婚約者を奪われた私が悪者扱いされたので、これから何が起きても知りません

天宮有

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第11話

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 私がアーバス侯爵領に来てから、数ヶ月が経っていた。

 家族もザノークも、私達に関与してこない。
 傍から見れば私はリックに束縛されていると思われてそうだけど、実際は楽しい日々を送ることができていた。

 領地の問題を解決して屋敷に戻り、私達は部屋で今後について話す。
 私はアーバス侯爵領のために行動できて、リックも喜んでいた。

「シレッサ子爵領を変えようとした私の提案は、ほとんどお父様に拒まれていましたけど……ここは聞いてくれるのが嬉しいです」

「普通に考えて、カルラの提案は領地のためになる。拒む方がおかしいだろう」

 リックは私の提案に賛同して、更に他の手段も話している。
 傍にいてくれるから意見を言い合い、アーバス侯爵領は繁栄していた。
 今後の話をしていた時、屋敷にきた手紙を読んでレアスが話す。

「調査させていた冒険者の知り合いから、報告がありました――シレッサ子爵家で、問題が発生しているようです」

「それは、当然のことだろう」

 私達は数日間、アーバス侯爵領を巡って行動していた。
 その間に何か起きたようだけど……リックの言う通り、当然のことだった。
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