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第140話
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冒険者から報告を聞き、数日が経っている。
確実に結界は壊れているはずだけど、まだ冒険者の報告を聞いていない。
屋敷の中で待機しながら、私はラドンの襲撃を待っていた。
私は部屋で、ニコラスとこれから起こることを話していた。
「結界が壊れているのならラドンとミレサは転移の魔法道具で姿を消し、私達の元へ向かっているはずです」
冒険者ギルドに事情を話すことで、冒険者の人達が屋敷の近くで待機してくれている。
ラドンとミレサの場所がわかるまでは、護衛を雇ってくれたようだ。
「魔剣の力でラドンは魔物となるようですけど、今の時点で半分魔物と聞きました」
「もし半分魔物という話が本当なら……結界を出た瞬間に、この強力な魔物の位置を把握できる魔法道具でラドンの居場所を知ることができそうです」
そう言い、ニコラスが黒い板状の魔法道具を取り出す。
魔法道具店で購入したもので、強力な魔物が近くにいれば位置を把握できるようだ。
今までは結界で察知できなかったようだけど、結界の外に出れば判明するらしい。
強力な魔物限定だけのようで、今まで反応していない。
本当にラドンの位置がわかるのか不安だったけど――魔法道具が稼働して、ラドンの居場所が判明していた。
確実に結界は壊れているはずだけど、まだ冒険者の報告を聞いていない。
屋敷の中で待機しながら、私はラドンの襲撃を待っていた。
私は部屋で、ニコラスとこれから起こることを話していた。
「結界が壊れているのならラドンとミレサは転移の魔法道具で姿を消し、私達の元へ向かっているはずです」
冒険者ギルドに事情を話すことで、冒険者の人達が屋敷の近くで待機してくれている。
ラドンとミレサの場所がわかるまでは、護衛を雇ってくれたようだ。
「魔剣の力でラドンは魔物となるようですけど、今の時点で半分魔物と聞きました」
「もし半分魔物という話が本当なら……結界を出た瞬間に、この強力な魔物の位置を把握できる魔法道具でラドンの居場所を知ることができそうです」
そう言い、ニコラスが黒い板状の魔法道具を取り出す。
魔法道具店で購入したもので、強力な魔物が近くにいれば位置を把握できるようだ。
今までは結界で察知できなかったようだけど、結界の外に出れば判明するらしい。
強力な魔物限定だけのようで、今まで反応していない。
本当にラドンの位置がわかるのか不安だったけど――魔法道具が稼働して、ラドンの居場所が判明していた。
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