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第10話
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ザオード視点
マリーを追い出して、2週間が経っている。
学園生活が苦痛となり、俺はルドレスト子爵家の屋敷に来ていた。
リシアも困っているようで、俺達は現状を話し合う。
領主に全て話すことで、マリーを捜索してもらうしかなさそうだ。
「俺の成績が落ち、リシアもマリーが消えたことで今までのような結果を出せていない……こうなれば、マリーを捕えて従えるしかないだろう」
「はい。お父様に全て話した後にマリーを捜索させて、発見したらどんな手を使ってでもルドレスト家に戻しましょう!」
リシアは屋敷を出る際に、マリーから魔法の攻撃を受けたことが許せないようだ。
必ず後悔させると言って俺も賛同するが、まずはマリーを見つける必要がある。
「捜索するとして……俺は今まで「婚約を破棄したい」と言い続けていたから、マリーを捜索する理由が必要だ」
「ザオード様は、マリーが私を魔法で攻撃したから家を追い出し退学にしたと話しましたよね。それなら謝っていないからということにしましょう」
リシアの提案は無茶な気もするが、理由はどんなものでも構わない。
これから俺は、マリーを捜索していると魔法学園に広めることにしよう。
「反省したのなら家に戻すとリシアが決めて、俺も言い過ぎたと反省していると言っておこう」
とにかく捜索する必要があり、ルドレスト家の領主に真実を話す。
そしてマリーを捜索してくれることとなり、これで全て解決すると考えていた。
それなのに……消えてから1ヶ月経っても、俺達はマリーを見つけることができなかった。
マリーを追い出して、2週間が経っている。
学園生活が苦痛となり、俺はルドレスト子爵家の屋敷に来ていた。
リシアも困っているようで、俺達は現状を話し合う。
領主に全て話すことで、マリーを捜索してもらうしかなさそうだ。
「俺の成績が落ち、リシアもマリーが消えたことで今までのような結果を出せていない……こうなれば、マリーを捕えて従えるしかないだろう」
「はい。お父様に全て話した後にマリーを捜索させて、発見したらどんな手を使ってでもルドレスト家に戻しましょう!」
リシアは屋敷を出る際に、マリーから魔法の攻撃を受けたことが許せないようだ。
必ず後悔させると言って俺も賛同するが、まずはマリーを見つける必要がある。
「捜索するとして……俺は今まで「婚約を破棄したい」と言い続けていたから、マリーを捜索する理由が必要だ」
「ザオード様は、マリーが私を魔法で攻撃したから家を追い出し退学にしたと話しましたよね。それなら謝っていないからということにしましょう」
リシアの提案は無茶な気もするが、理由はどんなものでも構わない。
これから俺は、マリーを捜索していると魔法学園に広めることにしよう。
「反省したのなら家に戻すとリシアが決めて、俺も言い過ぎたと反省していると言っておこう」
とにかく捜索する必要があり、ルドレスト家の領主に真実を話す。
そしてマリーを捜索してくれることとなり、これで全て解決すると考えていた。
それなのに……消えてから1ヶ月経っても、俺達はマリーを見つけることができなかった。
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