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第16話
ルドノス視点
ニールド国へ向かわせた使者の兵士長が城に戻って来たが、仮面の聖女の姿はない。
この時点で嫌な予感がして、玉座のある部屋には兵士長と俺の他に国王と宰相がいた。
広い部屋で兵士長から報告を聞き、俺達は唖然としてしまう。
「仮面の聖女ですが、マウロ王子と親しいようです」
「……なんだと?」
マウロ王子はニールド国の第三王子で、会ったことはない。
どうしてマウロの名前が出たのかわからないでいると、兵士長の話が続く。
「治療院にマウロ王子がいて本人から聞きました。そして仮面の聖女ですが、どれだけ好条件を出されてもランアス国へ行くつもりはないようです」
「どういうことだ!?」
国王が叫び、俺も困惑するしかない。
仮面を着けた怪しい平民と、マウロ王子が親しくしている?
何が起きているのかわからないでいると、宰相が話す。
「……私達と同じように、マウロ王子も仮面の聖女の力を求めたのかもしれません」
宰相の発言は推測だが、俺達も自国のために仮面の聖女を雇おうとしている。
王都の治療院で働いているのだから、ニールド国の王家が知っていて当然だ。
王子と親しくなることができたのだから、他国に行く必要はないだろう。
ランアス国に行きたくないと断言した理由もわかるが、今は仮面の聖女に協力させる以外に解決方法がなかった。
ニールド国へ向かわせた使者の兵士長が城に戻って来たが、仮面の聖女の姿はない。
この時点で嫌な予感がして、玉座のある部屋には兵士長と俺の他に国王と宰相がいた。
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「仮面の聖女ですが、マウロ王子と親しいようです」
「……なんだと?」
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