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第2話
「アイラ様が聖女で間違いありません。儀式での行動を、この場で事前に伝えておきます」
そう言ってカインが話そうとするけど、私はその前に聞きたいことがある。
ムーディス国では、魔法の実力的にシェムが聖女になると噂されていた。
それなのに私が聖女に決まっていることが、理解できず尋ねておきたい。
「その前に、聞きたいことがあります」
「わかりました。何でも話してください」
私の行動は予想していたのか、カインは微笑む。
5歳ぐらい年上で、私よりも遥かにカインは大人びていた。
安堵しながら、私はカインに尋ねる。
「聖女候補のシェム様が聖女になると思っていましたけど、本当に私が聖女なのでしょうか?」
「アイラ様が聖女です――シェム様は、大地の魔力を取り込んで一時的な強さを得ているだけです」
「そうなんですか?」
シェムが急に聖魔法を巧みに扱えたのは、何かあると考えていた。
どうやら賢者側は知っているようで、カインがシェムの秘密を話してくれる。
「リスクが高いも自業自得なので、禁止されてはいませんが……大地から魔力を得る方法を知る人は少なく、当然リスクも把握しているでしょう」
「それでも、シェムはリスクを覚悟で膨大な魔力を得たということですか」
「恐らく聖女の加護を得れば、全て解決するとでも考えたのでしょう。そんな者に、聖女の加護が得られるわけがありません」
そう言って、カインがリスクについて話してくれる。
数ヶ月の間は大地から魔力を得るけど、それによって肉体の魔力を扱う見えない器官がボロボロになるらしい。
魔法が使えなくなるほどだけど、聖女の加護で強化すれば器官も治ると考えていそう。
「聖女の加護は神の、この世界に宿る力です。恐らくシェムは、国王が優秀な者を聖女に選ぶと思っているのでしょう」
聖女として選ばれる条件は、誰も知らないこととなっている。
聖女候補として選ばれた人は誰でも聖女になれる可能性があって、昨日私が聖女と確定したようだ。
「……シェム様がルグド殿下に迫った理由が、わかりました」
「何かあったようですね。アイラ様の力になるのが私の役目でもありますから、なんでも話してください」
「ありがとうございます。今はまだ、大丈夫です」
優しく微笑みカインに、私は本心を話す。
聖女になるとわかって気が楽になり、何もせず放っておいてもルグドとシェムは後悔しそう。
聖女の儀式で後悔するのだから、私は何もしなくていい。
そう考えていたけど、ルグドとシェムの行動によって――私は、報復を決意していた。
そう言ってカインが話そうとするけど、私はその前に聞きたいことがある。
ムーディス国では、魔法の実力的にシェムが聖女になると噂されていた。
それなのに私が聖女に決まっていることが、理解できず尋ねておきたい。
「その前に、聞きたいことがあります」
「わかりました。何でも話してください」
私の行動は予想していたのか、カインは微笑む。
5歳ぐらい年上で、私よりも遥かにカインは大人びていた。
安堵しながら、私はカインに尋ねる。
「聖女候補のシェム様が聖女になると思っていましたけど、本当に私が聖女なのでしょうか?」
「アイラ様が聖女です――シェム様は、大地の魔力を取り込んで一時的な強さを得ているだけです」
「そうなんですか?」
シェムが急に聖魔法を巧みに扱えたのは、何かあると考えていた。
どうやら賢者側は知っているようで、カインがシェムの秘密を話してくれる。
「リスクが高いも自業自得なので、禁止されてはいませんが……大地から魔力を得る方法を知る人は少なく、当然リスクも把握しているでしょう」
「それでも、シェムはリスクを覚悟で膨大な魔力を得たということですか」
「恐らく聖女の加護を得れば、全て解決するとでも考えたのでしょう。そんな者に、聖女の加護が得られるわけがありません」
そう言って、カインがリスクについて話してくれる。
数ヶ月の間は大地から魔力を得るけど、それによって肉体の魔力を扱う見えない器官がボロボロになるらしい。
魔法が使えなくなるほどだけど、聖女の加護で強化すれば器官も治ると考えていそう。
「聖女の加護は神の、この世界に宿る力です。恐らくシェムは、国王が優秀な者を聖女に選ぶと思っているのでしょう」
聖女として選ばれる条件は、誰も知らないこととなっている。
聖女候補として選ばれた人は誰でも聖女になれる可能性があって、昨日私が聖女と確定したようだ。
「……シェム様がルグド殿下に迫った理由が、わかりました」
「何かあったようですね。アイラ様の力になるのが私の役目でもありますから、なんでも話してください」
「ありがとうございます。今はまだ、大丈夫です」
優しく微笑みカインに、私は本心を話す。
聖女になるとわかって気が楽になり、何もせず放っておいてもルグドとシェムは後悔しそう。
聖女の儀式で後悔するのだから、私は何もしなくていい。
そう考えていたけど、ルグドとシェムの行動によって――私は、報復を決意していた。
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