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第23話
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理事長室には、優秀で評判がいい先生達と理事長、そしてウルクとルアーナがいる。
私とカインはウルクとルアーナの横に立って……ウルクが先生達に宣言する。
「カインとミレッサは、学園を制圧しようとしています……今すぐに罰を与えるべきです!」
いきなりそんなことを言い出すけど、どうやらウルクは懲りていなかったようだ。
自信満々に宣言するウルクだけど、先生達は呆れている。
そして――反応が想定と違ったからか、ウルクが慌てた様子で叫ぶ。
「ど、どうしたのですか!? カインとミレッサが学園を潰そうと企んでいるのですよ!!」
そう言い、ウルクが写真を理事長室の机に並べて説明する。
どうやら学園に地下室が存在して、そこには危険で扱うのを禁止されている魔法道具が幾つもあるようだ。
「その地下室は確かに学園内に作られていたことを先ほど確認しましたが、ミレッサ様が用意した証拠はありません」
先生が説明すると、ウルクが話す。
「証拠はなくとも、ミレッサは同類の魔法を鍛えているカインを婚約者にしている……それは、学園を占拠するという目的があったからです!」
どうやら私とカインが危険視されているから、学園を制圧する拠点を作ったのが私達だと言いたいようだ。
今までのことから考えて、恐らく調査することになればルアーナかウルクが従えた生徒達が嘘の報告をしそう。
私とカインが地下室のあった場所で姿を暗ましたとか言い出せば、私とウルクの評判から犯人だと決めつけることができるのかもしれない。
どうするべきか考えていると――理事長が溜息を吐いて、ウルクに話す。
「それはありえないことです……まず、カイン様はこの地下室とは別の、防衛用の隠し部屋を作る許可を与えています」
「なぁっッ――ッ!? ど、どういうことですか!?」
理事長の発言に、ウルクが驚愕している。
どうやらカインは全て知っていたようで、これが対策だったようだ。
私とカインはウルクとルアーナの横に立って……ウルクが先生達に宣言する。
「カインとミレッサは、学園を制圧しようとしています……今すぐに罰を与えるべきです!」
いきなりそんなことを言い出すけど、どうやらウルクは懲りていなかったようだ。
自信満々に宣言するウルクだけど、先生達は呆れている。
そして――反応が想定と違ったからか、ウルクが慌てた様子で叫ぶ。
「ど、どうしたのですか!? カインとミレッサが学園を潰そうと企んでいるのですよ!!」
そう言い、ウルクが写真を理事長室の机に並べて説明する。
どうやら学園に地下室が存在して、そこには危険で扱うのを禁止されている魔法道具が幾つもあるようだ。
「その地下室は確かに学園内に作られていたことを先ほど確認しましたが、ミレッサ様が用意した証拠はありません」
先生が説明すると、ウルクが話す。
「証拠はなくとも、ミレッサは同類の魔法を鍛えているカインを婚約者にしている……それは、学園を占拠するという目的があったからです!」
どうやら私とカインが危険視されているから、学園を制圧する拠点を作ったのが私達だと言いたいようだ。
今までのことから考えて、恐らく調査することになればルアーナかウルクが従えた生徒達が嘘の報告をしそう。
私とカインが地下室のあった場所で姿を暗ましたとか言い出せば、私とウルクの評判から犯人だと決めつけることができるのかもしれない。
どうするべきか考えていると――理事長が溜息を吐いて、ウルクに話す。
「それはありえないことです……まず、カイン様はこの地下室とは別の、防衛用の隠し部屋を作る許可を与えています」
「なぁっッ――ッ!? ど、どういうことですか!?」
理事長の発言に、ウルクが驚愕している。
どうやらカインは全て知っていたようで、これが対策だったようだ。
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