物の声が聞こえると言っても信じず婚約破棄するのなら、信じてくれた人と幸せになります

天宮有

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第9話

 私がカインとの婚約を公表してから、3ヶ月が過ぎていた。

 今日は魔法学園が休日で、私はカインの屋敷に来ていた。
 部屋に案内されると、カインの発言に私は驚くことになる。

「指輪を父上が購入したようだが、これはドルクの指輪かもしれない」

 そう言ってカインが指輪を私に見せるけど、間違いなくドルクの指輪だ。

 見た目が同じで、私には声が聞こえるから確信を持つことができる。
 完全に壊れているわけではなく、効力が発揮できなくなっているらしい。
 直すことはできそうで、私はカインに話す。

「声が聞こえたので間違いなくドルクの指輪だった物です……壊れたとドルクが思い込み、売ることにしたようです」

 見た目は綺麗な指輪だから売ることができて、それをカインの家族が買い取ったらしい。
 私なら直せるかもしれないと考えたようでカインに預けたらしく、私は指輪を受け取った。

「この指輪を俺の父が購入した証明もできるから、直して使ってもドルクは何も言うことはできない。直せそうなら魔法道具の職人を紹介しよう」

「ありがとうございます。これでドルクは、更に後悔することになりそうです」

 元婚約者ドルクは私の発言を信じず、指輪の魔法道具を壊している。
 指輪の魔法道具を問題なく直せば、私が物の声を聞こえると証明できそうだ。

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