魔法が使えなかった令嬢は、婚約破棄によって魔法が使えるようになりました

天宮有

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第12話

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ラドン視点

 数日間の謹慎が解けて――俺は魔法学園に戻るが、周囲から避けられるようになってしまう。

 警告を受けた上で罰を受けた生徒と関わりたくないのは、当然の反応だ。

 前まで取り巻きだった者達も、俺から離れてしまった。

 ルーナが魔法を使えるようになったことで、元婚約者の俺の評判が悪くなってしまう。

 そして、俺は精神的に不安定になり、魔法があまり成功しなくなる。

 それによって周囲に陰で馬鹿にされて――現状が嫌になっていた。

 部屋で1人になった俺は、最近の出来事を思い返して憤る。

「クソッッ……ニコラスさえいなければ、ミレサの目論見通りだったはず!!」

 俺は憔悴して、どうすればいいのかわからなくなっていた。

「頼れるのはもはやミレサだけだ……次こそ、成功させてみせる!!」

 今回は失敗したが、処罰はそこまで重くなかった。

 謹慎程度で済んで、成功していればルーナは退学していたことから……ミレサの指示に従うべきだと決意する。
 
 その決意によって――俺は、最悪の末路を迎えることとなる。
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