何もできない王妃と言うのなら、出て行くことにします

天宮有

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第85話

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ドスラ視点

 ニールド国へ向かい、馬車で俺は思案していた。

 エルノアにあった時の行動を思案して、俺は呟く。

「こうなったら、リオナの計画を全て話すしかないだろう」

 今までの行動は、全てリオナが悪いとエルノアに思わせる。
 元凶のリオナが亡くなったからこそ、俺は無関係だと言うことができそうだ。

「リオナは好きだったが……もう終わったことだ」

 目的が魔法組織を潰すことなら、リオナはランアス国を見捨てればよかった。 
 そんなことをせずエルノアに呪いをかけたのは、俺のことが好きだからに違いない。
 
 もうリオナはいないが、間違いないと俺は確信している。
 それでも今はランアス国が大事だから、リオナよりエルノアが好きだったと言うしかないだろう。

「エルノアはランアス国の王妃……元の関係に戻るだけ、いや、待遇をよくすれば戻るに決まっている!」

 最悪の事態を考えたくなくて、エルノアが戻ると信じるしかない。
 そう決意して――俺は、二―ルド国の城に到着していた。
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