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第14話
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ベネサが魅了魔法を使えなくなって、俺は焦っている。
「確かにベネサの言う通り……リーゼが行方不明になったのは、ベネサの魅了魔法を知ったからだろう」
俺はベネサが消したと思っていたが、どうやらリーゼは家を捨ててベネサから離れることを選んだようだ。
そして――今日、ベネサは魅了魔法が使えなくなっている。
「リーゼはどうやって、他者の魔法を封じるなんてことができるのだ?」
「手段はわかりません。リーゼを捜索し捕え、尋問するしかないでしょう!」
ベネサが力強く提案するのは、魅了魔法を失った不安からだろう。
今一番怪しいのはリーゼで、捕えれば魅了魔法を取り戻せるかもしれない。
ベネサの言う通り、リーゼを捜索するしかない。
それ以外に何も思いつかなかった俺は、ベネサに賛同する。
「わかった。リーゼは元とはいえ俺の婚約者、父上に捜索を頼むとしよう!」
リーゼを探して捕らえ、ベネサの魅了魔法を再び使えるようにする。
俺は総力をあげて、元婚約者リーゼの捜索を行おうと決意する。
この時点で――全てが手遅れだということを、俺は知らなかった。
「確かにベネサの言う通り……リーゼが行方不明になったのは、ベネサの魅了魔法を知ったからだろう」
俺はベネサが消したと思っていたが、どうやらリーゼは家を捨ててベネサから離れることを選んだようだ。
そして――今日、ベネサは魅了魔法が使えなくなっている。
「リーゼはどうやって、他者の魔法を封じるなんてことができるのだ?」
「手段はわかりません。リーゼを捜索し捕え、尋問するしかないでしょう!」
ベネサが力強く提案するのは、魅了魔法を失った不安からだろう。
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