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第13話
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2週間の休みが終わり、明日から新学期がはじまろうとしていた。
手続きを済ませて、私はクラウスの婚約者になっている。
公表はしていないけど、明日以降は魔法学園で噂となりそうだ。
編入する私は、基本的に貴族の人達を敬う……というより、敬わないのはザオードとリシア、後は元家族ぐらいだ。
そのことについて、私は部屋でクラウスに尋ねる。
「婚約者ですから、学園でもクラウスのことは呼び捨てでいいんですよね」
「ああ。マリーは護衛として俺の傍にいてくれれば、自由にしてくれて構わない」
傍にいる時点で自由じゃないと思うけど、仕事だから割り切ろう。
他に気になっていることもあるけど、クラウスが先に言ってくれる。
「明日はザオードが取り乱すと思うけど、俺が黙らせよう。マリーは安心して欲しい」
「はい。よろしくお願いします」
クラウスは余裕そうで、私は問題ないと確信している。
ザオードは私をルドレスト子爵家に戻そうとするはずだけど、何を言っても無意味だ。
手続きを済ませて、私はクラウスの婚約者になっている。
公表はしていないけど、明日以降は魔法学園で噂となりそうだ。
編入する私は、基本的に貴族の人達を敬う……というより、敬わないのはザオードとリシア、後は元家族ぐらいだ。
そのことについて、私は部屋でクラウスに尋ねる。
「婚約者ですから、学園でもクラウスのことは呼び捨てでいいんですよね」
「ああ。マリーは護衛として俺の傍にいてくれれば、自由にしてくれて構わない」
傍にいる時点で自由じゃないと思うけど、仕事だから割り切ろう。
他に気になっていることもあるけど、クラウスが先に言ってくれる。
「明日はザオードが取り乱すと思うけど、俺が黙らせよう。マリーは安心して欲しい」
「はい。よろしくお願いします」
クラウスは余裕そうで、私は問題ないと確信している。
ザオードは私をルドレスト子爵家に戻そうとするはずだけど、何を言っても無意味だ。
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