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第17話
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私とリックは、操られている精霊達を魔力で正気に戻していく。
精霊を捕らえた魔法使い――精霊の研究者は精霊の入った籠を眺めて、嬉しそうに叫ぶ。
「遂に精霊を捕獲できました! 全てはこの時の為です!」
「それはどういうことですか?」
傍にいた騎士長が尋ねて……恐らく叫んだ人が、精霊の研究者で一番偉い人のはず。
歓喜している研究者に騎士長が尋ねると、話が聞こえて私は驚く。
「アイリスを生贄にすればいいと提案したのは私ですが、そんなことをすれば精霊王は激怒して当然です」
「なっっ……貴方は、こうなると知っててアイリスを生贄にしろと提案したのですか!?」
騎士長が驚愕した声をあげて、研究者の話が続く。
「はい。エイレスは聖女の力を手放さない……そうなれば、精霊の森に侵攻しろと命じるしかありませんからね」
捕えた精霊を眺めて、研究者が嬉しそうに話す。
どうやら最初から、精霊を捕らえることが目的だったようだ。
精霊は全て正気に戻せたけど……精霊の研究者は、まだ余裕があった。
精霊を捕らえた魔法使い――精霊の研究者は精霊の入った籠を眺めて、嬉しそうに叫ぶ。
「遂に精霊を捕獲できました! 全てはこの時の為です!」
「それはどういうことですか?」
傍にいた騎士長が尋ねて……恐らく叫んだ人が、精霊の研究者で一番偉い人のはず。
歓喜している研究者に騎士長が尋ねると、話が聞こえて私は驚く。
「アイリスを生贄にすればいいと提案したのは私ですが、そんなことをすれば精霊王は激怒して当然です」
「なっっ……貴方は、こうなると知っててアイリスを生贄にしろと提案したのですか!?」
騎士長が驚愕した声をあげて、研究者の話が続く。
「はい。エイレスは聖女の力を手放さない……そうなれば、精霊の森に侵攻しろと命じるしかありませんからね」
捕えた精霊を眺めて、研究者が嬉しそうに話す。
どうやら最初から、精霊を捕らえることが目的だったようだ。
精霊は全て正気に戻せたけど……精霊の研究者は、まだ余裕があった。
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