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第7話
ルグド視点
俺はシェムから話を聞き、アイラとの婚約を破棄するために動く。
そうすれば聖女で間違いないシェムが、俺の婚約者となるからだ。
シェムは前から考えていたようで、俺は言われた通りに行動していく。
アイラにはシェムの方が好きだと伝え、その後は魔法学園での評判を落としていた。
俺が王子、そしてシェムが聖女で間違いないとなれば、従う生徒は多い。
権力を利用することで、アイラが増長したと学園で噂になっていた。
計画は順調に進み、俺は城にシェムを呼び応接室で話している。
「味方になったのは学園で2割ほどだが、十分だろう」
「リスクを考えて、傍観することを選んだ人が多かったですね。私達についたことで得られる利益を、何も考えられないのでしょうか」
傍観する者は多いが、アイラの味方になろうとする者は存在しなかった。
シェムが聖女になるのは間違いないと、学園の生徒から先生まで確信している。
それ程までに、今のシェムとアイラには魔力による実力の差があった。
アイラが挑発したことで、シェムは激高して嫌がらせを強めている。
計画は順調で、俺はこれからのことを話す。
「もう十分アイラが悪いと思わせることができた。数日後にあるパーティで、アイラを糾弾して婚約を破棄するとしよう」
「はい。味方になっている従えた貴族達を利用すれば、婚約破棄して当然の場を作れそうです」
「本来ならシェムを好きになった俺の方に原因があるが、アイラのサーノラ家に慰謝料を払わせたいものだ!」
そこまで巧くいくとは考えていないが、アイラは追い詰められている。
これも全て、シェムが聖女になると決まっているからだ。
俺とシェムは、城に侵入者のケビンがいることを何も知らない。
この頃から全ての会話が記録されていることを、俺達は後で知ることとなる。
■◇■◇■◇■◇■
数日が経ち、明日はパーティがある日だ。
俺はシェムを城の応接室に呼び、現状に困惑しながら話す。
「アイラが魔法学園に来なくなってから、変なことばかり起きている。シェムは、理由がわかるか?」
「調べてみましたけど……様々な問題が発生したせいで、アイラ様の悪評が話題になっていないようです」
俺とシェムが脅した貴族達は、どこか様子がおかしかった。
様々な噂が飛び交い、アイラの噂は些細なこととなっている。
それでも俺達の味方なのは間違いないから、問題はない。
明日のパーティが、アイラとの婚約を破棄する絶好の機会だ。
アイラから慰謝料をとるのは厳しそうだが、婚約は破棄しなければならない。
「婚約破棄は父上も認めてくださった。パーティの後はすぐに手続きをして、シェムを新しい婚約者としよう」
「はい。私が聖女になれば、アイラ様は私に従うしかありません!」
アイラが魔法学園を休むようになり、様々な問題が発生している。
気になってしまうが、シェムが聖女になれば聖女候補のアイラはシェムの補佐となる。
何を考えていたとしても、聖女となったシェムにアイラは従うしかなかった。
この時の俺は、まだ大丈夫だと考えている。
そして――明日のパーティから、俺の後悔がはじまろうとしていた。
俺はシェムから話を聞き、アイラとの婚約を破棄するために動く。
そうすれば聖女で間違いないシェムが、俺の婚約者となるからだ。
シェムは前から考えていたようで、俺は言われた通りに行動していく。
アイラにはシェムの方が好きだと伝え、その後は魔法学園での評判を落としていた。
俺が王子、そしてシェムが聖女で間違いないとなれば、従う生徒は多い。
権力を利用することで、アイラが増長したと学園で噂になっていた。
計画は順調に進み、俺は城にシェムを呼び応接室で話している。
「味方になったのは学園で2割ほどだが、十分だろう」
「リスクを考えて、傍観することを選んだ人が多かったですね。私達についたことで得られる利益を、何も考えられないのでしょうか」
傍観する者は多いが、アイラの味方になろうとする者は存在しなかった。
シェムが聖女になるのは間違いないと、学園の生徒から先生まで確信している。
それ程までに、今のシェムとアイラには魔力による実力の差があった。
アイラが挑発したことで、シェムは激高して嫌がらせを強めている。
計画は順調で、俺はこれからのことを話す。
「もう十分アイラが悪いと思わせることができた。数日後にあるパーティで、アイラを糾弾して婚約を破棄するとしよう」
「はい。味方になっている従えた貴族達を利用すれば、婚約破棄して当然の場を作れそうです」
「本来ならシェムを好きになった俺の方に原因があるが、アイラのサーノラ家に慰謝料を払わせたいものだ!」
そこまで巧くいくとは考えていないが、アイラは追い詰められている。
これも全て、シェムが聖女になると決まっているからだ。
俺とシェムは、城に侵入者のケビンがいることを何も知らない。
この頃から全ての会話が記録されていることを、俺達は後で知ることとなる。
■◇■◇■◇■◇■
数日が経ち、明日はパーティがある日だ。
俺はシェムを城の応接室に呼び、現状に困惑しながら話す。
「アイラが魔法学園に来なくなってから、変なことばかり起きている。シェムは、理由がわかるか?」
「調べてみましたけど……様々な問題が発生したせいで、アイラ様の悪評が話題になっていないようです」
俺とシェムが脅した貴族達は、どこか様子がおかしかった。
様々な噂が飛び交い、アイラの噂は些細なこととなっている。
それでも俺達の味方なのは間違いないから、問題はない。
明日のパーティが、アイラとの婚約を破棄する絶好の機会だ。
アイラから慰謝料をとるのは厳しそうだが、婚約は破棄しなければならない。
「婚約破棄は父上も認めてくださった。パーティの後はすぐに手続きをして、シェムを新しい婚約者としよう」
「はい。私が聖女になれば、アイラ様は私に従うしかありません!」
アイラが魔法学園を休むようになり、様々な問題が発生している。
気になってしまうが、シェムが聖女になれば聖女候補のアイラはシェムの補佐となる。
何を考えていたとしても、聖女となったシェムにアイラは従うしかなかった。
この時の俺は、まだ大丈夫だと考えている。
そして――明日のパーティから、俺の後悔がはじまろうとしていた。
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