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第23話
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エドガー視点
その後―ー俺達は馬車で、隣国に向かっていた。
私兵達は俺に忠誠を尽くしているから、命令を出すために行かなければならないようだ。
俺が行くのは仕方ないことだが、ベネサも同行しているのは理解できない。
今は魔法が使えないから何もできないベネサに、俺は尋ねる。
「ベネサは、どうして来た?」
戦力にならないのに、同行すると言い張っている。
心配していると、ベネサが来た理由を話す。
「魔法道具店の店主ユアンは、ルクルと協力していた……今頃、魔力を見極める魔法道具を作っているでしょう」
その魔法道具は、ベネサの不正を証明する手段でもあった。
魔力を見極める魔法道具を俺が手に入れて、ベネサを切り捨てる可能性を考えているのかもしれない。
ベネサとしては、使われることのないよう実在していたら目の前で破壊したいようだ。
「……俺は、そこまで信用がないのか?」
「エドガー殿下は信用していますけど、前に有益だから所持しようと考えていました。欲が出てしまう可能性はあります」
そう言われてしまうと、何も言い返すことができない。
そして――俺達は、ユアンの魔法道具店がある王都に到着していた。
その後―ー俺達は馬車で、隣国に向かっていた。
私兵達は俺に忠誠を尽くしているから、命令を出すために行かなければならないようだ。
俺が行くのは仕方ないことだが、ベネサも同行しているのは理解できない。
今は魔法が使えないから何もできないベネサに、俺は尋ねる。
「ベネサは、どうして来た?」
戦力にならないのに、同行すると言い張っている。
心配していると、ベネサが来た理由を話す。
「魔法道具店の店主ユアンは、ルクルと協力していた……今頃、魔力を見極める魔法道具を作っているでしょう」
その魔法道具は、ベネサの不正を証明する手段でもあった。
魔力を見極める魔法道具を俺が手に入れて、ベネサを切り捨てる可能性を考えているのかもしれない。
ベネサとしては、使われることのないよう実在していたら目の前で破壊したいようだ。
「……俺は、そこまで信用がないのか?」
「エドガー殿下は信用していますけど、前に有益だから所持しようと考えていました。欲が出てしまう可能性はあります」
そう言われてしまうと、何も言い返すことができない。
そして――俺達は、ユアンの魔法道具店がある王都に到着していた。
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