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第113話
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倒れていたミレサだけど意識はあったようで、転移の魔石を使いラドンを連れて逃亡していた。
転移の力を持つ魔法道具は私も持っていたから、元盗賊のミレサが持っていたとしてもおかしくはない。
ここまで追い詰めたのに逃がしてしまったことを、私はニコラスに謝罪する。
「……ニコラス様、申し訳ありません。ミレサとラドンを逃してしまいました」
「ルーナ様が謝ることはありません」
私が頭を下げると、ニコラスの表情が暗くなる。
ミレサの動作で意識が逸れてしまったことを、ニコラスも察していたようだ。
「今のミレサの精神状態では、魔法が使えませんでした――私がニコラス様を第一に行動すると、ミレサが考えていたのでしょう」
魔法が使えないけど、鬼気迫る表情でミレサがニコラスに迫った。
そのせいでニコラスを守ることを専念した結果、私はミレサとラドンを捕えることに失敗する。
私の行動は結果的に失敗でも、正しかったと思う。
それでもニコラスには謝りたくて、私はこれからのことを話そうとしていた。
転移の力を持つ魔法道具は私も持っていたから、元盗賊のミレサが持っていたとしてもおかしくはない。
ここまで追い詰めたのに逃がしてしまったことを、私はニコラスに謝罪する。
「……ニコラス様、申し訳ありません。ミレサとラドンを逃してしまいました」
「ルーナ様が謝ることはありません」
私が頭を下げると、ニコラスの表情が暗くなる。
ミレサの動作で意識が逸れてしまったことを、ニコラスも察していたようだ。
「今のミレサの精神状態では、魔法が使えませんでした――私がニコラス様を第一に行動すると、ミレサが考えていたのでしょう」
魔法が使えないけど、鬼気迫る表情でミレサがニコラスに迫った。
そのせいでニコラスを守ることを専念した結果、私はミレサとラドンを捕えることに失敗する。
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