【完結】女王と婚約破棄して義妹を選んだ公爵には、痛い目を見てもらいます。女王の私は田舎でのんびりするので、よろしくお願いしますね。

「シアラ。お前とは婚約破棄させてもらう。」

オークリィ公爵がシアラ女王に婚約破棄を要求したのは、結婚式の一週間前のことだった。

シアラからオークリィを奪ったのは、妹のボニー。彼女はシアラが苦しんでいる姿を見て、楽しそうに笑う。

ここは南の小国ルカドル国。シアラは御年25歳。

彼女には前世の記憶があった。

(どうなってるのよ?!)
 
ルカドル国は現在、崩壊の危機にある。女王にも関わらず、彼女に使える使用人は二人だけ。賃金が払えないからと、他のものは皆解雇されていた。

(貧乏女王に転生するなんて、、、。)

婚約破棄された女王シアラは、頭を抱えた。前世で散々な目にあった彼女は、今回こそは幸せになりたいと強く望んでいる。

(ひどすぎるよ、、、神様。金髪碧眼の、誰からも愛されるお姫様に転生させてって言ったじゃないですか、、、。)

幸せになれなかった前世の分を取り返すため、女王シアラは全力でのんびりしようと心に決めた。

最低な元婚約者も、継妹も知ったこっちゃない。

(もう婚約破棄なんてされずに、幸せに過ごすんだーー。)





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