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第16話
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アイン様が帰り、私はラドアお兄様と話をしている。
「今まで全て、アイン様の予想通りになっていますね」
「そうだな……魔法の知識がとてつもないから、予測ができるのだろう」
龍脈についても話していたし、アイン様の魔法に関する知識は膨大だ。
魔法を極めると魔力も向上する話は聞いたことがなくて、明らかに私より魔法に詳しい。
それでも私の方がアイン様より魔力は上なのが信じられないけど……アイン様が言うのだから事実のはず。
「どうやらアイン様は、影で相当力になっているようだ」
「えっ?」
「アイン様の家が、レイロド家を助けてくれていると聞いている……聖女がローナのままなら被害を被ると理由はあるけど、ここまでしてくれることには感謝するしかない」
その後、私はお兄様からアイン様について話を聞く。
アイン様は優秀な魔法使いで、魔法のことばかり考えているようだ。
そして膨大な魔力量の私が聖女になると考えて、今後どう行動するかを考えていたらしい。
それがヴィーオ家の愚行、平民ローラを聖女にしたことで台無しになったというのも理由のようだ。
私はアイン様が傍にいて、力になってくれることがとてつもなく嬉しい。
そして――アイン様の予想通り私が新たな聖女になった時のことを考えて、不安になってしまった。
「今まで全て、アイン様の予想通りになっていますね」
「そうだな……魔法の知識がとてつもないから、予測ができるのだろう」
龍脈についても話していたし、アイン様の魔法に関する知識は膨大だ。
魔法を極めると魔力も向上する話は聞いたことがなくて、明らかに私より魔法に詳しい。
それでも私の方がアイン様より魔力は上なのが信じられないけど……アイン様が言うのだから事実のはず。
「どうやらアイン様は、影で相当力になっているようだ」
「えっ?」
「アイン様の家が、レイロド家を助けてくれていると聞いている……聖女がローナのままなら被害を被ると理由はあるけど、ここまでしてくれることには感謝するしかない」
その後、私はお兄様からアイン様について話を聞く。
アイン様は優秀な魔法使いで、魔法のことばかり考えているようだ。
そして膨大な魔力量の私が聖女になると考えて、今後どう行動するかを考えていたらしい。
それがヴィーオ家の愚行、平民ローラを聖女にしたことで台無しになったというのも理由のようだ。
私はアイン様が傍にいて、力になってくれることがとてつもなく嬉しい。
そして――アイン様の予想通り私が新たな聖女になった時のことを考えて、不安になってしまった。
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