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第5話
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夜会でドルクが私との婚約を破棄してから、1ヶ月が経とうとしていた。
婚約破棄の手続きが終わり、その後に私はカインと婚約の手続きをしている。
それと同時にドルクはエイダと婚約したようで、同じタイミングで2組の婚約が公表されていた。
学園の休日に公表されて、今日は学園に通う日となっている。
登校した私は注目されながら、カインの席に向かうことにしていた。
カインは先に学園に来ていて、対面して私が話す。
「カイン様との婚約は、もう知れ渡っているようですね」
「ドルクとエイダの婚約も知られている……この教室で2組も婚約を公表したからだろう」
「お互いすぐに婚約の手続きをしたら、同じタイミングで婚約が公表されたようですね」
カインの家族は、聖剣を直してくれた私との婚約をすぐに受け入れてくれた。
元婚約者ドルクの方は指輪の声から経緯を聞いているけど、エイダが急かしたらしい。
お互い問題なく婚約できているけど、登校したエイダが私達の元までやって来た。
「信じられません……どうしてミモザ様なんかと、カイン様は婚約したのですか?」
「夜会に君もいただろう。ミモザのスキルが優れているからだ」
「そんなわけありません! 物の声が聞こえるなんて、嘘に決まっています!!」
エイダはいつも通り、私のスキルが嘘だと言い出す。
そんなエイダに対して、カインは苛立った様子で言う。
「今までは無関係だから黙っていたが、今は言わせてもらおう。俺の婚約者を非難するのはやめてくれ」
「うっっ……私は、事実を言っているだけです!」
「事実というのは、エイダが思い込んでいるだけだろう。婚約者となった俺が信じているというのに、エイダは嘘だと言うつもりか?」
男爵家の令嬢エイダは、公爵家の令息カインの発言に怯んでいる。
それでも今まで私を非難してきたから、物の声が聞こえるスキルを信じたくないらしい。
「それは……今までの言動から、物の声が聞こえたというのは妄想だと思うしかありません」
「それなら今後のミモザの行動で、物の声が聞こえると証明するとしよう」
「……そう、ですか」
今までは非難し続けていたエイダは、公爵令息のカインの発言を否定できず席から離れていく。
私がカインと婚約したことが気に入らなかったようで、エイダには聞いておきたいことがあった。
「あの、エイダ様は、どうしてドルク様と婚約したのでしょうか?」
カインに私と婚約した理由を聞いたから、エイダも理由を話すはずだ。
私の質問に対して、振り向いたエイダは笑顔で返答する。
「ドルク様が婚約したいのなら断る理由はないでしょう。家柄もよくて学園でも優秀な成績です」
「確かにそうでした」
納得したふりをしながら、私は思案する。
ドルクの成績は指輪の魔法道具の力によるもので、これから本来の性能を発揮できなくなってしまう。
成績が落ちた後もエイダがドルクを好きでいられるのかはわからないけど、もう私には関係ないことだ。
婚約破棄の手続きが終わり、その後に私はカインと婚約の手続きをしている。
それと同時にドルクはエイダと婚約したようで、同じタイミングで2組の婚約が公表されていた。
学園の休日に公表されて、今日は学園に通う日となっている。
登校した私は注目されながら、カインの席に向かうことにしていた。
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「信じられません……どうしてミモザ様なんかと、カイン様は婚約したのですか?」
「夜会に君もいただろう。ミモザのスキルが優れているからだ」
「そんなわけありません! 物の声が聞こえるなんて、嘘に決まっています!!」
エイダはいつも通り、私のスキルが嘘だと言い出す。
そんなエイダに対して、カインは苛立った様子で言う。
「今までは無関係だから黙っていたが、今は言わせてもらおう。俺の婚約者を非難するのはやめてくれ」
「うっっ……私は、事実を言っているだけです!」
「事実というのは、エイダが思い込んでいるだけだろう。婚約者となった俺が信じているというのに、エイダは嘘だと言うつもりか?」
男爵家の令嬢エイダは、公爵家の令息カインの発言に怯んでいる。
それでも今まで私を非難してきたから、物の声が聞こえるスキルを信じたくないらしい。
「それは……今までの言動から、物の声が聞こえたというのは妄想だと思うしかありません」
「それなら今後のミモザの行動で、物の声が聞こえると証明するとしよう」
「……そう、ですか」
今までは非難し続けていたエイダは、公爵令息のカインの発言を否定できず席から離れていく。
私がカインと婚約したことが気に入らなかったようで、エイダには聞いておきたいことがあった。
「あの、エイダ様は、どうしてドルク様と婚約したのでしょうか?」
カインに私と婚約した理由を聞いたから、エイダも理由を話すはずだ。
私の質問に対して、振り向いたエイダは笑顔で返答する。
「ドルク様が婚約したいのなら断る理由はないでしょう。家柄もよくて学園でも優秀な成績です」
「確かにそうでした」
納得したふりをしながら、私は思案する。
ドルクの成績は指輪の魔法道具の力によるもので、これから本来の性能を発揮できなくなってしまう。
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