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第12話
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私が虐げられて、それを耐えながら記録している間――リック様は、ザノークとルドノが過去に起こした悪事を調べてくれた。
ザノークとルドノは今まで様々な悪事をしていて、詳しく調べれば証拠も出てくる。
婚約を破棄した私の不正の件も――ルドノの取り巻きをリック様が追求することで白状させていた。
相手が公爵令息のリック様だから、私の不正は命令された嘘の証言だと話している。
リック様は陛下に事情を全て話し、ザノーク王子とルドノの悪事を報告した。
ザノークの悪評は陛下も把握していたから、リック様は陛下を味方につけることができていた。
公爵令息と陛下が協力してくれたことで、ルドノの取り巻きもどちらにつくべきか決めたようだ。
それにより更に悪事の証拠を手に入れることができて――陛下は、全てをこの場で話していた。
激昂している陛下は、ザノークを睨んで叫ぶ。
「ザノークとルドノよ! 言い逃れができるのならこの場で言ってみよ!!」
「なっっ……!? リックは父上を味方につけたというのか!?」
「正確には、陛下がザノーク殿下を見限った。です……今はそんなことより、言うことがあるでしょう」
「ぐっ、ぐぅぅぅっ――っ!?」
リック様に追及されたことで、ザノークは頭を抱えながら蹲っていた。
ザノークとルドノは今まで様々な悪事をしていて、詳しく調べれば証拠も出てくる。
婚約を破棄した私の不正の件も――ルドノの取り巻きをリック様が追求することで白状させていた。
相手が公爵令息のリック様だから、私の不正は命令された嘘の証言だと話している。
リック様は陛下に事情を全て話し、ザノーク王子とルドノの悪事を報告した。
ザノークの悪評は陛下も把握していたから、リック様は陛下を味方につけることができていた。
公爵令息と陛下が協力してくれたことで、ルドノの取り巻きもどちらにつくべきか決めたようだ。
それにより更に悪事の証拠を手に入れることができて――陛下は、全てをこの場で話していた。
激昂している陛下は、ザノークを睨んで叫ぶ。
「ザノークとルドノよ! 言い逃れができるのならこの場で言ってみよ!!」
「なっっ……!? リックは父上を味方につけたというのか!?」
「正確には、陛下がザノーク殿下を見限った。です……今はそんなことより、言うことがあるでしょう」
「ぐっ、ぐぅぅぅっ――っ!?」
リック様に追及されたことで、ザノークは頭を抱えながら蹲っていた。
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