あなたが嫌になったので、離縁することにします

天宮有

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第30話

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エドガー視点

 俺は魔法学園で、ドリスと2人きりになっていた。

 校舎裏で、周囲をドリスが警戒してくれる。
 俺はユアンに憤り、現状を話していた。
 
「俺は父上に失望されてしまった。全てユアンのせいだ!」

「私としても、ユアン様は許せません……エドガー殿下、提案したいことがあります」

 そう言って、ドリスがユアンを排除する計画を話す。

 ユアンを排除すると、ルクルは魔法が再び使えなくなる。
 そうすればドリスが魔法学園で最も優秀な生徒となり、俺の婚約者になれると考えているようだ。

「魔法を使えなくする魔法陣を作る魔法道具……手に入れたが、使うのを躊躇っていた」

 俺が魔法陣を作る魔法道具を所持していることは、ドリスしか知らない。
 使用を禁止されている魔法道具で、ユアンを消すために入手した物だ。

 失敗した時のリスクを考えると、俺は今まで使えないでいた。
 その魔法道具を知っているドリスは、今こそ使うべきだと提案している。

「ユアン様を始末すれば、ルクル様は魔法が使えなくなる……これからエドガー殿下の婚約者になる私が、学園で1番優秀な魔法使いとなれます!」

 ドリスの発言を聞き、俺は魔法陣の魔法道具を使うことを決意する。 
 ユアンを憎んでいる俺は、ドリスの提案に賛同していた。
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