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第29話
部屋でマウロと話し合い、ルドノスは何もできないと考えている。
説得も拒み、捕らえようとした兵士達を私が一瞬で倒したからだ。
ルドノスが婚約すると言い出した辺り、追い詰められているのは間違いない。
今後ランアス国がどうなっても構わないから、様子を見た方がよさそうだ。
そんな私とは違い、マウロは思案して呟く。
「……ルドノスは、ミレナと婚約するつもりでいたな」
「そうですね。そこまで危機的状況なのでしょう」
「似たことを提案するか悩んでいた。私と婚約すればルドノスは諦めるしかなさそうだが、ミレナは王子と婚約したくないだろう」
どうやらルドノスの発言を思い出し、以前マウロ王子は私との婚約を提案しようとして止めたことを話してくれる。
私がルドノス王子に崖から突き飛ばされたから、マウロは婚約できないと思っていたようだ。
話を聞き、私は本心をマウロに伝える。
「マウロ様が婚約者なら嬉しいですが、仮面を着けた人が王子の婚約者は無理でしょう」
「えっ? そ、そうか……仮面を着ける理由がなければ、私と婚約しても構わないのか?」
当然のことを言うマウロに、私は頷いて言う。
「拒む理由がありません。婚約できない理由は、私の仮面だけです」
「なるほど……今はまだ、様子見の方がよさそうだ」
なにかを決意したマウロだけど、今はルドノス達が行動を起こすか気になっているらしい。
私も同意見で、今はルドノス達を警戒することにしよう。
説得も拒み、捕らえようとした兵士達を私が一瞬で倒したからだ。
ルドノスが婚約すると言い出した辺り、追い詰められているのは間違いない。
今後ランアス国がどうなっても構わないから、様子を見た方がよさそうだ。
そんな私とは違い、マウロは思案して呟く。
「……ルドノスは、ミレナと婚約するつもりでいたな」
「そうですね。そこまで危機的状況なのでしょう」
「似たことを提案するか悩んでいた。私と婚約すればルドノスは諦めるしかなさそうだが、ミレナは王子と婚約したくないだろう」
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