダーツみたいな感覚で的を狙うと真ん中に穴が空いた。
「いいぞ。」
魔法って楽しい!!
ルーダさんの話は楽しくて、僕の中のわずかに残ったヴァレリウスとゆうの人格も心から楽しんでいる。もうひとつになるのは時間の問題かな。
「ルーダさん、暗くなっちゃった。帰らないと。」
「そうか。では帰る場所を思い浮かべなさい。今度はこの魔法を教えるね。」
「今度っていつ?!」
「ヴァレリウス、君がわしにこの森に会いにきた日だよ。」
そう言われた瞬間目を開けたら、僕の部屋のベッドの上だった。
「凄い…。」
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