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第34話
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ランアス国は仮面の聖女をキサラということにして、本物のキサラをミレナと公表したようだ。
説得もできず兵士達を使っても捕らえることができなかったから、今度は私がルドノスの婚約者と思わせるため行動している。
国王から報告を聞き、私は呆れながら言う。
「無茶苦茶ですけど……仮面を外せば同じ見た目なので、信じる人がいそうです」
「そこはランアス国としても予想外だろう。仮面の聖女の正体を知るための行動が、お互い想定外の出来事となっている」
ランアス国としては、私の正体を明かして否定させたいのでしょう。
どんな好条件を出してもランアス国に行くことを拒んだから、正体を把握して懐柔しようと目論んだのかもしれない。
どうするか考える前に、私は気になっていたことを尋ねる。
「キサラは――今はミレナということにしているキサラは、今どうなっているのでしょうか?」
ミレナとして扱われることを、キサラが納得するとは思えない。
反対していないのか気になり尋ねると、国王が話す。
「今は意識を失っているらしい……エリザの時と同じだな」
「ルドノスならキサラを消してもおかしくありませんでしたが、意識を失うだけで済ませたのですか」
「伯爵家と敵対したくなかったのかもしれないな」
マウロの発言を聞き、私は納得する。
キサラを溺愛している家族は、ルドノスが私を崖から突き飛ばしたことも把握している。
行方不明にすれば同じ目に合わせたと考えそうだから、意識不明にしたと推測できた。
「それなら私が会いに行き、キサラには目覚めてもらいましょう」
「私も同行させて欲しい。ニールド国の王子が傍にいれば、強引な手段はとらないはずだ」
国王の報告を聞き、私とマウロ王子はランアス国に向かうことにする。
そこでルドノス王子と再会し、私は正体を明かすつもりだ。
説得もできず兵士達を使っても捕らえることができなかったから、今度は私がルドノスの婚約者と思わせるため行動している。
国王から報告を聞き、私は呆れながら言う。
「無茶苦茶ですけど……仮面を外せば同じ見た目なので、信じる人がいそうです」
「そこはランアス国としても予想外だろう。仮面の聖女の正体を知るための行動が、お互い想定外の出来事となっている」
ランアス国としては、私の正体を明かして否定させたいのでしょう。
どんな好条件を出してもランアス国に行くことを拒んだから、正体を把握して懐柔しようと目論んだのかもしれない。
どうするか考える前に、私は気になっていたことを尋ねる。
「キサラは――今はミレナということにしているキサラは、今どうなっているのでしょうか?」
ミレナとして扱われることを、キサラが納得するとは思えない。
反対していないのか気になり尋ねると、国王が話す。
「今は意識を失っているらしい……エリザの時と同じだな」
「ルドノスならキサラを消してもおかしくありませんでしたが、意識を失うだけで済ませたのですか」
「伯爵家と敵対したくなかったのかもしれないな」
マウロの発言を聞き、私は納得する。
キサラを溺愛している家族は、ルドノスが私を崖から突き飛ばしたことも把握している。
行方不明にすれば同じ目に合わせたと考えそうだから、意識不明にしたと推測できた。
「それなら私が会いに行き、キサラには目覚めてもらいましょう」
「私も同行させて欲しい。ニールド国の王子が傍にいれば、強引な手段はとらないはずだ」
国王の報告を聞き、私とマウロ王子はランアス国に向かうことにする。
そこでルドノス王子と再会し、私は正体を明かすつもりだ。
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