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第120話
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ラドン視点
時間は遡り――俺は、ミレサの魔法道具で助かっていた。
転移魔法は範囲が狭く、国内にある洞窟に俺達はいるようだ。
ミレサから魔法道具の説明と転移した場所を聞き、俺は安堵しながら呟く。
「助かったか……ミレサが倒された時は、終わりだと思ってしまった」
どうやらルーナは、転移の魔法道具をニコラスに持たせていたらしい。
ニコラスが魔法で防御ばかりしていたのは、ルーナが来るまで持ち堪えるためだった。
「まさかルーナが転移してやって来るとは、想像していませんでした……転移の魔法道具は使いたくなかったのですが、あの場では使うしかないでしょう」
転移の魔法道具はミレサの切札らしく、数回も使うと壊れるようだ。
盗賊団の拠点だから、捕らえられている盗賊が話している可能性が高いらしい。
国外に出るべきと俺は提案しようとした時、ミレサが話す。
「ここには様々な魔法道具があります。これを使い、今後こそルーナを消しましょう!」
「なんだと……!?」
ミレサはまだ諦めていないようで、俺は恐怖していた。
時間は遡り――俺は、ミレサの魔法道具で助かっていた。
転移魔法は範囲が狭く、国内にある洞窟に俺達はいるようだ。
ミレサから魔法道具の説明と転移した場所を聞き、俺は安堵しながら呟く。
「助かったか……ミレサが倒された時は、終わりだと思ってしまった」
どうやらルーナは、転移の魔法道具をニコラスに持たせていたらしい。
ニコラスが魔法で防御ばかりしていたのは、ルーナが来るまで持ち堪えるためだった。
「まさかルーナが転移してやって来るとは、想像していませんでした……転移の魔法道具は使いたくなかったのですが、あの場では使うしかないでしょう」
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