婚約者の命令により魔法で醜くなっていた私は、婚約破棄を言い渡されたので魔法を解きました

天宮有

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第8話

 魔法を扱う授業がはじまり、授業で習った魔法をクラスメイトが使っていく。

 私はの順番は真ん中ぐらいで、バハムスより後だ。

 ジトアは一番最初に魔法を扱って、完璧だった。

 成績順で先生の前で魔法を扱うのは、上手い人の成功を参考にした方が成功するからのようだ。

 私の番を待っていると――小声で魔法を使い終えたバハムスが、私の元に来て尋ねる。

「あんなことを言ったのだから、今のルーミエはジトアぐらいの実力はあるのだろう?」

 バハムスは私を動揺させようと考えていそうだけど、冷静に返答する。

「はい。そうかもしれません」

「ぐっっ……そんなことが言えるのも、あと数分だ」

 バハムスの声が少し震えているのは、ジトアの自信に満ちていた発言を思い返しているからに違いない。

 そして私の番が迫っていると、ジトアがやって来て話す。

「大丈夫だ。俺の魔法を参考にすれば問題ない」

「馬鹿な奴だ。ジトアと同じ魔法を使おうとすれば、失敗するに決まっている!」

 バハムスが叫んだことで、皆が私達に注目していた。

 そして私の番になって、授業で習った土魔法を使っていく。

 手から魔力が流れて、ジトアと同じ――いいえ、それ以上の魔法を使うことができている。

 今回は土魔法による人形ゴーレムの作成で、私の魔力で作成されたゴーレムは動いていた。

 それを見たクラスメイトは驚き、先生が叫ぶ。

「授業で習うゴーレムは囮に使う程度で動かせないはずなのに、ルーミエ様の魔力は動かすことを可能にしたのですか!?」

 先生が驚いたことで、教室中が騒ぎになっている。
 そんな中で――バハムスだけが、私の結果に顔を青くしていた。

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